使用頻度の高い〝スタメン〟が集まるジュエリートレイ。ジュエリー使いに定評があるオシャレさんたちはどんなラインナップをのせているの?そんな疑問にお応えして、ジュエリー賢者9名のトレイを覗かせてもらいました!
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ママディレクター&デザイナーのスタメン
大半は5年~10年選手!
〝ジュエリーは一生物〟を毎日実感
させる生涯のスタメン甘ジュエリー
周りが靴やバッグに投資していた20代の頃からジュエリーが大好きで、コツコツ増やしてきたコレクションは大半が5〜10年選手以上のスタメン。服づくりの仕事をしていますが、私の日々のスタイリングはそれに合わせたジュエリーをつけることで完成し、リングひとつつけ忘れても取りに帰るくらい(笑)、常に欠かせない存在なんです。
昔も今も変わらず、気づけば手に取るのは甘めで華のあるジュエリー。例えばファーストヴァンクリとなったスウィート アルハンブラのネックレスも、15年前憧れのアルハンブラの小ぶりサイズが登場すると知り、「おばあちゃんになってもこれを素敵につけたい!」と購入、今なお進行形で活躍しているものです。その想像通り、ハイジュエリーの洗練された甘さは、年を重ねるほどにしっくりつけこなすことができている気がします。
外村久美子さん yoriディレクター
profile/大阪市在住、10歳と6歳の男の子ママ。VERY読者から絶大な人気で誌面に登場するたび私物に問い合わせが多数。ジュエリー使いが参考になるとインスタ@kummy153も話題。
私のスタメン
ヴィンテージライクな
インパクトと着回し力を
両立するスタメンシルバー
ディレクションする服に負けない存在感を放ちつつも、幅広い装いに馴染む〝ひとクセシルバー〟がスタメンの中心。鳥の爪のようなフォルムがエッジィでヘビロテしているティファニーのリングをはじめ、ハイジュエリーのヴィンテージは今のブランドイメージとまた違った魅力に出会えるのが醍醐味です。ララガンやアフターシェイヴクラブなど気鋭のジャパンブランドも、どこかヴィンテージライクなひねりが好きで愛用中。
二ノ宮和佳子さん AWEN MATOPHディレクター
profile/数々のファッションブランドのディレクションを手がけ、2019年より「イウエン マトフ」のディレクターに就任。6歳の男の子ママでもあり、感度の高い着こなしが人気。
私のスタメン
辛口ストリートカジュアルに
欠かせない〝わかってる感〟ある
メンズライクジュエリー
ジュエリーは一生物というより、ファッションの延長として選ぶことが多く、今気分の辛口カジュアルを完成させるメンズライクなラインナップが中心です。スウェットやスニーカーを格上げするゴツめで高級感あるジュエリーはメンズからも一目置かれる存在。週末は家族で海に行ったり、アクティブに過ごすことが多いのでタフさも重視しています。
中津麻由美さん ALMATディレクター
profile/ハワイに5年間滞在したのち、2年半前に帰国。抜群のファッションセンスを生かし、2021年にオンラインショップ「ALMAT」をローンチ。私生活では6歳の女の子ママ。
私のスタメン
〝ママっぽくない〟を
一点で叶える大ぶりアクセは
「機能面」も重視します
子どもが生まれてからは〝ママ感〟が出ないよう、一点で華やかになる大ぶりアクセに頼ることが多くなりました。特に愛用しているのはティファニーのボーン カフ。一見、使いづらそうに見えるボリューミーなバングルですが、腕にはめるとその名前の通り体の一部かのようにフィットするフォルムはさすがの一言。息子に離乳食を食べさせるときさえ邪魔にならず、産後でも大活躍しています。
船曳ひろみさん TODAYFULデザイナー
profile/ライフスタイルブランド「トゥデイフル」立ち上げ当初から、デザイナーを務める。リラクシーな雰囲気の私服や得意料理などが見られるインスタグラム(@piii1203)も人気。1歳の男の子ママ。
私のスタメン
偏愛系読者たちのスタメン
〝3兄弟とユニクロT〟の毎日で
VCA×ブシュロンが心に潤い♥
男の子3人の育児中で服はユニクロやGU一択! Tシャツ×デニムのミニマルコーデの日々でも、アルハンブラのマザーオブパールのまろやかな輝きやセルパンボエムの色石の輝きを纏うだけで見た目も気分もこんなに華やかになれるなんて…!とその魅力に開眼して以来、すっかりコレクターに。中でもセルパンボエムのピアスは一番のスタメン。ガーネットのチャームを外せばシンプルなメレダイヤのピアスとして使えるので職場⇄その後友人との食事など、一日の中でも2WAYをフルで活用!
