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表紙のバッグは【セリーヌ】トリオンフ!今さら聞けないトリビアも

撮影/生田昌士(hannah) ヘア・メーク/福川雅顕 スタイリング/斉藤美恵

VERY4月号表紙は全開の“亜希ちゃんスマイル”とボーダートップスにロゴサンダルを合わせたコーデが春気分を先取り。服に隠れているけれど、しっかりそのマークを主張しているバッグはセリーヌ(CELINE)の「トリオンフ(Triomphe)」です。
毎回表紙のバッグについて深掘りする企画、今回はトリオンフと、セリーヌの知られざる歴史も紐解きます!

エディ・スリマン氏が復活させた象徴的モチーフ「トリオンフ」

セリーヌ
東原亜希さんが着用したのはこちら。ミニトリオンフ※参考色[W11×H8×D4㎝](セリーヌ バイ エディ・スリマン/セリーヌ ジャパン)
亜希さん着用。スポサン感覚でコーデの外しに履きたい。CHUNKEY サンダル¥104,500(セリーヌ バイ エディ・スリマン/セリーヌ ジャパン)

今やすっかりセリーヌの顔として人気のトリオンフ。でもトリオンフが復活したのは意外に最近、2019年のことです。それまでメゾンで大事にされつつもあまり登場していなかったこのCモチーフを、2018年セリーヌのアーティスティック、クリエイティブ&イメージディレクターに就任したエディ・スリマンが初めてのコレクションでフィーチャー。以後の人気は、皆さんも知るところ!VERYのスナップでも、お財布やバッグなど、数々登場してきました。

 

トリオンフの歴史は、パリの凱旋門から

このトリオンフ、誕生時のエピソードがドラマチックなんです。
1972年、セリーヌの創業者であるセリーヌ・ヴィピアナの車が、パリ・エトワール広場で故障してしまいます。目の前には、あの凱旋門。でもセリーヌの目は、凱旋門の周りを囲む鎖に釘付けになりました。鎖のつなぎ目に見えたのは、二つの「C」。
彼女はその場で、メゾンのエンブレムに使用することを思いつきます。そしてほどなく、トリオンフ(フランス語で凱旋、の意)はバッグやジュエリー、シューズなどに使われるようになったのです。
ちなみにセリーヌの誕生は1945年、第二次世界大戦が終戦を迎えたばかりの頃。セリーヌ・ヴィピアナは30歳目前で、子ども向けのメイド トゥ メジャーのシューズブランドとしてのスタートだったそう!

 

今季、トリオンフにチェーンストラップが登場!

亜希さんの持ったミニトリオンフと同じ色! チェーンショルダーバッグ[W 20.5×H10.5×D4cm]¥324,500(セリーヌ バイ エディ・スリマン/セリーヌ ジャパン)
チェーンまで黒なところがモード。チェーンショルダーバッグ[W20.5×H10.5×D4cm]¥324,500※予定価格(セリーヌ バイ エディ・スリマン/セリーヌ ジャパン)

50年以上の歴史あるトリオンフに、今季仲間入りしたのは「トリオンフ チェーンショルダー」。ゴールドチェーンにカラフルなレザーは、明るい色をまといたい春夏の気分にぴったり。ブラックのボディにブラックチェーンはモード派にもおすすめです。

 

象徴的なトリオンフを主役にしたアイテムはほかにも!

トリオンフのマークをボディと同色のレザーで覆ったキュイル トリオンフ。2021のウィンターコレクションで初めて登場し、スプリングコレクションでスタイルを拡大。ボックス型のスモール ボックスなどがお目見えしています。ちょこんと手に持つスタイルが可愛い♡
キュイル トリオンフ スモール ボックス[W11×H11×D11cm)¥192,500(セリーヌ バイ エディ・スリマン/セリーヌ ジャパン)

バケットCELINE クラシック パニエ[W16×H16×D16cm]¥102,300(セリーヌ バイ エディ・スリマン/セリーヌ ジャパン)
スモール ラウンド[W25×H25×D4cm]¥72600(セリーヌ バイ エディ・スリマン/セリーヌ ジャパン)

またセリーヌの春夏で定番人気なのがカゴバッグ。今年はこんなキュートな形も登場!ブラウンレザーのトリオンフが、夏の軽やかな装いに大人の品をプラスしてくれます。

キャスケット¥62,700(セリーヌ バイ エディ・スリマン/セリーヌ ジャパン)
チャームコインパース[W8×H6×D3㎝]¥73,700(セリーヌ バイ エディ・スリマン/セリーヌ ジャパン)

トリオンフでは人気のお財布のほかに、キャップやコインケースなども。バッグの中のアイテムに取り入れても、お出かけの相棒にするのも素敵。

 

クラシックな雰囲気のトリオンフ キャンバスのシリーズは、軽さと扱いやすさが人気。ハンドバッグやショルダーバッグ、小物まで豊富に展開しています。カバは、iPadがすっぽり入るサイズとスクエアなシルエットできちんと感もあり、仕事用として使う人も。
トリオンフ キャンバス スモール バーティカル カバ[W28.5×H33×D8cm]¥187,000(セリーヌ バイ エディ・スリマン/セリーヌ ジャパン)

 

卒入園なら、名品「16(セーズ)」も頼れる!

ちなみに、トリオンフと並ぶエディ・スリマンの名作といえば「16(セーズ)」。今や、オケージョンにも持っていける名品バッグとして存在感を放っています。名前はメゾンのあるパリ2区・ヴィヴィエンヌ通り16番地に由来し、エディ・スリマンがメゾンでの初日にスケッチしたデザインなのだとか。60年代のセリーヌのバッグから採用されたクロップドフラップや丸みを帯びたサイドのディテールに、メゾンの歴史が息づきます。
16 スモール[W23×H19×D10.5cm]¥511,500*予定価格(セリーヌ バイ エディ・スリマン/セリーヌ ジャパン)

 

遊び心あるトリオンフやオケージョンにもばっちりな16。日常をアップデートしてくれる「名品の力」、革命児エディ・スリマンが作り出す“オーセンティック”なセリーヌのバッグから、強く感じられます。

 

■お問合わせ先:セリーヌ ジャパン 
※価格はすべて予定価格です。

 

取材・文/有馬美穂

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