学校でのわが子の普段の様子を見ることができる、授業参観や学校公開。清潔感ときちんと感は押さえつつ、おしゃれも楽しみたいですよね。年に何度かある行事なので、季節ごとのコーデも考えておきたいもの。基本的なマナーと、後半ではVERY的おすすめコーデを紹介します!
授業参観や学校公開の服装、失敗しないコーデとは?
いざわが子の参観へ!と張り切ってしまう気持ちもわかりますが、まずは失敗しないポイントを押さえておくと安心です。授業参観は一年の間に何度かあるものなので、初回は様子を見れば、徐々にその学校の雰囲気をつかめるはず。
“ちょうどいい”きちんと感を意識
撮影/有馬秀星〈MOUSTACHE〉、木村 敦〈Ajoite〉
入学式ほどかしこまる必要はないけれど、子どもの保護者として園や学校に行くのにふさわしい“ちょうどいい”きちんと感がカギ。ネイビーやベージュ、グレーなどのベーシックカラーでまとめたり、一枚でサマになるブラウスもオールシーズン使えておすすめ。
*【秋の授業参観コーデ6選】VERYスタッフはきちんと感と今っぽさを両立! より
学校ごとに特色あり!その学校の雰囲気のリサーチが難しければ無難に
どの程度のカジュアルまで良いか、ジャケットは必要なのか、学校ごとにカラーが異なるのも事実。初めての参観日なら上の子がいるママ友にリサーチしてみたり、同学年のママ友と事前に足並みを揃えるのも一案。それが難しい場合は初回はシンプルで無難なコーデにして様子を見て、二回目以降に自分らしさをプラスしていくのもアリです。
参観が教室以外のパターンも!授業内容に合わせて
参観日と言えば教室をまずイメージしますが、体育の授業参観では場所が校庭や体育館、プールだったり、図工で一緒に作品づくりに取り組んだりするケースも。野外で行う場合は日除けの帽子や、図工は絵の具などで汚れてしまうことも想定した服装選びなど、授業内容に合わせるのがいいでしょう。
授業参観コーデに選ばないほうがいいアイテム
特に決まりはないものの、参観日にあえて選ばなくてもいい、避けたほうがいい服装をご紹介します。
・派手すぎる
ママの個性も大切にしたいところではありますが、あくまでも参観日の主役は子ども。悪目立ちする派手な服装や、ブランド物を前面に出した服装は避けたほうがベターです。
・カジュアルすぎる
品のあるカジュアルはお手本にしたいところですが、激しいダメージデニムやワークアウトウエアなど「学校にわざわざ着ていかなくても…」と思われてしまうような服装は、学校外でママや子どもたちで遊ぶ機会にすると良いかもしれません。
・露出が多いトップスや、短かすぎるボトムス
教育の場である学校に、キャミソールやミニスカートなども不向きと言えます。先生や他の保護者が目のやり場に困る服装は避けましょう。
・床を引きずる可能性のあるロングスカートやパンツ
丈の長すぎるロングスカートやパンツは、裾を子どもが踏んでつまずいたりして怪我の元になる危険性が。教室や階段で引きずり汚れてしまうこともあるので、ヒールを脱いでスリッパになったときの丈感もチェックしておきましょう。
・大きなバッグ
教室の限られたスペースでは、バッグが大きすぎたり荷物が多すぎると、ほかの保護者の邪魔になってしまうことも。また1時間弱立ちっぱなしの参観で荷物が重いと自分も疲れてしまうので、仕事の合間に行くケースなどもあると思いますが、できる限り荷物はコンパクトにまとめたほうが良いです。
・ロングブーツなどかさばるシューズ
学校によっては保護者の靴は袋に入れて教室まで持ち歩くことも。ロングブーツなどかさばるシューズは避けたほうが良いでしょう。
・脱ぎ履きに時間がかかる靴
入口は混み合いがちで靴の履き替えのための長い列ができるもの。玄関ではほかの保護者の迷惑にならないよう、サッと脱ぎ履きできる靴のほうがスマートです。
上履きやスリッパもあわせてチェック
チームVERYのおすすめ授業参観コーデ
過去の掲載記事から、おしゃれのプロであるスタイリストさんやバイヤーさんが授業参観に着ていったコーデをリサーチしました!
