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今こそ見直そう【乳幼児ママのための防災セット】の作り方

地震、豪雨といつ起きてもおかしくない大災害に備え、家族を安心させられる避難グッズを見直してみませんか? コロナ禍の今改めて見直すことで、新たな気づきもありそうです。市販の災害キットは充実しているものも多いですが、我が家では足りない・いらないものがあったり、小さな子どもには合わないものも。今回は、乳幼児ママが備としてチェックしておきたいこと、先輩ママ・経験者に聞いた「本当に役立ったアイテム」をご紹介します。

 

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家族の避難グッズ選びは
「ママが2週間入院する」をイメージして

小さな子どもがいる家庭では、まわりに気を遣う避難所より、自宅避難を選ぶ方も多いのが現状です(※津波や土砂災害の危険がある場合、避難を最優先に!)。ライフラインが止まっても、数日間は自宅で生活できるよう、準備ができたら安心です。とはいえ、何から手を付けてよいかわからないという方は、「もしママが急に2週間入院することになったら、家族のために何をどのくらい用意しておくか」を考えてみてください。パパでも簡単に調理できるレトルト食品をストックしたり、オムツや日用品は少し多めに買い置きするなど、具体的にイメージできます。車のガソリンや電動自転車、携帯の充電は半分を切ったら補充! 日頃からできるちょっとの積み重ねが、実はしっかり防災準備に繫がります。

 

まずは自分の家族の
「そのとき」の状況を知っておく

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子どもの年齢ひとつとっても必要なものはまったく違います。避難所に行くのが難しいと判断した場合は自宅避難を想定して。持病やアレルギー対策は優先順位を高くしましょう。

「非常用ママバッグ」を常に用意しておく

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乳幼児ママなら誰もが持っているママバッグが避難時にも活躍。常にオムツや着替えの補充をしておくだけでも、いざというときの助けに。「これを持って避難する!」という視点で中身を充実させておくとよいでしょう。

2・3歳児に必要なのは「いつもの、あれ」

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食べ慣れない非常食やクラッカーより、「いつもの、あれ」のほうが子どもにとっては一番の安心材料。日常使いしながら、子どもが好きなものを普段より気持ち多めにストックするだけでも、立派な防災準備と言えます。

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経験者・実践者に聞いた「これが役に立ちました」

半田景子さん(39歳)「4歳の息子と傘をさしての避難は難しい。風も通しにくいレインポンチョなら暖もとれて、レジャーシートにも。いつも子どものリュックサックに入れています」レインポンチョ¥3,000(OCEAN&GROUND/NEBULA)
斎藤久恵さん(37歳)「一人用の寝袋が2つセットになっていて、チャックで接続すると、ダブルサイズの大きな寝袋に。不安で寒い夜には、子どもと添い寝もできるのが心強い」寝袋¥9,720(コールマン/コールマン カスタマーセンター)
白石 萌さん(29歳)「アウトドアグッズは非常時にも活躍します。トイレなどで家族別行動になる瞬間も、取り外し可能なパネルで十分な明かりを確保。USBポート付き」ランタン¥10,800(コールマン/コールマン カスタマーセンター)
岡田花奈さん(36歳)「お湯につかるだけでこすり洗いも必要ない入浴剤。タオルで体を拭くだけでもすっきり。濃度を変えればマウスウォッシュにもなる優れもの」ベルメ 700g¥2,800(毎日が発見ショッピング/「毎日が発見」受付センター)
VERYモデル・牧野紗弥さん「薄くて軽いのに保温性が高く、速乾性が抜群のフリースは災害時には必ず着せて逃げたい。すぐに汗をかく子どもも、これなら快適に過ごせます。寒い日にはダウンの下に」フリース¥8,800(ザ・ノース・フェイス キッズ)
栗田京子さん(36歳)「小荷物化&軽量化したい避難グッズは、何役にもなるものを厳選。全身洗えて香りも良い石鹸は洗濯も」右・石鹸¥2,984(サボナミドルイーストキャメルソープ)左・ニベア クリーム50g¥237(編集部調べ)(ニベア花王)
高橋しょうこさん(47歳)「大判の撥水加工風呂敷は、集団避難生活でも授乳の目隠しにしたり、急な雨をしのいだり、配布されるおにぎりやパンを運ぶバッグにしたりと万能でした」10ℓの水も運べる超撥水加工風呂敷96㎝¥3,900(ながれ/朝倉染布)
半田景子さん(39歳)「いつお風呂に入れるかわからない状況が続くことも。正直、臭いも気になります。香り高いボディローションは、心底持っていてよかったと感じたアイテムでした」ボディローション50㎖¥1,667(SABON/SABON Japan)
八隅幸子さん(39歳)「子どもにとっては、仮設トイレに並ぶのも大変なこと。車や家に数個置いておくだけでママの気持ちも楽に。広げるだけで簡単に使えて、30秒で固まる凝固剤入り」携帯トイレ トロン¥600(Smart Start/ティーレックス)
岡村芙美子さん(38歳)「災害時、野菜不足で便秘になる人が多かったと聞いて始めました。子どもは非常時だけ出しても飲んでくれないし、味に慣れておくのも大切なので、日頃から習慣化しています」HAPPY AOJIRU 40包入¥4,280(Mother)
駒ヶ嶺郁子さん(40歳)「パンやクッキーが食べられなかったので、災害時にも安心して食べられるものを多めに備蓄しています。ホロホロと口溶けもよく、大人が食べても美味しい、5年保存可能なライスクッキー」 各¥250(編集部調べ)(尾西食品)

撮影/清藤直樹 取材・原文/渡邉里衛 イラスト/アベナオミ 編集/井上智明

*VERY2019年3月号「3.11で学んだこと、生かせていますか? 「避難グッズ」の正解はあなたの中にある」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。

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