比較的過ごしやすい【気温22度】は、朝晩の寒暖差や紫外線対策に羽織りが重宝する時季。悩みがちな服装選びに役立つ、最高・最低気温別の着こなしポイントをご紹介します。ママならではのシーン別コーデほか、シャツやカーデ、ブルゾンなど薄手の羽織りを活用した装いにも注目を。
【気温22度】時季と服装選びのポイントをチェック!
撮影/西原秀岳(TENT)*秋も「シルバーの靴」がトレンド入り!履きやすい“ローヒール”4選より
【最高気温22度】
温度差が激しいため薄手の羽織りで調整を
最高気温が22度になるのは、東京の場合は4月~5月中旬頃、10月下旬頃が目安。日中は過ごしやすいものの、朝晩は一気に冷え込むので、1日を通した寒暖差に注意が必要です。昼間は長袖1枚でも過ごせる気候ですが、朝晩の温度差に対応できるよう、シャツ、カーディガン、ジャケットなどサッと羽織れるアイテムを携帯しておくとよいでしょう。
【最低気温22度】
半袖やノースリーブの夏服でOK
最低気温が22度になるのは、東京の場合だと6月下旬~7月初旬、9月下旬頃が目安。最高気温が30度以上になることもあり、半袖やノースリーブなど夏の装いで過ごせます。湿度が高く蒸し暑い時季のため、通気性の良い素材を選ぶと快適性がアップ。冷房や紫外線対策に薄手の羽織りを用意しておくと安心して過ごせます。
【最高気温22度】にぴったりな大人コーデ4選
〈最高気温22度の日のアイテム選びのポイント〉
- ・日中のお出かけは長袖トップス1枚でもOK
- ・朝晩の冷え込み対策にカーディガンやジャケットなどの羽織りが必携
- ・春や秋の季節感を意識した色や素材がおすすめ
ロンT×スカートの黒コーデに
カラーバッグでメリハリをプラス
撮影/川﨑一貴〈Ajoite〉
晴れの日の日中にお出かけする場合は、長袖1枚の軽装でOK。甘派におすすめなレーススカートは、オールブラックに徹することで可愛くなりすぎず、洗練された印象に仕上がります。カーキバッグをアクセントとして投入し、黒の緊張感をほぐすのがカギ。
ツイードカーデなら仕事服や母コーデも
パッと華やかな印象に
撮影/須藤敬一
朝晩はグッと冷え込む可能性が高いため、夜まで出かける日は羽織りを味方につけるのが安心です。きれいめ薫るツイードカーデならいつもの装いが即華やぎ、上品なムードをプラス。ニット素材やコンパクトな丈感だと持ち運びに便利です。
ブルーシャツ×黒Tで
デニムのラフさを軽減
撮影/川﨑一貴〈Ajoite〉
子どもが通う小学校に服装の縛りがないなら、個人面談コーデはデニム×シャツの清潔感あるスタイルが気候にもマッチ。温度調整しやすいシャツはブルーを選ぶことで、爽やかかつ凛とした母ムードを備えてくれそう。黒Tをインして、キリリときれいめカジュアルに引き締めるのがおすすめです。
ベーシックなカーディガンは
シアー&シルバーで旬ムードたっぷりに
撮影/川﨑一貴〈Ajoite〉
コンサバになりがちなアンサンブルニットに新鮮味をもたらす、シアー素材のシルバーカーデ。フラワーモチーフ付きなら、ほんのり甘めムードを添える味変アイテムとして活躍します。持ち歩いてもシワになりにくく軽いため、温度差がある時季に重宝。好印象を狙いたい懇談会では、スカートとバッグを白でリンクさせ、爽やかにまとめると◎。
【最低気温22度】初夏や秋口に楽しみたい着こなし7選
〈最低気温22度の日のアイテム選びのポイント〉
- ・半袖やノースリーブなど夏の装いでOK
- ・冷房対策に薄手の羽織りがあると安心
- ・湿気が多いため通気性の良い素材やアイテムを選ぶのがおすすめ
シースルーパンツで
夏の黒コーデを軽快に
撮影/須藤敬一
梅雨明け間近でムシムシとした気候の7月上旬。シアー素材の軽やかなパンツで清涼感たっぷりに楽しめば、オールブラックでも重たい印象に見えません。冷房による冷え対策にカーデを肩掛けして、着こなしに抑揚をつけるのもテクニックのひとつ。
注目度大なレタリングTは
モノトーンベースにまとめてセンス良く
撮影/渡辺謙太郎
カジュアルに傾きすぎない白ベースのレタリングTなら、コンサバ派も気軽にチャレンジ可能。黒パンツとのワンツーコーデも手抜き感なく、感度の高い着こなしに決まります。赤サンダルでモノトーンに小粋なアクセントをひとさじプラス。
