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スパウトってなに?おすすめの「スパウトマグ」や使い方を紹介!

生後5,6ヶ月にお粥から離乳食をスタートして、順を追って“食べる”練習をしていく赤ちゃん。離乳食が進んでくると、おっぱいやミルク以外の飲み物も用意するようになります。でも最初からコップやストローで上手に飲むことはできないため、“飲む”ことも練習が必要です。そんな、哺乳瓶やおっぱいからの移行期に便利なのが「スパウト」。スパウトとは一体どんなものなのでしょうか? 概要とおすすめアイテムもご紹介します。

OXO スパウト

スパウトとは?

スパウト

 

スパウトは、赤ちゃん用マグの飲み口の種類です。幅の広い乳首のような形をしているのが特徴で、吸い口には小さな穴が空いており、傾けると自然に飲み物が出てきます。ストローマグと同じく、スパウトをつけたマグのことをスパウトマグと呼びます。

哺乳瓶・おっぱい→スパウトマグ→ストローマグ→コップ、と移行していくのがスムーズ。

スパウトマグは、赤ちゃんの“持ちたい!”という意欲を促し、5,6ヶ月の小さな手でも掴みやすく、吸いやすいようデザインされています。

それまでずっと慣れ親しんだおっぱいや哺乳瓶から卒業するファーストステップとして、他のマグよりも赤ちゃんに優しいアイテムといえそう。

とはいえ乳首ほど柔らかいわけではなく、形や色も違います。最初はスパウトでもむせてしまったりとお手伝いと練習が必要ですが、スパウトを上手に使えるようになれば、次のストローマグも比較的スムーズといわれます。

今はスパウトとストローのお得なセットもよく販売されているので、チェックしてみて!

スパウトはいつから使える?

離乳食を開始する5,6ヶ月を推奨するスパウトマグが多いですが、中には4ヶ月ごろから使えるものも。5,6ヶ月ごろだと離乳食でスプーンなど乳首以外のものを口に入れるようになる頃なので、なじみのないスパウトも受け入れやすいかもしれません。

また、哺乳瓶の乳首、スパウト、ストローなどを最初から飲めるかは赤ちゃんによって個人差が大きく、成長するに従って突然受け入れてくれるようになったりも。

目安の時期を過ぎたら、焦らずにトライしてみて。

 

ストローマグとは何が違うの?

ストローマグはその名の通りストローがついたマグ。唇で食べ物をはさめるようになり、しっかり吸えるようになる8ヶ月ごろから一般的には使います。吸わないと飲み物が出てこないので、最初から上手に使える子はまれです。

スパウトマグは、傾けて飲むのが特徴で吸う力はいりません。5ヶ月くらいではまだ口をすぼめるのが難しいので、傾けると自然に飲み物が出てくるスパウトが使いやすいのです。

ストローよりも柔らかい素材なので赤ちゃんが受け入れやすいといわれ、無理なくストローへ慣らしていくことができます。

OXOスパウト スパウトとストローマグの違い

OXOのスパウトは、唇で挟むと穴が開いて液体が出てきます。

スパウトにはどんな種類がある?

 

母乳・ミルクはもちろん、夏場の水分補給に白湯や薄めた麦茶などを飲ませるために使っても。哺乳瓶拒否の子が母乳・ミルクを飲むために使う場合もあります。

 

スパウトの練習方法は?

スパウト 練習

 

最初は嫌がって泣いたり、噛んで遊んだりしてしまうかもしれません。使い初めはうまく飲めなくて当たり前なので、悩まず焦らず、気楽に進めましょう。スパウトを上手に使うための方法をご紹介します。

 

①中身はミルクや母乳でスタート

スパウトは、ミルクや母乳以外の飲み物をとれるようになるためのファーストステップですが、いきなりスパウトも中身も初めてだと赤ちゃんが戸惑ってしまうかも。

初めてスパウトを使うときは、親しんでいるミルクや母乳を入れてみましょう。

 

②ごく少量から&飲み口にちょっとミルクをつける

最初はうまく持ったり口に運ぶことができないので、中身を入れすぎると水浸しになってしまうことが。10ml程度を入れてトライしてみましょう。飲み口に少しミルクや母乳をつけると、これは飲むものと認識できるかもしれません。また、練習のため少量の果汁を入れてみた!というママも。

 

③手を添えてサポート、笑顔で褒める

持ち手がついていても、使い始めの頃は上手に持ったり傾けたりはできません。持ち手を持たせてあげる・傾けてあげるなど動作をサポート。そしてうまく口に入ったら笑顔で褒めて、赤ちゃんを安心させてあげましょう。

 

 

反応が鈍いときや遊んでなかなか口に入れないときは、ママが使うふりをしてみるのもおすすめです。また、喉が渇いてそうなとき、機嫌よく遊んでいるときも挑戦しやすいタイミング。

とはいえ、スムーズにいくか、なかなか受け入れてくれないかは個人差がとても大きいもの。うまくいかなくても、いつかはできるようになると気楽に構えて焦らずに!

