ネイビー(紺色)は、どんなコーデにも合わせやすい万能カラーですが、白合わせやオールネイビーなどコーディネートがワンパターンになりがちなのも事実。そこで今回はネイビーに合う色とその着こなしのポイントを徹底解説。送迎服としてだけでなく、おしゃれ度の高いネイビーコーデを実現するためのヒントに役立てて。
- ネイビーに合う色、合わない色
- ネイビーをおしゃれに着こなすポイント
- ネイビー×白の鉄板コーデ!爽やかで品のあるスタイリング
- ネイビー×黒で作る、モードな通勤&送迎スタイル
- ネイビー×水色・淡色デニムで作る爽やかな季節感
- ネイビー×ネイビーの統一感が生む、洗練された大人コーデ
- ネイビー×ベージュのカジュアルスタイルは差し色で可愛さをプラス
- ネイビー×グレーで作る知的な大人顔コーデ
- ネイビー×グリーンで魅せる、カジュアル上級テク
- ネイビー×パステルカラーで華やぐママの送迎コーデ
- ネイビー×ビタミンカラーで垢抜ける差し色術
- ネイビー×茶色、おしゃれ上級者が実践する配色術
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VERY世代のワードローブに欠かせない!
ネイビーで作る毎日のおしゃれスタイル
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ネイビーに合う色、合わない色
ベーシックカラーは相性◎
寒色系も爽やかな印象に
ネイビーはベーシックカラーのなかでも扱いやすく、白・黒・グレー・ベージュといったほかの定番色との相性は抜群です。白との組み合わせは爽やかさを、黒との組み合わせはモード感を演出できるなど、合わせによって印象が大きく変わるのも魅力。また、ネイビーのワントーンコーデや、水色などの寒色系と合わせると清涼感あふれる上品なスタイリングに。
ネイビー×茶色は難易度高め
組み合わせのコツを押さえてスタイリッシュに
茶色はネイビーと組み合わせるときにぼんやりとした印象になりがちな要注意カラー。明るめのキャメルとネイビーを合わせたり、ゴールドのアクセサリーでアクセントを加えたりと、コントラストをはっきりさせることや小物使いの工夫でスタイリッシュな印象にもできるので、茶色を合わせる際は意識してみましょう。
ネイビーをおしゃれに着こなすポイント
撮影/三宮幹史〈TRIVAL〉*送迎ママの季節またぎに【ベロアTシャツ】が有効!上品な光沢でキレイ見え◎ より
イエベ、ブルベそれぞれに合うネイビーをチョイス
イエローベース(イエベ)の人は、少し黄味がかったネイビーのほうが肌になじみやすい傾向があります。またイエロー寄りのブラウスと組み合わせたり、パールやゴールドをポイントとして取り入れることでまとまり感UP!ブルーベース(ブルベ)の人は、純粋なネイビーや少し赤味がかったネイビーが映えます。自分のパーソナルカラーに合ったネイビーを選ぶことで、より洗練された印象に。
アクセサリーやバッグなど小物の差し色で洒落感UP
シンプルで上品なネイビーコーデも、アクセサリーやバッグで差し色を加えることで一気におしゃれ度がアップします。シルバーのアクセサリーは特にネイビーと相性が良く、上品な華やかさを演出。また、ビビッドなイエローやレッドなどの小物使いで、遊び心のあるコーデにすることも可能です。
メイクは清潔感を重視して
撮影/榊原裕一 *じゅわっと『ツヤ肌ベース&リップ』で今どき顔!プロの仕込みアイテム7選 より
ネイビーの服を着るときは、アイメイクをしっかりめにすると凛とした雰囲気に。リップは主張の強いものよりもベージュ系の柔らかい色味のほうが、服との調和が取れて洗練された印象になります。
ネイビー×白の鉄板コーデ!爽やかで品のあるスタイリング
白のワイドパンツで大人スタイリッシュに
撮影/杉本大希