小山田早織さん(スタイリスト)
撮影/有馬秀星〈MOUSTACHE〉、木村 敦〈Ajoite〉
JACKET:uncrave STANDARD
ALL-IN-ONE:uncrave STANDARD
BAG:VASIC
SHOES:FRAY I.D
「uncraveとのコラボ服であるオールインワンとジャケットで、きちんと感がありつつモード感も漂うスタイルに。ショルダーのキャメルで柔らかい雰囲気を作り、メガネやタイメックスの時計などで品よく締めます」
*おしゃれプロの『リアル行事コーデ』3選!仕事もOKな“セットアップ”が活躍 より
丸林広奈さん(スタイリスト)
撮影/有馬秀星〈MOUSTACHE〉、木村 敦〈Ajoite〉
JACKET:MARNO
ONE-PIECE:MARNO
BAG:DIOR
SHOES:Manolo Blahnik
「インターでは参観日の服装もリベラルであるため、いつもの自分の装いにジャケットを羽織るくらいがちょうどいいバランス。白ワンピにジャケットとDIORの小バッグで清潔感のあるコーデに」
*人気スタイリスト・丸林広奈さんの『行事オシャレ』3選!”甘さ”を足すのが自分流 より
大和美帆さん(VERY STOREバイヤー)
撮影/相澤琢磨
「甘ブラウスは自分の雰囲気にマッチしにくい…と敬遠しがちなママも、”変形ブラウス”として白パンツにインすれば辛口派も着やすいです。バッグとシューズはモード感のあるアイテムを合わせ、参観日も自分らしさを大切にしています」
*【七五三】【授業参観】に甘すぎない「黒ブラウス」が着回せる! より
Blouse:BLANC
Pants:ZARA
Bag:THE ROW
Shoes:GUCCI
季節別 おすすめ授業参観コーデ15選
春&秋
暑すぎず寒すぎず、比較的コーデを組みやすい春と秋。ですが、羽織りを持っていくか、長袖ブラウス1枚で行けるか、日によって気温も安定しないときのお手本コーデはこちら。
撮影/生田昌士〈hannah〉
清潔感のあるブルー×ホワイトのコーデは、ぱっと明るい印象に。シャツをウエストインすることで、スリッパに履き替えてからもバランスが取りやすくスタイルアップ効果も。
*【VERY表紙モデル・東原亜希×申真衣 初対談】「2人で表紙と聞いて正直ホッとした」 より
撮影/有馬秀星〈MOUSTACHE〉、木村 敦〈Ajoite〉
「いわゆるネイビー服の日もちょっとした華やかさは欲しいので、盛り袖トップスが活躍しています。小物は黒でおとなしめに」(ライター・島田有香さん)
*【学校説明会コーデ】の正解って?ママライターの“リアルネイビー服”を拝見!より
撮影/公文一成
「ダークグレーのワイドパンツは、後ろがウエストゴムで、オフィスから授業参観に向かうなど、タフな1日にもぴったり。 顔まわりを明るく見せてくれるスタンドカラーシャツは1枚でも着映えます」(ライター・与名本夏愛)
*【ユニクロ】リッチ見え確約『白トップス』おすすめアイテム7選!より
撮影/有馬秀星〈MOUSTACHE〉、木村 敦〈Ajoite〉
「きちんと感と今っぽさを両立してくれるツイードジレが主役。服装のルールが緩めなので、参観日は細身のスウェットパンツを選び、コーデに外しを」(編集・羽城麻子)
*【秋の授業参観コーデ6選】VERYスタッフはきちんと感と今っぽさを両立! より
撮影/イ・ガンヒョン、沼尾翔平
アクティブかつ清潔感のあるモノトーンコーデは野外での参観にもぴったり。ジレにメッシュのロンTを合わせ、素材感の違いでモノトーンにも奥行きをプラス。
*【オシャレママの足元SNAP】スニーカーには「ジレ」で『きれい』を足すのがコツ より
夏
露出は控え、涼しげに見える服装を目指したい夏。半袖ブラウスやワンピースにカーディガン合わせなど、教室内の空調による気温変化にも対応できる服装がおすすめです。
撮影/金谷章平
