新型コロナウイルスが世界中に広がり始め不安の日々を過ごしています。

香港では感染拡大防止対策が1月から徹底して実施され、全ての小学校、幼稚園が１月末から4月19日までおよそ3ヶ月間臨時休校となりました。

スポーツ施設や街の公園などの公共施設もほとんど閉鎖し、子供のサッカー、ラグビーの練習や日本語教室も休み。

なので子供達と一緒に2月から日本に帰っています。

香港の学校からは毎日自宅学習として

本の読み方、本の作成、算数の課題がビデオで届きます。

さらに中国語、音楽、体育、芸術、工作実験、Social Emotional Learning (カウンセラーから)それぞれの先生からのビデオレッスン。週に一度クラスの先生とのビデオ電話とクラスメイトとのグループチャットがあります。多くの児童が香港を離れているのでアメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリス、スイス、韓国、日本、香港から子供達がグループチャットに参加しています。子供達は友達に会えるのを楽しみにしています。

7、6、４歳の３人それぞれの自宅学習を手伝うと学校でどんなことを意識して勉強しているのかがよく分かります。でも流石に長期間に渡るので、子供達は飽きてしまって、

まだ先は長いのでどうしたものかと困っています。

子供４人と一緒に餃子やハンバーグを作ったり、近くの海や山へ遊びに行ったり、本を読んだり、テニスやサッカー教室に連れて行ったり…

子供達の面倒と家事に追われる毎日です。

さて、早いものでNHKを退職して1年が過ぎました。

育休を取得して４人も子供を産み、結局退職したことに、ネットのコメントで厳しい批判が今も出ているのは知っています。

復職の方法をNHKと探り続けましたが、結局いまの制度では退職しか道がなく、そういった意見を受けるのも覚悟の上です。

実は先日、NHKに行くことがあり、様々な相談に乗ってくださった上司や仲間とも久しぶりに話ができました。

懐かしさと同時に、

必死に戦ってきた職場や仲間の中に、もう自分の居場所がなくなったことに寂しさを感じました。

退職後は香港に生活拠点を置きながらも、

日本テレビ「バンキシャ」ナレーション

朝日新聞、VERY、イベント司会など、

少しずつ仕事をさせていただき本当に感謝しています。

３月１４日には東京・上野の東京国立博物館、本館前庭で開催される「日本博オープニング・セレモニー」の司会を務めることになりました。一緒に司会を担当するのは、こちらも子だくさんの谷原章介さんです。

東京オリンピックに向けて、日本の伝統文化を世界に発信していこうという企画です。

新型コロナウイルスの影響で無観客で行うことになりましたが、オープニングセレモニーの様子はBS日テレで生放送される予定です。