赤ちゃんの吐き戻し対策に使い始め、離乳食やその後の食事の時の食べこぼし対策としてまで意外と長いお付き合いのベビーグッズがスタイ。赤ちゃんの成長によって使う素材やサイズなども異なってくるので、その時々に合わせて変えていくことが大切です。最近では、赤ちゃんのお出かけコーデの一部を彩るデザインのものまで幅広く登場しているので、ベビー服を選ぶ感覚で探している人も多いようです。
そもそもスタイって?
スタイとは?ビブとの違いは?
スタイとは、いわゆる「よだれかけ」のこと。もとは商品名でしたが、この商品がよく売れて名前が一般に普及し、現在では他社のよだれかけもスタイと呼ぶようになっているそう。
なお、よだれかけの別名として、「ビブ」という呼び方もありますが、この、ビブ(bib)が、よだれかけという意味の英単語です。
スタイはなぜ必要?
スタイの主な役割は、よだれや食べこぼしで服が汚れないようにすること。スタイを取り替えれば服を着替えなくていいので、ママにとって手軽に清潔さを保てる便利なアイテムです。また、最近はいろいろなデザインのスタイがあり、オシャレのアクセントとしての役割も果たしているようです。
スタイはいつからいつまで使うの?
生まれてすぐから数カ月の間はミルクの吐き戻し対策として使い、よだれが増え始める4カ月頃からはよだれ受けとしてスタイが大活躍。よだれが多い赤ちゃんの場合は1日何回もスタイを付け替えるケースも多くあります。そこから、よだれが落ち着いてくる2歳頃まではスタイを使用する赤ちゃんが多い模様。
ちなみに、よだれが落ち着く原因としては、離乳して固形物を食べることで口周りの筋肉が発達することと言われています。ただ、よだれの量は個人差が大きいので、2歳を過ぎても使っている子どもも。また、おやつやお茶、ごはんの食べこぼし対策に常につけさせているというママの声もあります。
スタイの選び方
・新生児~離乳食まではコットン素材の洗えるものを
新生児から離乳欲が始まる5、6カ月頃までは、吐き戻しやよだれであっという間にびしょびしょになり1日に何回も付け替えることもあるので、洗えて丈夫なコットン素材のものが◎。また、新生児の頃は肌に優しいガーゼ素材がオススメです。よだれが増えてくる4、5カ月からは布の面積が大きくタオル地やワッフル素材のような、水分をたっぷり吸収してくれるものが安心。
・離乳食が始まったらビニールやシリコンの防水スタイが便利
離乳食が始まったら、普通のスタイとは別に食事用スタイが必要に。ビニールやシリコンの防水素材で裾がポケット状になるものは、こぼれたもので床やいすなどを汚すのを防いでくれます。お出かけにも使えるポケッタブルタイプを選ぶとより便利です。
・赤ちゃんの成長に伴って変わる首のサイズに合わせる
赤ちゃんの成長とともに首回りのサイズも大きく変化するので、スタイのサイズも更新が必要。紐タイプやボタンで調整できるものなら長く使えます。また、スタイ自体の大きさもさまざまで、新生児でちょうどいいサイズ感のものはあっという間に小さくなるので、少し大きめのものを選んだり、大きめサイズを準備しておくといいでしょう。
・よく動くようになったら付け替えが楽なスナップボタンやボタン、マジックテープタイプ
紐タイプは長さや首回りを調整しやすいですが、赤ちゃんがよく動きじっとしていられなくなると結ぶのも一苦労。その頃になると、付け外しが楽なスナップボタンやマジックテープタイプのものにするといいでしょう。スナップボタンなら赤ちゃんが引っ張っても比較的取れにくいというメリットがあります。マジックテープは寝ているときに外すとその音で起きてしまうこともあるので注意が必要です。
・お出かけ用にはバンダナ型やサークル型ならコーディネート感も
最近では、バンダナ型やサークル型など、服のポイントになるようなデザインのスタイも豊富。肌着やTシャツにスパッツなどの家着にスタイをするだけでお出かけ仕様になります。色や柄物を選んで、スタイが主役のコーディネートを楽しむのもオススメです。
あわせて読みたい!