大きめ衿の甘めなネイビーノースリブラウスには、大人な白のワイドパンツを。足元はローファーで辛口クールに決めて。定番スタイルになりがちなネイビー×白の組み合わせも、シルエットや甘辛ミックスな組み合わせでスタイリッシュに仕上がります。
上品ツイードジャケットにあえての白T合わせでこなれ感を
撮影/谷田政史〈CaNN〉
上品スタイルの王道アイテムであるネイビーのツイードジャケットに、白Tシャツを合わせて脱マンネリ!Tシャツも白地のロゴTを選ぶことでコンサバになりすぎず、大人の遊び心に。
ネイビー×黒で作る、モードな通勤&送迎スタイル
濃紺アウター×黒のニュアンス差がワントーンののっぺり感を回避
撮影/金谷章平
黒に近い濃紺のアウターを黒コーデに合わせてモードな装いに。ダークトーンのスタイリングでも、微妙な色の違いがコーデに深みを生み出します。マットなゴールドボタンがアクセントに。
辛口フェイクレザー黒パンツは甘アイテムでバランス調整
撮影/金谷章平
ネイビーのハーフジップアウターをフェイクレザーの黒パンツと合わせた辛口コーデには、フリルやシアー素材などの甘め白シャツをチラ見せして、甘辛バランスを調整するのがポイント。
ネイビー×水色・淡色デニムで作る爽やかな季節感
ネイビーと水色のグラデーションで顔まわりが明るい好印象コーデに
撮影/水野美隆
ネイビーのハーフジップに水色のシャツを合わせ、下にはさらに白のタートルインナーをチョイス。統一感をもたせつつ明度の違いがコーディネートに深みを与える着こなしが完成します。顔色を明るく見せる水色とネイビーの落ち着きのある雰囲気が合わさって、カジュアルながら知的で清潔感のある印象に着地。
淡色デニム合わせでカッチリとカジュアルのコントラストを
撮影/谷田政史〈CaNN〉
きれいめなネイビーのツイードジャケットに淡色デニムを合わせ、コントラストを楽しむ抜け感のある大人カジュアルスタイルが完成。ゴールドのボタンやバッグのキャメルでコーデ全体に温かみをプラス。
ネイビー×ネイビーの統一感が生む、洗練された大人コーデ
素材や質感に変化をつけて立体感のあるワントーンコーデに
撮影/須江隆治〈See〉
ニットの柔らかさとスカートの上品な光沢感が、単調になりがちなワントーンコーデに奥行きを生み出しています。ネイビーは黒よりも柔らかな印象でワントーンでも重たい印象になりすぎないので、初心者でも挑戦しやすくてオススメ!
濃色Gジャンを上品に着こなしてネイビーとのまとまり感を演出
撮影/金谷章平
濃色Gジャンとネイビーのフレアスカートの組み合わせで、カジュアルながらきれいめで都会的な印象のコーデに。Gジャンのボタンを留めてパールのネックレスをアクセントにする着こなし方が、品のある休日スタイルへ昇華させます。
ネイビー×ベージュのカジュアルスタイルは差し色で可愛さをプラス
パキッとカラーを差し色にしてカジュアルななかにも可愛さUP
撮影/宮下昌生〈hannah management〉
ベージュのニットベストにネイビーのハーフパンツのカジュアル度高めなコーデには、イエローソックスやシルバートートでメリハリをプラス。彩度の高い差し色は、ほっこりコーデで終わらせない大人カジュアルテクとして使えます。
淡トーンコーデの差し色にネイビーが有効
撮影/佐藤航嗣〈UM〉
ハリ感のあるベージュアウターの下にネイビーのスウェットをチラ見せさせれば、淡いトーンのコーデにメリハリが。白アイテムも多めにプラスすることで、カジュアルすぎない清潔感のあるコーデが完成します。
ネイビー×グレーで作る知的な大人顔コーデ
中間グレーと青みネイビーでシックにまとめる
撮影/東 京祐
青みの強いネイビースカートには中間〜濃いめのグレーが合います。エレガントな印象のアイテムのワンツーコーデも、ゆったりニットでシルエットに表情をつけることで落ち着きすぎない洒落感が。バッグも同じ色味でまとめて。
黒でもオールネイビーでもない、グレー合わせがもたらすコーデの深み
撮影/金谷章平
