「ママ、明日じゃがいも掘りに行くから長ぐついるよ！」と4歳の娘。

えっ‼︎ 閉店間際に靴屋へ駆け込んでみつけたピンクの長靴。ネットで見た華やかなデザインとは随分違うけど、準備が遅くてごめんねと心で呟きながら娘に渡す。

翌朝、娘は長ぐつに自分で絵を描き、汚れてもいい服という指示でしたが、全身をピンクでコーディネートして満足そう。足りなければ自分でアレンジすれば良いという子供の発想に救われた朝でした。

自分で絵を描いた長靴履いてじゃがいも掘りへ

4人の子供達は、日本の学校に通い始めて3ヶ月。私よりも日本の環境に順応し新しい友達と毎日楽しそうに過ごしています。

一方私は、夫が単身赴任のため、一人で子供達のスケジュールに合わせながら家事をこなすのに必死。

いくつかの家事手伝い紹介所に登録しましたが、田舎なので来てもらえません。一人で回すのには限界があり、子供達に体験させたいイベントや習い事を減らさざるを得ないのが残念です。

新しくできたママ友達にどうやりくりしているのか聞くと、近くの両親や親族に手伝って貰える人は恵まれていて、皆さんも家事を手伝ってくれる人を探しています。結局幼い子供だけで留守番させたり、他の兄弟の習い事に一緒に連れて行ったり。息子のサッカーの手伝いに行くと、仕事をこなしているお母さんも結構いて、日本のお母さんは本当に良く頑張るなぁと感心します。

ありがとう☺

でも本当は、子育ても家の事も、もっと余裕を持って取り組みたい。人手が足りないのは家庭もです。

今、参議院選挙で子育て支援の充実を掲げる候補者が多くいますが、その中に是非、外国人ヘルパーを日本家庭へ導入するための新たな政策も組み込んで欲しいです。

2年前にこの連載でも紹介しましたが、香港には外国人ヘルパー制度があり、住み込みが条件で、政府が定めた雇用条件に沿って契約書を交わし、子育てや家事を手伝って貰います。

フィリピンやインドネシアから多くのヘルパーやドライバーが、より高い収入を求めて香港に働きに出ています。

フィリピンは、国がヘルパー技能の習得を支え、海外へ送り出しています。

彼女達にとって日本はとても魅力的ですが、入国する方法がほとんどないのが現状です。日本にある企業や日本に住む外国人は可能なのに、日本人が個人で外国人ヘルパーのビザを取得するためのスポンサーになることが認められていないからです。

子育てに加え、老後の生活も安心して手伝ってもらえるような、日本独自の外国人ヘルパー制度を作って欲しい。日替わりで家事手伝いを探すのではなく、信頼できるヘルパーが常に家事を手伝ってくれると、子育てや介護をしながらでも、社会に出て働く人が増えるはずです。子供には英語や外国文化に触れるいい機会にもなりますね。

‣以前のヘルパー特集記事はこちら

2mmだった蚕は1ヶ月で7cmに。繭を先生に預け絹糸を作ってもらいます。

☆福岡でスタートさせた子供の国際教室

“CURIOOkids”のみんな楽しそうです‼︎