オススメのスタイブランド9選
テネリータ(TENERITA)
衿付きデザインなので、着けるだけでよそゆきのオシャレが完成します。テネリータらしい上質なオーガニックコットンのやわらかなワッフル生地に、花柄生地のパイピングがポイント。上品で可愛らしい一枚です。ワッフル衿付きスタイ¥3,080※税込
アニエスベーアンファン(agnès b. ENFANT)
アニエスベーのベビーラインはシンプルながらキャチーなデザインで人気。ハートモチーフ&ブランドネームに、同色のパイピングで程よいアクセントが効いたスタイは1枚で存在感がありポイントになります。ハートスタイ¥2,860※税込(三越伊勢丹オンラインストア)
デンマーク生まれの子ども向け肌着ブランドjohaのスタイは、洗練された形とポイントになるカラフルなタグで無地でもオシャレ!値段も1枚1000円とお手頃なので色違いで持っておきたくなります。
ミナ ペルホネン(minä perhonen)
刺繍やオリジナルのファブリックが、上品で優しい世界観を持つミナ ペルホネン。ボタンとちょうちょの刺繍でできた「顔」は、可愛らしいけど大人っぽい。さらに厚手のコットンなので冬服との相性も抜群です。
こどもビームス
付け襟感覚の最低限サイズだから服のロゴやイラストを隠してしまったりする心配なし!カーキやブラウンなど、ママたちが大好きなあいまいカラーが揃っているのもうれしい。
テソロ ベビー(tesorobaby)
インスタグラマー金子麻貴さんが手がけるベビーブランドtesoro baby(テソロベビー)のスタイは、張りのあるコットンにグレーのロゴが大人っぽく、オシャレ読者さんたちの被りアイテム。裏はタオル地で機能性も整っています。【左】オーガニックコットンパイピングスタイ¥3,510【右】オーガニックコットンピコスタイ¥3,310※税込
マールマール(MARLMARL)
ブランドの象徴であるまあるいスタイは、可愛いだけでなく360度どの角度でもよだれをキャッチし、汚れてもくるっと回せば、何度も取り替える必要がないという嬉しい機能。名入れもできるのでプレゼントにぴったりです。【右】スタイ¥2,800【左】スタイ¥2,800
プチバトー(PETIT BATEAU)
うさぎモチーフ柄2枚と星柄1枚のセット。白とグレーの淡い色合いでどんな服にも合わせられます。第二の肌とも呼ばれるやわらかな手触りの1×1リブ編み素材で新生児から安心してつけられるのも◎。スタイ3枚セット¥5,000
オクソートット(OXO Tot)
キッチン用品で有名なオクソーのベビーライン“オクソートット”の食事用スタイは、離乳食がスタートした赤ちゃんに大活躍。柔らかいシリコン製のポケットが食べこぼしをしっかりキャッチします。お出かけのときにはくるっと丸めればコンパクトに。ロールアップビブ¥1,800
まとめ
子どもが生まれると感じるのはスタイは何枚あっても困らないもアイテムだということ。生まれてすぐから2歳くらいまでは使うものなので、新生児用のミニサイズよりも大きめを買っておくのがおすすめです。オシャレなデザインを選べばファッションアイテムとしても一役買ってくれるので、お気に入りの一枚を探してみたり、出産祝いにリクエストしてみてはいかがでしょうか。
取材・文/井上さや
※掲載の内容はすべて2021年1月25日時点のものです
※掲載の金額は税抜価格で表記しています。
公開日:2021.1.25
よくある質問
-
スタイとよだれかけ、ビブの違いは?
どれも同じものです。英語ではビブ(bib)が正解。スタイはある商品名でしたが、それが人気となり一般的になりました。
-
スタイはいつからいつまで使うの?
新生児から2歳ごろまで使いますが、食べこぼし対策としてその後も使う人も多いようです。
-
スタイの選び方って?
新生児から離乳食までは穿き戻しやよだれ受けとしてコットン素材の洗えるものが便利。離乳食が始まったらビニールやシリコン素材の防水タイプがオススメです。
-
オシャレなものを選ぶには?
バンダナ型やサークル型など、服のポイントになるものを選ぶといいでしょう。