ひとクセあるモードな濃紺ブラウスをダークグレーパンツが絶妙なバランスで引き立てます。ネイビーとグレーはともに落ち着いた色味ながら、合わせることでコーディネートに深みをもたらす好相性コンビ。メイクはリップにだけ彩りを持ってくるのがおすすめ。
ネイビー×グリーンで魅せる、カジュアル上級テク
オールネイビーにグリーンカーデで遊びゴコロを
撮影/木村 敦〈Ajoite〉
ネイビーとグリーンは実は相性のいい組み合わせ。落ち着いた雰囲気を保ちながら、コーデの雰囲気を変える“味変”が簡単にできます。春夏にネイビーが重めになりがちなときのお助けアイテムとしても重宝するはず。重くなりすぎないように足元は白やシルバーなどで抜け感を。
肌見せバランスや白小物でネイビー×グリーンの重さを回避
撮影/渡辺謙太郎
深めグリーンの持つ落ち着いた色味がネイビーとナチュラルに調和し、都会的なスタイリングに。胸元を深めのVネックで抜け感を出したり、白ソックスで足元に軽さを演出したりしてこなれ感と洒落度をUPして。
ネイビー×パステルカラーで華やぐママの送迎コーデ
パステルピンクはネイビーと相性◎!甘すぎないよう小物で調整を
撮影/須江隆治〈See〉
色としては相性バッチリなネイビーとパステルピンク。普段は身につけるのにちょっと勇気がいるパステルピンクのアイテムも、ネイビー合わせなら落ち着いたコーデに仕上げてくれます。足元はハンサムなローファーで甘すぎスタイルにならない工夫を。
パステルイエローのジャケットでまろやかな明るさを
撮影/魚地武大〈TENT〉
ネイビーのきれいめオールインワンをレモンのような淡いイエローで華やか公園コーデに。黄色と紺はコントラストが強めの色合わせですが、間にライトグレーのフーディをかませることでそれが和らぎ、コーデが違和感なくまとまります。バッグもネイビーで揃えるとちぐはぐ回避に。足元は白スニーカーで抜け感を。
ネイビー×ビタミンカラーで垢抜ける差し色術
強くなりがちなネイビー×赤は繋ぎ目に白を
撮影/須藤敬一
ネイビーと赤の組み合わせはパキッとしたイメージが強くなりがちなので、白シャツを間に差し込んで緩衝材にする解決策をとってみて。たちまちモードなコーディネートに仕上がります。こっくり深めのネイビーが合わせやすくてオススメ。
定番コーデにあえての黄緑プラスでワンランク上のおしゃれを
撮影/渡辺謙太郎
淡色Gジャンとネイビースカートだけでもコーデが完成するところに、明るいネオンカラーの黄緑をプラス。差し色がおしゃれに効いて、ほかと差がつくコーデに仕上がります。
ネイビー×茶色、おしゃれ上級者が実践する配色術
ブラウンのグラデーションでネイビーと馴染ませて
撮影/金谷章平
冒頭で「ネイビーと合わせるのが難しい色」として紹介した茶色ですが、濃淡のある茶系アイテムを組み合わせてグラデーションをつければ、ネイビーの上品さを引き立ててくれる存在に。キャメルのバッグが茶色の同系色ながら彩りをプラスしてくれ、コーデ全体をぐっと引き立ててくれます。
明るめキャメルと濃紺のコントラストでぼんやり回避
撮影/魚地武大〈TENT〉
ネイビーブルゾンとレギンスのモードなカジュアルスタイルに映えるキャメルのバッグは、定番の紺×白コーデに差し込むだけで遊びゴコロのあるスタイルを楽しめる名脇役です。
VERY世代のワードローブに欠かせない!
ネイビーで作る毎日のおしゃれスタイル
ネイビーは万能カラーとして知られていますが、合わせる色によってさまざまな印象を与えることができる楽しさも魅力。白との組み合わせで爽やかに、黒と合わせてモード感を、パステルカラーやビタミンカラーで季節感や華やかさを演出するなど、アレンジの幅は無限大です。ネイビーを色でおしゃれに効かせて、マンネリなネイビーコーデから抜け出しませんか?
取材・文/都築章子
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