涼しげなフレンチスリーブに、小さめ襟がきちんと感を担保。夏は接触冷感や吸水速乾など機能性のある素材に頼ってみて。
*【学校説明会・習い事etc.】涼しげセットアップが夏のきちんと見えに活躍! より
撮影/魚地武大〈TENT〉
キレイめと涼しげを両立したワンピスタイル。カーディガンとパンプスをブラックで揃えればきちんと感が増します。グレーワンピならスニーカー合わせなどで普段使いもしやすいのがポイント。
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撮影/魚地武大〈TENT〉
裾にかけてプリーツ幅が調整されたサマーニットワンピは、足捌きも良く涼しく着られる一着。短丈やコンパクトなカーディガンで合わせるとバランスが良いです。
*GU、ユニクロ、PLSTで!“学校説明会コーデ”5選 より
撮影/有馬秀星〈MOUSTACHE〉、木村 敦〈Ajoite〉
「スーツほど気負わなくていい日には、気温に合わせたネイビーコーデで。上下で異素材を合わせることで表情が加わります」(ライター・北山えいみさん)
*【学校説明会コーデ】の正解って?ママライターの“リアルネイビー服”を拝見!より
撮影/有馬秀星〈MOUSTACHE〉、木村 敦〈Ajoite〉
「子どもが主役の日はパンツスタイルで。素材をクラスアップすることで特別感を確保します。足元はクッション性の高いメリージェーンで」(ライター・川原江里菜さん)
*VERYスタッフの【七五三コーデ3選】ハレの日仕様のパンツスタイルが人気!より
冬
アウターやタイツとの合わせなど、悩みの多い冬。学校の廊下や玄関などは寒いことが多いので、防寒もしっかりしたいところ。ニットや裏起毛のパンツなど、あったか素材に頼って着膨れ対策するのが手です。
撮影/金谷章平
襟付きにペプラムのニットは、正統派でクラシックな印象。学校にふさわしいきちんと感がありながら、おしゃれ心も満たしてくれます。
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撮影/有馬秀星〈MOUSTACHE〉、木村 敦〈Ajoite〉
「グレーの柔らかさとスタイリッシュさが最近のブーム。グラデーションにして、母スタイルをクラスアップ!グレーコーデを引き締める黒シューズには、カットワークデザインで母らしい柔らかさを」(ライター・木村幼奈さん)
*【秋の授業参観コーデ6選】VERYスタッフはきちんと感と今っぽさを両立! より
撮影/公文一成
「裏起毛で暖かく、穿き心地の柔らかいワイドパンツは、マラソン大会やサッカー大会など、冬の外での参観用にぴったり。ニットカーディガンからスタンドカラーシャツを覗かせ、同色でも素材感に違いを持たせて」(ライター・与名本夏愛)
*ネイビー服、ブラウス…【ユニクロ】新コラボは母コーデに!より
撮影/前 千菜美
普段使いしやすい白のニットカーディガンも、ブラックのシフォンプリーツスカートを合わせて母行事仕様に。顔周りを明るくする冬の白を、メガネで引き締めます。
*【ユニクロ】リッチ見え確約『白トップス』おすすめアイテム7選!より
撮影/倉本侑磨〈Pygmy Company〉
ハンサム派のママにおすすめのオールインワン。重たくなりがちな全身ダークカラーも、Vネックが首元をスッキリ見せてくれます。
*【七五三】に着映えワンピ&オールインワンが活躍!一枚できちんと見え◎より
ポイントを押さえたら参観日おしゃれももっと楽しく!
学校が教育の場であることや、日頃子どもがお世話になっている先生への気持ちを忘れずに、清潔感とTPOさえ押さえれば、参観日コーデの正解は徐々にわかるもの。季節感を取り入れながら、今だけの“参観日おしゃれ”をぜひ楽しんでください。
取材・文/与名本夏愛
※本記事は過去掲載記事を元に再編成したものです。名前や肩書きは掲載時のものです。掲載商品はすでに販売終了している場合がございます。