トレンドだけではなく、何を選び、どう身につけるのかが問われるフェーズに突入したVERY世代。この連載では、毎月憧れのアイコンジュエリーをピックアップ。今回は、ショーメの「ジョゼフィーヌ」コレクションに秘められたストーリーをスタイリスト・三好 彩さんと紐解きます。
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そろそろ自分らしさを表現する
“とっておき”と出合いたい
Be My ICON
自分の価値は自分で決める。
我が道をゆく現代の“クイーン”は
ジョゼフィーヌに惹かれてる♡
気品に溢れ、誰とも群れず、己の美学を貫く。そんな女性が身近にいたとしたら、抱くのは畏怖の念でしょうか。それとも憧れ…? あるいは、その両方かもしれません。かの有名な王妃、マリー・アントワネットの宝石商のもとで修行したマリ=エティエンヌ・ニトが1780年に創業したハイジュエラー、ショーメ。1804年に挙行されたナポレオン1世の戴冠式の剣と、教皇ピウス7世のティアラ(三重冠)を製作したのち、ショーメは皇室および皇后ジョゼフィーヌのオフィシャルジュエラーに任命されました。ジョゼフィーヌは、世が世ならメガインフルエンサー。権力を具現化したような豪奢なジュエリーが主流だった18世紀に、草花などありのままの自然を感じる繊細で軽やかなモチーフを好み、クリエイションにも自ら深く関わったと言われています。時を経て2010年、その名を冠した「ジョゼフィーヌ」コレクションは誕生しました。このコレクションは、ティアラやペアシェイプ、エグレットシェイプなど、ジョゼフィーヌの愛したシグネチャーで構成されています。なかでもティアラは高貴な身分の象徴。いくら大金を詰んだとしても平民が身につけることは叶わない存在…だったけれど、今や身分やマインドの置き場所の決定権は“自分”にある。そう思ったら縁遠く感じていたティアラ=「ジョゼフィーヌ」は、そんな時代の流れを告げていたのかも! と俄然親近感が湧いてきましたし、自身で運命を切り開く若い世代からの支持が厚いと聞き深く頷いた次第。ショーメには、「リアン」や「ビー ドゥ ショーメ」などコーディネートしやすいジュエリーもありますが、あえて今「ジョゼフィーヌ」を推すのはそういった理由から。1・2は、ジョゼフィーヌがよく身につけていた白鷺の羽根をあしらったヘッドオーナメントからインスパイアされたVシェイプが特徴の「エグレット」。ホワイトゴールドとダイヤモンド、パールが三位一体となりエレガントなオーラを放ちます。3は「エグレット」の新作。肌に馴染みつつ華やかなピンクゴールドがファッショナブルな印象です。私が気になるのは同じく新作の4のリング。ナポレオン1世がジョゼフィーヌに贈った婚約指輪「トワ・エ・モワ」を思わせるペアシェイプのサファイアとダイヤモンドのマリアージュにうっとりしてしまいます。デニムスタイルにカジュアルに合わせたらきっと素敵! そしてアクアマリンの透明感に魅せられる5のイヤリングは、ネイビー服のトーン&マナーにもマッチしそうです。ラウンドブリリアントカットを施したダイヤモンドを丁寧にパヴェセッティングすることでペアシェイプを象る“トロンプルイユ技法”にも目を見張りますね。どれも女性らしい曲線を描きながら、決して媚びることはなく品に満ちている。これが似合う人になりたいと、手にした後も恋焦がれる…。悠久の時を経てやってきた「ジョゼフィーヌ」は、身につけるカリスマと言えるのではないでしょうか。
「ジョゼフィーヌ」コレクション
1.「エグレット ペンダント」〈WG×あこやパール×D〉¥521,400(ショーメ)
2.「エグレット リング」〈WG×あこやパール×D〉¥1,562,000(ショーメ)
3.「エグレット リング」〈PG×あこやパール×D〉¥1,027,400(ショーメ)
4.「トリオンフ ドゥ ショーメ リング」〈Pt×D×サファイア(ペアシェイプ0.24ct)〉¥728,200(ショーメ)
5.「ロンド デグレット イヤリング」〈WG×D×アクアマリン〉¥1,021,900(ショーメ)
ー CRAFTSMANSHIP ー


1907年よりパリ・ヴァンドーム広場で伝統を継承してきたアトリエは、至高である証し。大きさの異なるダイヤモンドをグラデーションに配置してパヴェラインの間を透かすことにより輝きを倍増させ、プロング セッティングとグレインセッティングを用いレース細工のように見せる技巧は、クラフツマンシップの妙。
シアーなデザインが引き立てる
ダイヤモンドの気高い煌めき
すべて「ジョゼフィーヌ」コレクション「エグレット ペンダント」〈WG×あこやパール×D〉¥521,400人差し指「トリオンフ ドゥ ショーメ バンドーリング」〈PG×D〉¥763,400中指「エグレット リング」指先側から〈PG×D〉¥2,497,000〈WG×あこやパール×D〉¥1,068,100(すべてショーメ)ニット¥26,000(シーニュ)ジャンプスーツ¥38,500(ステュディオス ウィメンズ/ステュディオス ウィメンズ 表参道店)
Profile

三好 彩/Aya Miyoshi
VERY、CLASSY.をはじめ、多くの女性誌や広告で活躍。ラグジュアリーはもとより等身大のコスパブランドにまで精通した審美眼、とりわけロジカルに導き出される服とジュエリーのコーディネートに厚い支持を得ている知性派スタイリスト。
スタイリスト/三好 彩 撮影/嶌原佑矢〈UM〉 モデル/多部未華子 ヘア・メイク/赤松絵利 取材・文/遠藤彩乃 編集/西脇治子
*VERY2026年9月号「Be My ICON」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のもので、変更になっている場合や商品は販売終了している場合がございます。
*文中の素材表記は、WG=ホワイトゴールド、PG=ピンクゴールド、Pt=プラチナ、D=ダイヤモンドです。











