海外から始まり最近では日本でも徐々に浸透しつつある「プッシュギフト」文化。出産後の女性に感謝を込めて贈られるプレゼント。そこには新たな家族の誕生を祝いつつ、お互いを想い合うからこそ生まれる、幸せな「モノガタリ」がありました。今回は、“役に立つもの”を選んでくれて嬉しかった!というママのエピソードをご紹介します。
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「その時々で〝役に立つもの、
喜ぶもの〟を選んでくれました」
石川佑里子さんご家族
(30歳・専業ママ/6歳・5歳の男の子と1歳の女の子のママ)
ひどいつわりや切迫早産で数カ月間の入院を経験するなど、3人ともに大変だった妊娠中。妊娠間近のタイミングで、夫から「産後に欲しいものをいくつか教えて」という提案が。心身ともに本当に辛かったので、少しでも私の気持ちを明るくしたいと考えてくれた夫の心遣いにグッときました。私が挙げたリストのなかから、夫が贈りたいと思ったものがプレゼントされるというワクワク感も楽しくて。「出産お疲れ様」の言葉ももちろん嬉しいですが、「これからの子育て頑張ろう」という気持ちが形になった気がして嬉しかったです。長男の時は、マザーズバッグ用のトートバッグ。次男の時は年子育児で手ぶらでお出かけできるバックパック。3人目の長女の時は、あまりに長い入院生活できれいな海が見たくなり沖縄旅行でした。3人分のプッシュギフトの軸にあるのは、その時々でいちばん〝役に立つもの、喜ぶもの〟。私の効率的にものを考える性格をよく知っているのだと思います。
From papa
実は「プッシュギフト」という言葉はこの撮影で知りました(笑)。妊娠中大変だった妻を見て何か贈りたいと自然と考えていました。
\プッシュギフトは/
撮影/五十嵐 洋(静物)、NANAMI、相澤琢磨(ともに人物) 取材・文/高橋夏果、桃井真由 編集/羽城麻子
*VERY2022年6月号「我が家の「プッシュギフト」モノガタリ」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。
*企画内のエルメスおよびシャネルの商品は私物です。ブティックへのお問合わせはご遠慮下さい。