6月29日開催した0・1歳赤ちゃんママ向けオンラインイベント「VERY児童館」では、普段なかなか聞く機会のない「赤ちゃんの歯のケア」について、歯科医師の松本麗先生に教えていただきました。その中でも歯みがきをイヤイヤされて、歯みがきの時間が大変!というママたちのお悩みに対して、嫌がられずに歯みがきをするコツについてうかがいました。
■VERY児童館とは…
コロナ禍などで出産されたママたちと繋がりたい!応援したい!とスタートした「VERY児童館」。おうち時間が長くなっている新米ママのみなさんの、ちょっとした息抜きや気分転換になれるようなオンラインでの集いを月に1回開催しています。
教えていただくのは歯科医師・松本麗先生
茨城県つくば市の歯科医院に勤務、6歳男の子のママ。Dr.mommy ママはおうちの歯医者さん、0歳からのむし歯予防サークル主宰。オンラインにて0歳からできるむし歯予防のお話や歯育ての講座を開催。
歯みがきを嫌がられずにするコツ1
赤ちゃんの向きは対面か横向きの抱っこ
赤ちゃんの仕上げみがきをするときに、赤ちゃんの向きはどうしていますか?
多くの人は、赤ちゃんの頭をひざの上に乗せ、上からのぞき込むような体勢で仕上げみがきをしていると思います。でも、その向きは赤ちゃんは慣れないので、怖いと感じることがあるそう!「赤ちゃんがいつも見慣れているママは、おむつ替えや抱っこをする時の正面や、授乳をする時の横向き。それを突然上からのぞかれていると、見慣れているママとは違うので、赤ちゃんは怖がってしまいます。ですので、歯みがきに慣れるまでの最初の頃の仕上げみがきは、対面や授乳をするような体勢だとスムーズに歯みがきをさせてくれることがありますよ」。
歯みがきを嫌がられずにするコツ2
ママの表情は笑顔で!
きちんとみがかなきゃと、つい真剣な表情で仕上げみがきをしていませんか?
「しっかり歯みがきをしないと!と思って真剣な表情で口をのぞき込んでいるママたちが多いです。頭をおさえられて真剣な表情のママが近づいてくると赤ちゃんは怖いと感じてしまうことも。いつもの優しいママの表情で、話しかけたり、歌を歌いながら歯みがきをすると嫌がられないですよ」。
これにはVERY児童館副館長の東原亜希ちゃんも「わかる!逃がさないようについ真剣になっちゃって、私もこわい顔でみがいてた気がする!」と。参加者さんからも「むし歯くんの歌を歌いながらみがくと機嫌よくいてくれます」とのアイディアを教えていただきました!
歯みがきを嫌がられずにするコツ3
歯みがきのタイミングはいつでもOK!
「いつ歯みがきをしたらいいですか?」の先生の答えは0・1歳のうちは機嫌がいい時にいつでもOK!「まずは歯みがきに慣れることが大事なので、機嫌がいい時を狙って。慣れてきたら、夕食後や寝る前に。理想は離乳食を食べた後ごとにですが、優先順位で言うと、夕食後や寝る前にするのがいいです」。
歯みがきを嫌がられずにするコツ4
美味しいフッ素やMIペーストを使ってみよう!
「歯の質を良くするフッ素やMIペーストはバナナ味やイチゴ、チョコ味などもあり、この味がきっかけで歯みがきが好きになる赤ちゃんも多いんです。自分でぶくぶくができるようになるまで(2〜3歳くらい)は、歯みがき粉は使わず、水みがきで十分なので、仕上げにフッ素やMIペーストを使用すると、味が美味しいので、歯みがきが楽しいものになり、さらに歯も丈夫になるのでおすすめです」。
むし歯は予防がとても大切です。歯みがきタイムが親子の大切なコミュニケーションのひと時になるよう、お歌や絵本を通してぜひ楽しく工夫してやってみてください♪
歯ブラシやフッ素など、具体的なおすすめアイテムはVERY児童館のインスタアカウントで紹介していきます!