韓国ドラマ好きのVERY読者の中にもファンが多い俳優、ソン・ジュンギさん。9月5日からは待望の最新作『マイ・ユース』も日韓同日配信スタート！ ますます目が離せない存在でもあるソン・ジュンギさんの“今”にフォーカスしました。

−ソン・ジュンギさんと言えば韓国では「防腐剤美貌＝年を重ねても変わらず美しい」と称されるほどの美肌の持ち主。普段から美容のために気をつけていることはありますか？

特別に変わったことはしていないんです。ありふれた言葉かもしれないんですけど、普段から規則正しい時間に寝ることをとても大事にしています。あとは、そうですね。だんだん自分と相性の良い化粧品を探すことに気を配るようになりましたね。

−体のケアのためにしていることはありますか？

数年前からピラティスをやっています。男性の俳優は筋肉をつけるトレーニングをされる方が多いのですが、僕はピラティスをはじめてから体調がとてもいいので規則的に続けています。毎朝ピラティスをやらないと1日をはじめられないぐらいです。息抜きになるし、体がリラックスするので心も明るくなってスッキリするんです。あと、食生活だとグルテンフリーを心がけていますね。メニューを探すのも難しいし、料理をするのも大変ですが、体が本当に軽くなっていて。その魅力を実感しています。

−今回の『マイ・ユース』というドラマでは過去の自分と向き合うことがひとつのキーワードになっていますよね。もし過去の自分に戻れるとしたら、どの時期の自分に戻りたいですか？

そうですね…。今がとてもいいので、戻りたくないです！(笑) 出演させていただいた『財閥家の末息子〜Reborn Rich〜』というドラマは過去に戻るというのがコンセプトでした。過去に戻るのが幸せではないし苦しいということをキャラクターを通して実感したんです。

−自身の青春時代で、特に心に残っている思い出やエピソードはありますか？

決して戻りたくはないんですけど(笑)。俳優を目指していたときのことが心に残っています。大学生活をしながら俳優の準備をして、エキストラでアルバイトをして、オーディションを受けに行って…。事務所にも入っていなかったので所属先を探したりもしていました。2006年、2007年あたりのデビューする前ですね。夢を叶えるために努力をしていた青年でした。ワクワクする気持ちと不安な気持ちが入り混じった当時のことを思い出します。

−20代の自分に、今のご自身からメッセージを送るとしたら何と伝えたいですか？

なるほど(笑)。うーん、そうですね。若い頃は他人と自分を比較して、その人が持っている素晴らしい能力が自分にないことがすごく苦しかったりしたんですよね。特にこの業界で、自分にはない能力を持っている俳優さんを見て、羨ましいなと思って眠れなかったときもありました。でも今は過去の自分に「他の人が持っているものを自分が持っていないからといって比較するのではなく、自分らしく生きなさい」と伝えたいです。

−お仕事がないときはどのように過ごされていますか？

最近がまさにそうです。撮影が終わった後の平凡な日常を過ごしています。英語の勉強をしたり、イタリア語を勉強したりしています。語学の勉強が多いですね。ほかにもそれまで読めていなかった本を読んだり、観ていなかった映画やドラマを観たりもしています。あぁ、そうだ！ 最近新しく日本のドラマ『グランメゾン東京』を観始めました。とっても面白いです！

−最近癒しになっていることはありますか？

お花のオーキッド(蘭)です。家がオーキッドでいっぱいになっているぐらい好きで。そのなかでも特に白や淡い紫色などやわらかい色のものが大好きです。お手入れも簡単ですし。また、最近プレゼントでいただいたオリーブの木も気に入っています。韓国の気候では育ちにくいのですが、それでも室内で元気でいてくれています。家の雰囲気が明るくなるオリーブと、オーキッドが自宅での癒しです。

−最後に、読者にひとことお願いします！

育児ってとても偉大な仕事だと思います。大変なことも多いと思いますが、何よりも素晴らしいことに向き合っている！と、前向きに乗り越えていけることを願っています。

撮影／nara＜vale.＞　取材・文・構成／佐々木陽子