第2回の講義は、前回に続き講師を務めるクリス-ウェブ 佳子さんと竹村はま子さんによる「ゆるトラ」の魅力と定義の解説からスタート。「トラッドにVERY流の解釈を加えたゆるトラは、女っぽさを加えたり、カジュアルに崩したり…きちんとするだけじゃない、さまざまなトラッドの魅力を表現したもの。母や妻、社会人などいろんな面を持つVERY世代だからこその楽しみ方です」(はま子さん)。第2回は、そんなゆるトラを一枚で完成させるアウターと、その着まわしを学ぶレッスン。「前回の講義で一番のお気に入りだった鮮やかなピンクのダッフルコート。合わせたのは上質なTシャツにカシミヤスウェットパンツという大人のワンマイルファッションでしたが、それをラグジュアリーに仕上げてくれたのがピンクのダッフルでした。コート1枚でファッションって変わっちゃう。だからここは絶対妥協して欲しくないんです!」とウェブさんも熱弁。
さて、この冬VERYが推すマストバイアウターがキルティングコートの「エリス」(a)、Pコートの「チズウィック」 (b)、Aラインコートの「デルヴィン」 (c)、ダウンコートの「ニューバリー」(d)の4枚。「トラディショナルウェザーウェアのアウターはどれも1枚羽織るだけでゆるトラが完成する優秀なものばかり。甘口&辛口、どんなスタイルにでもマッチするから幅広く着回せるのが魅力です」と太鼓判を押すはま子さんが、実際の着回し例もレクチャーしました。さらにウェブさんは会場のリクエストに応え、4大アウターを1枚ずつ羽織って披露。「上質でシンプルなアウターだからこそ、柄×柄や、ニット帽やストールといった今年らしいテクニックが映えるんです。私は163cmと背がそこまで高くないので、ニット帽にメガネ、ストールと目線を上に持ってくるアイテムを盛りまくっています(笑)」とセルフコーディネートの際の小物活用術も紹介してくれました。
後半は甘口派、辛口派それぞれの受講者にアウターをプラスしてゆるトラを完成させる実践編や、恒例の集合記念撮影、そして前回も大好評だったスペシャルプライスでのお買い物タイムが。講師の2人が受講者のワードローブに沿ったアイテムを提案してくれたり、ストールの巻き方をレクチャーしたりと、今回もプライベート感たっぷりの贅沢なレッスンでした。
撮影 / 渡辺謙太郎(MOUSTACHE) モデル / クリス‐ウェブ 佳子 スタイリング / 竹村はまこ
ヘアメーク / 陶山恵実(MARIS) デザイン / 瀬尾侑平 取材 / 関城玲子(MeeT VERY)