原田美佳さん 会社員
profile/9歳、11歳、13歳の男の子ママで、オシャレのバジェットはVCAやブシュロンを中心としたジュエリーに一極集中! 服や靴、バッグは消耗品!と潔い割り切りを見せる現実主義。
私のスタメン
〝一生物〟目線のエルメスの中
唯一タフに使えるシェーヌ・ダンクル
シェーヌ・ダンクルをコレクションするようになったのは、母業から夜のお出かけシーンまで、幅広く活躍する使い勝手の良さに魅了されたのがきっかけ。エルメスのバッグを使うときは「子どもに汚されないかな…」と慎重になることも多いのですが、比較的手が届きやすくまた、傷がついても「それも味」と経年変化を大らかに楽しめるシェーヌ・ダンクルは、子育て中の今、最強のパートナーと呼べる存在です。
菊地優花さん 主婦
profile/7歳と11歳の女の子ママ。シェーヌ・ダンクルを筆頭に、エルメスのバッグやシューズなどを多数コレクション。普段は甘コンサバなモノトーンの服が好み。
私のスタメン
※すべてエルメス
ジュエリー系インスタグラマーのスタメン
年齢や子育てステージに応じて
吟味した〝今〟の自分に
ジャストなハイ&ロー
ジュエリー愛は深く狭く、少数精鋭がポリシー! 子育てを邪魔しない使い勝手や着用感、年々変化が進む体型との相性など、今の自分のステージにフィットするか定期的にシビアに吟味します。
@pepper_1496さん
profile/10歳と6歳の子どもがいるワーキングマザー。名品をユーモアあふれる文章で徹底解説するインスタ投稿が人気。使用頻度の低いジュエリーは潔く手放すミニマリストな一面も。
私のスタメン
〝主役を引き立てる名脇役も不可欠〟
VERYイチのジュエリー通
ならではの価値観
公私ともに日々幅広いジュエリーに触れ、愛も人一倍ですが(笑)、今の気分は最近加わったリングにポイントを置いたPGのトータルコーデ。手元に主役がいたら耳元や胸元は抜く、という引き算がポリシーなので、目を引く華やかなジュエリーはもちろん、シンプルで優れた〝名脇役〟もまた不可欠な存在です。
@mami_my_jewelryさん
profile/沼田珠実。ライター歴20年、本誌でも数多くのジュエリー企画を担当し、その知識や審美眼は、〝大物を買うなら彼女に相談したい!〟というスタッフやモデルが後を絶たないほど。
私のスタメン
ブランドを超えた
個性派デザイン同士の化学反応も
ジュエリーコーデの醍醐味!
甘めな中にもどこかエッジの利いたハイジュエリーに惹かれ、年々コレクションは拡大中。一見個性が強めなもの同士でも、例えばタサキのコメットとクラッシュ ドゥ カルティエは棘のような鋭角のフォルムを共通項に不思議と統一感が出たり、パールならどんなにひねりのあるデザイン同士でもしっくりくるなど、ブランドを超えた思いがけない化学反応もジュエリーの醍醐味だと思います。
@hmk_hrmさん
profile/ジュエリー遍歴は20代から始まり、タサキやポメラート、ビジュードエムなどどこか甘さとエッジの利いたデザインを中心にラインナップ。海外出張もこなすワーキングマザー。
私のスタメン
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▶︎【東原亜希さん】毎日ジュエリーは「アルハンブラ」!ホワイトゴールド派になった理由とは?
撮影/久保嘉範、草間智博〈TENT〉 取材・文/田中幸恵、川原江里菜 編集/引田沙羅
*VERY2022年10月号「ジュエリートレイのスタメン、見せて!」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。
*掲載のエルメスジュエリーは私物につき店舗へのお問い合わせはお控えください。