スパウト 練習 スタイ

水浸し予防に、受け皿があるお食事エプロンをすると便利です!

 

スパウトはどうやって選ぶ?

OXO スパウト スパウトの選び方

 

スパウトは哺乳瓶やおっぱいから卒業する最初のステップ。赤ちゃんに親しんでもらえれば、次のマグやコップなどにもスムーズに移行できるはず。そのためにも、使いやすいデザインのものを選びたいですね。チェックすべきポイントをご紹介します!

 

①持ち手はにぎりやすそうか

持ち手がついているものなら、赤ちゃんも両手でしっかり握ることができます。また持ち手が輪っかになっているものは、マグホルダーを付けやすいのでママにとっても便利かもしれません。

 

②飲み口の柔らかさや形状は?

おっぱいや哺乳瓶からの次のステップなので、できれば同じように柔らかいものなら戸惑わずに使うことができるでしょう。移行しやすいよう、お気に入りの哺乳瓶やおしゃぶりとブランドを揃えたというママの声も。

 

③お手入れしやすい?

細かなパーツは洗いやすいか、食洗機にかけたい人は対応しているか、煮沸消毒・レンジ消毒できるかなどチェック。細かな部分も、泡スプレー洗剤があると洗いやすいですよ。

おすすめスパウト5選

OXO

OXO ソフトスパウトカップ

逆さにしてもこぼれない!

唇ではさむとスリットが開き、初めてでもスムーズに飲める設計。飲み口には逆流を防ぐ弁つきで清潔に保てます。また漏れにくくカチッと閉まるキャップがついて、持ち運びにも安心。カップのみ電子レンジOK、漂白剤・食洗機使用OK。生後4ヶ月ごろから。容量150ml。グロウハンドル付ソフトスパウトカップ¥1,760

 

NUK

NUK スパウト PMCラウナーボトル

別売りのニップルにも付け替え可能

哺乳瓶でも有名なNUKのスパウト。哺乳瓶と同じような柔らかい飲み口で、おっぱい育ちの赤ちゃんも戸惑わずに移行できます。握りやすいハンドルで、自分で持って飲むことをサポート。上手に飲めなかったときは別売りのNUKのニップルに付け替え可能です。電子レンジ・煮沸消毒OK。生後6ヶ月ごろから。容量150ml。

 

リッチェル

リッチェル スパウト

カスタマイズできるのが嬉しい

2通りの飲み方でストローの練習ができるマグ。傾けて上向きに飲めるスパウトから、吸い上げる力を鍛えて徐々にストローへとステップアップしていけます。シンプルな形状でお手入れしやすく、煮沸・薬液・電子レンジでの消毒や食洗機もOK。生後5ヶ月ごろから。容量200ml。トライ ストローレッスンマグ¥1,540

 

teteo

Teteo スパウト マグスパウトバルーン

2種類の吸い口でスムーズにストローへ

飲み方の発達に合わせて、幅広のステージ1と細めのステージ2の2種類のスパウトがついて、無理なくストローへのトレーニングができます。傾けて飲む設計。キャップは差し込み式で、漏れにくいのも嬉しいポイント。煮沸・電子レンジ・薬液による消毒・除菌OK。

生後7ヶ月ごろから。容量300ml。マグスパウト バルーン Neo¥1,430

 

ピジョン

使いやすさと洗いやすさを両立

はじめてでも飲みやすい「じぶんで飲む」を練習するマグ。クロスカットで口に入る量を赤ちゃんが調節しやすく、上手に口に運べる斜めのハンドルを採用。パーツが少なく、洗浄や組み立ても楽です。飲み口は母乳実感乳首(Mサイズ以上)やストロー、コップパーツに付け替え可能。煮沸・電子レンジ・薬液による消毒・除菌OK。生後5ヶ月ごろから。容量260ml。マグマグコロン スパウト¥1,430

 

「スパウトは使わずにいきなりストローだった」というママもいますが、哺乳瓶やストローマグと口を付け替えるだけのスパウトもあります。哺乳瓶拒否の場合に活用してみるのも手ですね。スパウトを使うことで、ストローやコップ飲みを楽にマスターできたらラッキー!くらいの気持ちで、気軽に挑戦してみてはいかがでしょうか?

 

取材・文/有馬美穂

よくある質問

  • スパウトっていつ使うの?

    離乳食が始まる頃、おっぱいやミルク以外の飲み物を飲むときに哺乳瓶からステップアップして使うのがスパウトです。小さな手でも掴みやすく、吸いやすいように作られています。

  • ストローマグとはどこが違うの?

    スパウトと形状は似ていますが、ストローがついているのがストローマグ。赤ちゃんにとっては、ストローも最初は難しいものなので、ストローより先にトライするのがスパウトです。

  • スパウトの練習はどうやって進めればいい?

    中身はまずはミルクなど、普段飲んでいるもので練習を。持つ時もサポートして、いっぱい褒めてあげて、スパウトの練習を赤ちゃんが楽しめるようにしましょう。

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