子供と過ごす楽しい遊びの時間。せっかくなら、楽しいだけでなく知育的要素もあったらいいな、というのが多くのママの本音かも。得意なことを伸ばしたり、新しい「好き」を発見したり、将来はお勉強にも役立つような、幼児向けの楽しいボードゲームを集めました。今回は、体を使って楽しめるゲームをご紹介します。
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体を使って表現上手に!
手先の器用な子は知能も高い!?
遊びながら手先を動かして脳を刺激
メイク&ブレイク ジュニア
5歳頃~2~5人
お題のカード通りに積み木を組み立てるスピードゲーム。みんなでスピードを競いながら頭と手を動かして、より早く、正確に組み立てるのが楽しい。お題のカードは難易度別に2種類あるので、プレーヤーに年齢差がある場合はカードを使い分けたり、年長者は利き手と反対の手だけを使うなどのハンデをつけて楽しんで。8歳から対象の「メイク&ブレイク ライト」は、積み木の色も指定されているので難易度も楽しさもさらにUP。¥3,630(ラベンスバーガー/カワダ)
手先を素早く動かしながら、記憶力、観察力、図形認識力をフル稼働しよう!
豊かな表情と言語を育みたい!
楽しみながらお口周りの筋肉も
鍛えましょう
フーッとケーキ
4歳頃~1~4人
ケーキのろうそくをフーッと吹き消す動作で遊ぶドイツ発のかわいくて愉快なゲーム。手は使わずに息の強弱だけでコルク球を動かし、狙ったケーキの穴に入れていきます。ルールは単純ながらコルク球を思い通りに操るのは難しく、子供も大人も一緒に盛り上がれること間違いなし。息を吹きかける動作は小さな子供の言語機能の発達を期待でき、マスク生活で動かす機会が減った大人の表情筋への刺激にも繋がります。¥2,200(ハバ/すごろくや)
イメージ通りに体で表現して
体を動かすのが好きな子に!
かわいい
マトリョーシカ
5歳頃~2~6人
カラフルなマトリョーシカが描かれたロシア発のゲーム。カードで示された3色と同じ配色の服を着たマトリョーシカカードを、場のカードの中から探し出し、さらに、そのマトリョーシカと同じポーズを最初に真似できた人が勝ち。色を認識して、ポーズを覚え、自分自身のポーズに変換するという3ステップが必要です。体を使って表現することでコミュニケーション能力も育めそう。¥1,540(シンプルルールズ/すごろくや)
色彩認識力、観察力、身体能力をたっぷり発揮しよう!
ボードゲームは小さな社会。みんなで楽しみながら〝子供の考える力〟を育みます
すごろくや 代表取締役
丸田康司さん
ボードゲームの魅力は、そこにいるみんなで「小さな社会を作る」ということ。特定の審判は存在せず、みんなでルールを読み解いてゲームを進めます。そこには、ルールの存在を知り守ることや、協調性、やり抜くこと、勝ったり負けたりする嬉しさ悔しさの感情、自分で考えるなど、実に様々な体験があります。幼少期のこの体験は今後の人生の土台となり、いずれ向き合うことになる勉強や受験にも必ずプラスとして繋がります。とはいえ、一番大切なのは、心からみんなと楽しむこと。今回おすすめしたボードゲームは、どれも知的要素もありながら子供も大人も一緒に楽しめるものです。まずは、子供も巻き込みながら家族みんなでルールを理解し、思い切り楽しんでください。
撮影/清藤直樹 取材・文/魚住 綾 編集/永吉徳子
*VERY2021年7月号「親の下心アリ、でも親子で楽しいボードゲーム」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。