時代を越えて憧れの存在である、エルメスのバッグ。簡単には巡り合えないからこそ、気になるのが”出会い方”。誰もが「いつかは」と思い焦がれるエルメスのバッグと共に、それぞれの出会いのエピソードをお届けします。今回は、コロナ禍がきっかけとなり求めていたボリードに出会ったママのお話です。
出会いと背景が一生ものなんです
私たちのエルメスバッグの出会い方
My HermèsBolide
※私物に関するエルメスブティックへのお問合わせはお控えください。
ワードローブを
見つめ直した先にあったのが
永く愛せるボリードでした
加山迪世さん
(37歳・7歳女の子と5歳男の子のママ)
30代後半。コロナ禍で物を持つことへの価値観が変わり、改めてワードローブを見直しました。そのときに目に留まったのが、学生時代に母に買ってもらい、今なお色褪せないガーデンパーティ。流行り廃りなく永く愛せるエルメスのバッグを少しずつ集めたいと思い、歴史の深いボリードから探すことに。月に2〜3回は店舗を訪ねましたが、1年経っても出会えず諦めかけていたところ、37歳の誕生日を迎えたときに出会いが。そのときの感動は今でも忘れられません。なかなか会えなかったことも、バッグへの愛着が湧く大切なステップなのかもしれないと感じています。
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撮影/木村 敦(人物)、魚地武大〈TENT〉(静物) 取材・文/高橋夏果 編集/太田彩子
*VERY2021年9月号「私たちのエルメスバッグの出会い方」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。