昨今、小学生の約8割がリビング学習(積水ハウス・2023年調査による)だそう。家事や在宅ワークをしながら子どもの学習を見守れるメリットもあるけれど、集中力が続かない?散らかってインテリアが台無し?など心配ごとも。そんな悩みを工夫で解決した先輩ママたちのアイデアと、専門家の意見を伺いました!
集中力とすっきりオシャレ、みんなどうしてる?
親子の気分が上がる
リビング学習空間
【お悩み①】
リビング学習は気が散る
姉妹で小学生。多様に使える
ダイニングテーブルをもう1台購入
(高萩理奈さん/VERYライター・新小6、新小2の女の子ママ)
広い作業台がひとつあれば、宿題だけでなく工作もお絵描きも2人で存分にできると考え、あえてのダイニングテーブルを選択。収納はIKEAのワゴン。
簡易衝立できょうだい2人の
集中力が劇的アップ
(小川理蓉さん/VERYライター・新小4、新小2、4歳の男の子ママ)
歳が近い男子2人、すぐに揉めたりふざけたり。KING JIMのパーテーション導入でお互いが見えなくなり、静かに宿題ができるように!
音も軽減されるのでオンラインレッスンなどにも効果的
by 河﨑さん
時計とタイマーがセットになった
「時っ感タイマー」で時間感覚を視覚化
(西原 章/本企画ライター・新小4の女の子ママ)
左側のタイマーは残り時間を赤く可視化。1年生ぐらいでもわかりやすく、集中力に繫がりました!
「足がブラブラしない」
「ぐるぐる回転しない」
椅子が子どもにはマスト!
(伊藤真紀さん/新小2の女の子ママ)
普通の椅子は足がブラブラして気が散る原因に。家にあったIKEAのステップ付き踏み台を椅子代わりにすると姿勢が安定。
集中する子どもを背中から見守れるデスク配置も◎
by 河﨑さん
【お悩み②】
リビングテーブルは暗い
インテリアにもなる
コードレスライトを手元に
(デラクナー友理さん/新小5、新小1の女の子ママ)
リビングの雰囲気を壊さないデザイン性の&Traditionのポータブルランプ。これ一つでどこでも勉強スペースに。
1,000円台のクリップ
ライトを複数購入
(中台麻理恵/本企画担当編集・新小6、新小2の男の子ママ)
テーブル真上の照明のせいで勉強中は手元が暗くなってしまっていましたが小回りが利くクリップライトで解決。
記憶力、集中力向上に明るさを足すのは効果的です
by 河﨑さん
【お悩み③】
自室がないので整理整頓が難
合板でDIYした
キャスター付きワゴンを
ダイニング脇に


(翁長詩乃さん/新中1、新小4の男の子ママ)
2人分のプリント類が収まりリビングの邪魔にならないサイズ感、かつインテリアに馴染むワゴンを自作。自室より集中できるのか、6年生までリビング学習継続中です。
「これからやる宿題」「やり終えた宿題」を
ラックや棚で仕分け


(西原 章/本企画ライター・新小4の女の子ママ)
(須田泰子さん 新小4、新小2の女の子ママ)
公文のプリントを持ち帰ったら、二つ重ねたDAISOのアクリル引き出しケースの上に収納。やり終えたら下に(西原)。
今日やるプリントやドリルは手前に置き、子どもの目に付きやすいように(須田)。
IKEAワゴンに
入る分だけ持つルールで
増えすぎ抑制


(西原 章/本企画ライター・新小4の女の子ママ)
勉強関連からシール帳まで、ここに入る分だけと決めています。ワゴンだけは娘の好きにデコっていいルールで「自分で管理する場所」の意識を。
自分でカスタムし愛着を持つことで自立に繫がります
by 河﨑さん
持ち運び可能な
差し込み式ラックで
直感的に整理
(明賀琴絵さん/新小3、3歳の男の子ママ)
背面がマグネット式で壁に付けられるラック。学習する時にダイニングテーブルに持ってきて、終わればリビングの棚の定位置へ。整理しやすく省スペース。
HAYのボックスが細かい
整頓にオシャレで便利
(伊藤真紀さん/新小2の女の子ママ)
工作グッズなど気が散るものはここに入れて頭上の棚へ、勉強時には目に入らない工夫を。棚に入れても中身がうっすら見えるのも便利。
ペン立てはあえて
「いいもの」でインテリアに
(二階堂あやさん/新小5の女の子ママ)
IFUJIのオーバルボックスをペン立てとして使用。ダイニングに置いても部屋の雰囲気を壊しません。娘も自然と「いいもの」を丁寧に扱うように。
大人のペンは混在させず、子どもに「自分のもの」意識を
by 河﨑さん
学習道具一式を
壁面収納の中に。
リビングすっきりが持続
(二階堂あやさん/新小5の女の子ママ)
宿題を終えたら学習グッズを壁面収納にしまって、普段は見せず生活感を軽減。学校関連の書類も無印良品のボックスで一元管理。
クランプ式の書見台で
机の上すっきり
(須田泰子さん/新小4、新小2の女の子ママ)
テキストにノートに筆箱に、と机の上が散らかりがちなので、書見台を導入しテキストをここに。視線が高くなり姿勢も改善。
高照度のランプも設置され、集中力UPの好環境!
by 河﨑さん
じゅうぶんな明るさと体に合った
椅子があれば、場所はノマドでOK
子どもの学習環境を作る際にまず意識して欲しいのは、明るさ。暗いと集中力や理解力に影響し、学習効果が半減してしまうのでもったいない。リビング学習では、しっかり照度のある移動式ライトがあるといいですね。もう一つは、子どもの体に合った椅子を用意すること。もしダイニングテーブルでの宿題が日常なら、食事より学習側に合わせた椅子を選んで。足がブラブラせず姿勢良く座れるものだと、集中力、視力全てに好影響です。小学生の学習は「算数はここでやろう」「本読みはベッドルームで」など、ノマドスタイルでいいんです。お子さんがどんな学習環境を求めているか、対話しながら寄り添うことも大切です。もしリビングに学習コーナーをつくるのであれば、壁や部屋の角を活用してゆるく仕切りを設けることで、「自分だけのおこもり空間」が生まれます。親の気配を感じながらも視界に入らないため、落ち着いて集中できる環境になりますよ。
教えてくれたのは

積水ハウス株式会社 フェロー
河﨑由美子さん
住まいと暮らしの専門家。執行役員、住生活研究所長を経て現職。一級建築士。住めば住むほど幸せ住まい、子どものための住まい環境、ペット、収納、食空間、家事のユニバーサルデザインなど日々の生活に密着した分野の研究開発を担当。キッズデザイン協議会 副会長。
取材・文/西原 章 編集/中台麻理恵
*VERY2026年4月号「親子の気分が上がる『リビング学習空間』」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のもので、変更になっている場合や商品の販売が終了している場合ございます。









