子育てを通して、今まで以上にお金の大事さを実感するようになったけど、お金の使い方や貯め方なんて学校では教えてくれなかったし、みんなはどうしているの……? そんなママたちの悩みにこたえるべく、元外資系金融会社勤務、現在は企業の取締役をされているVERYモデル・申真衣(しんまい)さんに、毎月読者から寄せられたお金に関する質問に答えてもらうコラム連載。今回は、今までの連載の中から「子育てとお金」にフォーカスした記事をピックアップしてご紹介します。
【質問❶】
子どもに、お金の仕組みや使い方をどう教えていますか?
子どもの「お金がほしい」を
ネガティブに受け止めないで
「子どもだってお金に興味があるし、お金をほしがるのは当たり前。物欲だってあるから、あれもほしい、これもほしいと言い出すかも。「お金がほしい」と言われると身構えてしまうママもいると思いますが、それをネガティブに受け止めないであげてもらいたいです」。
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【質問❷】
習い事や中学受験の費用など、教育費にどれくらいかけるべきか悩みます。
教育費の軸は2つ
「はやりに流されない」
「先に予算を決める」
「大事なのは、はやりに流されないことだと思います。最近、海外の大学に進学したという話をSNSなどでよく見かけます。「これからは海外大」という雑誌の特集も増えました。でも、学費や滞在費などで何千万円もかけたって、ビザがない状態でアメリカで就職するのは簡単ではありません。そう思うと、一般家庭にとってはあまり現実的な話ではない気がします。まだ子どもが小さいうちはなかなかイメージしづらいかもしれませんが、気になったことはどんどんネットで調べて、予算がいくらあれば実現しそうなのか、というのを考えてみるのをおすすめします」。
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【質問❸】
年長のわが子は、お年玉をもらってもありがたみがピンときていない様子。お金の価値や仕組みについて教えたほうがいいのでしょうか?
欲しいもの、やりたいことをイメージさせる「親子の対話」
「6歳の長女とは将来の仕事についてもよく話をします。ここ2年くらいはずっと「スムージー屋さんになりたい」そう。スムージーが大好きなんです。「大人になったら始めたい」と言うので、「中学生になったら始めてもいいんじゃない? 学校に行っている間は他の人にお店番を頼むこともできるよ」なんてアドバイスしてみたりします。値段は一杯いくらにするか、何時からお店を開けるかなど盛り上がりました。これなら教えられている感覚がないので、子どもも楽しみながら学べる気がします」。
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