VERY9月号「ケータリングやさんがつくる『冷めても美味しい、おもてなし』vol.3」に掲載された「幸也飯」さん。ケータリングで人気をの「おむすび」や「おいなりさん」を、おもてなしバージョンにアレンジ!
⬛︎いくら&十六穀米むすび
雑穀米といくらの鮮やかオレンジの、コントラストがクリエイティブ!赤い縁取りのラディッシュを土台皿にすれば彩りもプラスされ、いくらをトッピングしやすくなる役目も。
<材料>4人分
いくら醤油漬け…30g ラディッシュ…適量 塩…適量
【A】白米…1合 玄米…1合 十五穀米…大さじ2 黒米…大さじ1 もち麦…大さじ1
お水…400ml
※十六穀米2合分の材料です。余りは冷凍保存しておくと便利。
<作り方>
❶【A】を炊飯器に入れ1時間浸してから炊飯器で炊く。
❷ラディッシュは薄くスライスする。
❸炊き上がった十六穀米をボウルに移し余熱をとり、塩を適量まぶし混ぜる。
❹約20cm四方に切ったラップに一握り分の十六穀米をのせ、ボール状に丸める。
❺ラップから外したおむすびの上にスライスしたラディッシュを2枚のせ、その上にいくらを飾る。
<POINT>
ラップに一握り分のご飯を入れてギュッと握れば、手も汚れずにボール状のおむすびが簡単にできる。
⬛︎ドライカレー&サフランライスむすび
インパクトのあるイエローカラーのサフランライスは、おもてなし皿をオシャレに盛り上げてくれる。エスニック風味のごはんに、ドライカレーのトッピングがベストマッチ♪
<材料>4人分
牛豚合挽き肉…100g 玉ねぎ…1/2個 カレースパイス…大さじ1 塩胡椒…適量 サラダ油…適量 トッピング用の糸唐辛子…適量
【A】
白米…2合 サフラン…2g 鶏ガラ出汁顆粒…大さじ1 お水…380ml
※サフランライス2合分の材料。余りは冷凍保存しておくと便利。
<作り方>
❶【A】を炊飯器に入れ炊く。
❷玉ねぎをみじん切りにする。フライパンにサラダ油を入れて弱火でじっくり炒め、飴色になったら挽肉を入れてさらに炒める。肉の色が変わったら、カレースパイス、塩胡椒を足して味を調える。
❸約20cm四方に切ったラップに一握りのサフランライスをのせ、ボール状に丸める。
❹ライスボールの上にドライカレーをたっぷりのせ、糸唐辛子をトッピングする。
⬛︎黒納豆としらすのおいなりさん
黒く艶やかな「黒豆納豆」と「しらす」とのモノトーンのコントラストをトッピングした、モダンなおいなりさん。わさびの緑がワンアクセント!
<材料>4人分
おいなりさん用お揚げ(市販のもので良い)…4枚 温かいご飯…160g 黒豆納豆…40g しらす…40g 炒り胡麻…適量 ごま油…小さじ1 わさび…お好みの量
<作り方>
❶温かいご飯にお揚げのつけ汁を少しずつかけて味付けご飯を作る。ご飯がべしゃべしゃにならないように、少しずつ調整しながらかけるのがコツ。味が物足りなければお好みで酢と塩(材料外)を足す。
❷味付けご飯に炒りごま、ごま油を混ぜてから、一握り分を手に取り、軽くまるめてからお揚げに詰める。四隅までご飯がいきわたるように仕上げる。
❸スプーンで黒豆納豆としらすをハーフ&ハーフに飾り付け、わさびを添える。
●料理研究家 寺井幸也
寿司職人だった祖父の影響で、幼少期から〝美味しいもの〟がそばにあった。上京後、有名レストランでサービスの経験を積み「食がその人の1日を素敵にする」ことを実感。毎週休日に友人に振る舞っていた料理が評判を呼び、3 年前「幸也飯」を立ち上げる。コンセプトは「幸せを届ける」こと。
HP:yukiyamesi.com
Instagram:@yukiya.terai
撮影/在本彌生 取材/藤井そのこ