VERY2022年1月号の特別企画「年末年始、たまにはぐ～たら、エンタメ生活BOOK」の表紙にVERY初登場してくれた、King & Princeの永瀬廉さん。その撮影の様子をご紹介したコチラの記事に引き続き、今回は誌面に掲載したインタビューを公開！ 永瀬さんが、感謝を伝えたい相手について語ってくれました♡

※掲載中の内容はVERY2022年1月号掲載時のものです。

2021年エンタメ界の急成長株にインタビュー

King & Prince 永瀬 廉さんが
今年、感謝を伝えたい5人のひと

アイドルとして、俳優として、飛躍の一年を過ごした永瀬さんからその活躍を支えてくれた〝5人〟に感謝のメッセージを伺いました。実直な言葉からにじみ出る好青年感も、もはや国宝級です♡

浅野忠信さんへ
心を軽くしてくれてありがとう

『おかえりモネ』で親父役だった浅野さん。ドラマは1シーンを角度を変えて何度も撮るのですが、だんだん新鮮さが失われて「前の演技の方がよかったかな」と迷ったことがあって。打ち明けた浅野さんが「俺でもそんなことよくあるよ」と言ってくださって、すごく楽になった日がありました。こうした方がいいよ的なアドバイスだったらもっと迷ったかもしれない。ただ共感してくれたことに感謝しています。

二宮 健監督へ
挑戦させてくれてありがとう

映画『真夜中乙女戦争』（1/21公開）という、とにかく〝カッコいい〟作品を届けられることにありがとう！コロナ禍の影響で撮影が延びて台本も20回以上書き換えられ、大変な製作状況の中で誰よりも作品を思いチームを引っ張ってくれたのが二宮監督。だからこそ、僕も不安なく新しい役に挑戦でき、全力で応えようと思えました。原作者のFさんと3人でご飯に行く約束も早く実現したい。アジトのシーンはすべてがカッコいいので、注目してほしいな。

両親へ
見守ってくれてありがとう

（どうしたら永瀬さんのような好青年な息子が育つのかという編集部の問いかけに）
ありがとうございます！でも僕、ほんまに普通に育ちましたよ（笑）。小さい頃は父親の車で色々なところに連れていってくれた両親ですが、17、18歳の頃は反抗期もありましたね（笑）。干渉されたくなくて、ぶつかって、家出してみたり。少し大人になった今が一番いい関係です。10代で我慢せずちゃんとぶつかり合って喧嘩のできる家族であったことに感謝。今はすごく愛してくれていたんだと、思えます。

大倉君、玉さん、のんちゃん
かまってくれてありがとう

仕事の悩みを聞いてくれる大倉くん（関ジャニ∞の大倉忠義さん）、先輩だけどゲーム友達でもあり、僕の地元の仲間とも仲良くしてくれる玉さん（Kis-My-Ft2の玉森裕太さん）、いつもありがとう。昨日の夜も一緒にゲームをしましたね（笑）。のんちゃん（ジャニーズWESTの小瀧望さん）からは、たいした用もないのに深夜に電話がよくかかってきます。『わげもん』が発表された時は、ちょんまげ写真のスクショが「笑」という文字とともに送られてきました。何かと気にかけてもらえるって嬉しいですよね。

メンバーへ
笑顔にしてくれてありがとう

精神的にもしんどい役を演じることが多かった2021年、緊張の糸が自然と緩むのがKing & Princeのメンバーとの仕事でした。1日がかりの長い仕事の時ほど飽きないですし、笑顔になりますし、逆に感情が忙しい（笑）。みんながはしゃいじゃってる感じを見るのがすごく好きです。コンサートや24時間テレビ、グループのMCとしては、みんながどんなツッコミを待っているかがだいぶわかるようになりました。岸さんはあえて放置して自分で回収してもらう方が面白いかなとか（笑）。紫耀は関西ジャニーズJr.時代から一緒に本場の洗礼を受けてきただけあって、ここぞという時に助けてくれますね。

役に寄り添った一年。
顔つきも少し変わってきた気がします

2021年は、役との向き合い方の転機となった年。NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』の及川亮（震災のトラウマを抱えながら生きる青年役を好演）も、間もなく公開される『真夜中乙女戦争』の無気力な大学生〝私〟も複雑な感情を抱えた難しい役でした。どちらも〝役柄〟ではあるけれど、その〝人間〟に寄り添うことがとにかく大事で、自然とわかってあげたいという気持ちで接していました。亮の素の感情が視聴者に初めて見えた、船の中で家族の写真を見ながら涙するシーンでは、直前まで気仙沼の被災に関連する本や記事を読んでいました。何の前触れもなく一瞬で大事なものを失い、消化しきれないまま生きる亮の気持ちは計り知れない。僕がいちばん思ってました、「りょーちん、幸せになってほしい」と。
〝すごい〟役者さんたちと出会えた一年でもありました。モネでは浅野忠信さんとのクランクインが印象的。浅野さん演じる僕の父が酔っ払って警察にお世話になるシーンなのですが、浅野さん、お酒が飲めないらしいんです。それなのにあの姿、いい意味で汚く演じられることに圧倒され、もう親父にしか思えなくなりました。『真夜中乙女戦争』の柄本佑さんはとにかくオーラがあるし、池田エライザさんは艶っぽくてクール。映画自体もすごくかっこいいんです。一度見ただけではわからないかもしれない。最初は世界観を感じてもらって、2〜3回見ると人物の感情や意図が見えてくる、そんな作品です。VERYの読者さんの冬のエンタメ生活にこの映画や、最近顔つきが少し大人になったと言われるKing & Prince鑑賞も加えてもらえたら嬉しいです。
僕自身のおうちでぐ〜たらですか？ もっぱらリビングでゲーム。飲み物はいつも水ですが、この時間だけはハイボールを少々。部屋着の定番はトレーナーとハーフパンツで、靴下ははかない派、スリッパは必須。エアコンの温度は1度の違いにこだわり、ベッドでぼーっとするときは間接照明の灯りにもこだわる派、です（笑）。

撮影／黒沼 諭〈aosora〉ヘア・メーク／KAZUOMI〈メーキャップルーム〉スタイリング／横田勝広、米村和晃〈ともにYKP〉取材・文／松井美雪　編集／磯野文子
＊VERY2022年1月号「BOOK IN BOOK 年末年始、たまにはぐ〜たらエンタメ生活BOOK」より。
＊掲載中の情報は誌面掲載時のものです。