ブラウンのツイードセットアップで
シーズンムードを意識するのも手
撮影/アシザワシュウ〈S-14〉
残暑が残るなか秋ムードを備えたいなら、ブラウンのツイードセットアップで季節感を確保。着るだけで洒落見えが叶いながらきちんと感も備わるため、母行事も自信をもってのぞめます。黒小物やパールアクセで上品さを加えるのもお忘れなく。
ベロア素材のTシャツなら
ラフ見え回避&ほんのり秋めく
撮影/川﨑一貴〈Ajoite〉
夏から秋の端境期は、トレンドのベロアTシャツで季節感を先取りするのもGOOD。ほどよい光沢感が今っぽく、デニムとの着こなしを品よく格上げしてくれます。メガネやパールネックレスなど小物でアクセントをつけるのがセンスアップの秘訣。
黒ジレ×キャップで
白ワンピのほっこり見えを打破
撮影/東 京祐
見た目にも涼しく暑い日のお出かけにうってつけの白ワンピですが、ともするとぼやけて見えがちなので、MA-1ライクなジレで緩急をつけ、スタイルアップを狙うのがおすすめです。紫外線対策も今っぽさも両取りする黒キャップで、ほんのりモード&スポーティに寄せるのも手。
ゆるめなデニム×ビーサンは
レーストップスで甘寄せカジュアルに
撮影/東 京祐
雨の日は汚れてもサッと洗えるビーサンが役立ちます。デニムとの合わせがラフに偏らないよう、繊細な刺繍が施されたレーストップスでロマンティックさをプラス。力んでいないのに “オシャレしている感”が漂うカジュアル上手さんに仕上がります。
ゆるめシャツで
紫外線&冷房対策をばっちりと
撮影/川﨑一貴〈Ajoite〉
トレンドのサテンスカートはグレイッシュブルーを選び、知的な華やぎを楽しむのも◎。強い日差しや室内の冷房対策に薄手のシャツをざっくり羽織れば、オシャレも快適さも両取り。ファーバッグなのにサンダルという、季節感をMIXさせた小物使いが光ります。
最高気温22度のシーン別【秋コーデ】2選
@ドライブで紅葉狩り
コーチジャケットはゆるっと甘めに着こなして
撮影/佐藤航嗣〈UM〉
山間部へ紅葉狩りドライブに行くときは、現地での寒暖差に対応できる羽織りを持参するのが得策です。ストリート感漂うコーチジャケットは、スカート合わせの “ほんのり甘め” が今の気分。動きやすいスニーカーなら車内でも紅葉狩りでのウォーキングもストレスなく楽しめそう!
@運動会
短丈シャツ&トレンカで機動力もスタイルアップも両立
撮影/水野美隆
運動会では、汚れが気にならない黒&脚長効果が狙えるトレンカが重宝。ニット素材ならスポーティに偏らずきれいめな印象を薫らせることができます。シャツやタンクトップをベージュ系でグラデーションし、やわらかな奥行きを出して。
最高気温22度のシーン別【春コーデ】2選
@あしかがフラワーパークへ
シャツワンピ×スニーカーで軽快に
撮影/川﨑一貴〈Ajoite〉
4月下旬から5月上旬にかけて見頃の藤の花を眺めに、あしかがフラワーパークへお出かけ。ゆるめシャツワンピ×スニーカーなら広いパーク内も快適に、ゆっくりとお散歩できます。爽やかなブルーやホワイトでまとめて、春らしい清涼感を意識すると◎。
@親子遠足で大きな公園へ
ネイビーブルゾン&グリーンバッグでスウェットを行事仕様に更新
撮影/佐藤航嗣〈UM〉
動きやすさ重視の親子遠足とはいえ、どこかにきちんと感は添えたいところ。寒暖差に対応できるブルゾンはネイビーを選ぶことでスウェットのラフ見えを回避し、凛とした表情をプラスします。鮮やかなグリーンのショルダーバッグなら着こなしのアクセントになるうえに両手も空いて、一石二鳥。
『羽織り』を上手に活用して快適度をアップ!
寒暖差が激しい「最高気温22度」では気温差対策として、「最低気温22度」では冷房&紫外線対策として『薄手の羽織り』があると便利です。くるっと丸めて携帯できるやわらかいニットカーデやシャツなど、使い勝手のよいアイテムを選ぶのも快適性を高めるコツ。端境期のため、季節感を意識した素材や色を取り入れることでよりオシャレ気分が高まります。ラフになりすぎず、きれいめ薫る着こなしのヒントを参考にして、心地よい1日を過ごしましょう!
文/小林 愛
*掲載の情報は、過去誌面や過去記事を再編集したものです。掲載商品はすでに販売終了している場合があります。