毎週、親子の楽しい遊びをご紹介しているVERYweb「こども遊び研究所」。今週は井出武尊さんが赤ちゃんの成長に役立つ簡単な遊びをご紹介します。
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段ボールを使って歩くを応援!
赤ちゃんはある日突然、歩き始めるわけではありません。立てるようになると始めは壁やテーブルなどちょうど良い高さのものにつかまりながら「つたい歩き」をします。そのうちに手を離し、次第に歩けるようになります。
このつたい歩きから歩き始めの時期に手押し車などがあると、よちよち歩きの補助具として最適なのですが、ないならないで段ボール箱で代用ができます。
段ボールで手押し車を作るのではなく、そのままの箱型で使います。だからとっても楽ちん。ホチキス留めされている物などは使用しないでください。
段ボール箱は子どもの胸から腰の高さくらいのものがちょうど良いです。高さの低いもの、奥行きや幅の狭いものなどは安定感がないので避けましょう。
無理に使わせようとする必要はありません。つかまり立ちの時に手を着く場所に使ったり、つたい歩きの補助として使うだけです。置いておくだけでOK!
つたい歩きとは異なり、段ボールは押せば動きます。なので赤ちゃんは前を向いて進むことができます。つたい歩きだと横歩きになるので、進行方向を向いて進めるというのは楽しいですね。
フローリングの材質によっては床が擦れて傷になる恐れがあるので、気になる場合はカーペットやラグ、フロアマットの上で遊ぶといいかもしれません。
段ボールが軽すぎる場合には中に雑誌などを数冊入れてもいいと思います。つかまり立ちを始めたばかりの頃ならばむしろ重くして動かないようにします。
通販をたくさん利用するご家庭ならば、段ボール箱は日常的なものだと思います。この遊具は長く大切に使うというよりは、一度遊んでから処分するという気楽な感覚で良いところも魅力的です。
日々の生活に遊びをちょっとプラスして楽しく成長を見守りましょう!
遊んでみた様子は、ぜひ#takeruide #VERYこども遊び研究所 のハッシュタグをつけてInstagramにアップしてくださいね!
\教えてくれたのは/
◉井出武尊さん Takeru IDE
2004年東京藝術大学先端芸術表現科卒業。子どもと遊びの企業にて多数のプロジェクトに携わり、15年以上にわたって子どもの遊具や遊び場のデザインを手がける。幼少期における表現活動の重要性を感じており、遊びのプログラムの開発、ノウハウの提供、情報発信などに幅広く従事。子どもの表現教育のためのミュージアム設立が目標。2021年1月現在、5歳の娘と毎日遊ぶ様子がSNSを通じてママたちの関心を集めている。Instagram:@takeru_ide