ファッションのプロであり、子育てを楽しむママでもある、カジュアル達人としてVERY誌面でも注目されている小島令子さん。豊富な知識×ロジカルな割り切りというフィルターにかけられたアイテムを紐解けば、カジュアル上手への道が開けるはず。今回は春に着たい偏愛・ボーダートップスについてご紹介します。
こちらの記事も読まれています
ファッションディレクター
小島令子さんのカジュアル塾
ボーダーは
白シャツ感覚で着る
「いつ誰が見ても古くなく、清潔感と好感度がある。私にとってまさに白シャツのようなエッセンシャルかつ欠かせないアイテムが、ボーダートップスです。セントジェームスを中心に色違い、サイズ違いで集めていたり、ディレクションするブランドでクロップド丈を作ったりとデザインのバリエーションは広めですが、ネックラインはボートネック一択! ボーダーの柄を損なわず首元をすっきりキレイに見せてくれる、ボーダートップスの起源ともいえるディテールで、ベーシック好きの私にとっては譲れないセレクト基準です。派手なボトムスと合わせればモードにもなりますし、汚れを気にせず洗い物や料理が楽しめるから、友人を家に招くおもてなしのシーンのユニフォーム的存在としても愛用しています」
ボーダーはヴィンテージ(右から4番目)以外すべてセントジェームス。胸元が白いパネルデザインで爽やかに着られるNAVALはモノトーンとコバルトブルーともビッグサイズ(右端と左端)。フルボーダー柄のMORLAIXはジャストサイズとビッグサイズを使い分け(右から3番目と5番目)。家事がしやすい七分袖のMORLAIX3/4はホームパーティでの登場頻度高め(右から2番目)〈すべて小島さん私物〉。
REIKO’s Coordinate
カジュアルにもモードにも。
適材適所のボーダーの使い分け
TOPS:k3&co.
DENIM PANTS:k3&co.
SHOES:DRIES VAN NOTEN
SUNGLASSES:OLIVER PEOPLES
TOPS:Vintage
DENIM PANTS:Vintage
BRACELET(Leather):HERMÈS
BRACELET(Others):Kenneth Jay Lane
モードなメタリックデニムには、潔い短丈のトップスで今っぽく。ダメージデニムには、洗いざらした風合いのボーダーでトーンを合わせてこなれ感を。と、スタイルによってベストが違うから、何枚あっても困らない!
◉この記事の講師は
小島令子/REIKO KOJIMA
モードかつリアルなカジュアルスタイルが素敵とVERY誌面に登場するなり注目の的に。ヴィンテージショップでのバイヤー経験を生かし、2022SSよりセレクトショップk3のオリジナルブランドk3&co.のディレクターに就任。2児の母、身長156㎝。
撮影/魚地武大〈TENT〉 取材/遠藤彩乃 編集/藤田摩吏子
*VERY2023年5月号「ファッションディレクター 小島令子さんのカジュアル塾」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。