“一生ものジュエリー”に興味はあるけど、選び方がイマイチわからない、そんな悩みはありませんか? そこで編集部いちのジュエリー好きと自他ともに認めるベテランライター・まみさんと、お勧めの一生ものジュエリーとそのいろいろな楽しみ方について考えます。今回は、彼女が「最初の一生ものジュエリーとしてお勧めしたいのは断然コレ!」という“ダイヤモンドのエタニティリング”の魅力を紐解きます。
〈前回〉
一生ものジュエリーVol.2
ダイヤモンドのエタニティリング
左・中はハリー・ウィンストン、右はティファニーのエタニティリング。すべてまみさん私物
シーンを選ばず組み合わせも自在!
とにかく使える万能ジュエリー
一生ものジュエリーとして、まず最初にお勧めしたいのがダイヤモンドのエタニティリングです。
エタニティリングは、ダイヤモンドがぐるりと並んでるデザインのリングのこと。ダイヤモンドが一周しているものが「フルエタニティ」、半周のものが「ハーフエタニティ」と呼ばれています。
私は手の平を返した時もダイヤモンドが見えるのが好きなので、断然フル派。でも手の平側にダイヤモンドがない方が扱いが楽でハーフが好きという人もいます。これは好みなので、お好きな方でいいと思います。
エタニティリングの魅力はたくさんあります。
✔︎1本で圧倒的な華がある。
✔︎シンプルで飽きがこない。
✔︎他のジュエリーと組み合わせしやすい。
✔︎ノーブランドからハイブランドまで選びの幅が広い。
✔︎連なるダイヤモンドが、手を動かす度にキラキラと煌めき、幸せな気分にしてくれる。
……などなど、語り尽くせません。
私にとって、特に重要なのがエタニティの“使い回し力”。
エタニティリングは、他のリングと重ねると互いに魅力を引き立て合います。マリッジリングはもちろん、エンゲージを重ねたり、ダイヤモンドなしのリングと合わせて煌めきをプラスしたり、数種類のエタニティを重ねたり、などいろいろアレンジが楽しめます! 若い頃は1本で使ったり、マリッジに重ねて楽しみ、年齢を重ねて指がゴツくなったらもう少しボリュームのあるジュエリーを重ねたりと、年齢を経てずっと楽しめるはずです。
選びの幅が広いのも、エタニティの魅力。私はエタニティ好きで、太さやカット違いでいろいろ持っていますが、その中にはもちろんノーブランドのリングも。どのリングも同じように気に入っていて、毎日のように大活躍。これからもブランドに関わらず増やしたいと思っています。
まみさん愛用のエタニティリングは…
▽お勧めコーディネートは…
①エタニティ同士の重ね着け
絶対に失敗がないのがエタニティ同士の組み合わせ。どんな重ね方でも可愛くなりますし、順番を変えるだけでも雰囲気が変わり、その日の気分で楽しめます。(デザインによっては重ねてお互いを傷つけてしまうこともあるのでご注意ください。)
【Coordinate】指先から、叔母から譲り受けたハーフエタニティ、真ん中にハリー・ウィンストンのラウンドカットエタニティ、下がノーブランドです。
②エンゲージやマリッジと重ね着け
エンゲージとマリッジとの重ね着けはもちろん素敵。数本のリングを重ねる時、リング同士に生まれる隙間も抜け感が生まれて好きなんです。重ね着けの楽しさは、キチッと型にハマったものではなく、整いすぎないその無造作感にあると思っています。
【Coordinate】ソリテールはオーダーメイド。真ん中にハリー・ウィンストン ラウンドカットのエタニティリングを使用し、指元はポメラートを合わせています。
③気合いを入れたい日は、ダイヤモンドで統一
例えば仕事で気合を入れたい日や、ちょっとかしこまった用事のときは、他のジュエリーもダイヤモンドに。特にWG台のダイヤモンドジュエリーで統一するのが好きです。
【coordinate】ハリー・ウィンストンの2本の重ね着けに合わせたのは、ティファニーのネックレスとカルティエのタンクアロンジェ。
【coordinate】ティファニーのTシリーズとハリー・ウィンストンのラウンドカットの組み合わせ。ピアスはオーダー。
④シルバーリングとの重ね着け
ティファニーのTシリーズと、エルメスのシルバーリングの組み合わせ。一見アンバランスに見える関係性が好きです。普通は重ねないようなもの同士も組み合わせると新しい発見が。自分が心地よいジュエリーの組み合わせを探して、どんどんトライしてみてください。
【coordinate】指元から、ティファニーのTシリーズ、エルメスのシルバーリング。
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まみさんプロフィール
沼田珠実さん
ライター歴18年。ジュエリーページを数多くこなし、その審美眼と知識に、スタイリストやモデルもジュエリーを買うなら彼女に相談、という人が多い。ジュエリーブランドのプレスからの信頼も厚い。
※アイテムはすべて私物です。お問合わせはお控えください。
撮影/西原秀岳〈TENT〉(静物)