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【性教育】わが子がアダルトサイトを見ていた!その時親はどうする?

こんばんは!とにかく明るい性教育【パンツの教室】協会代表理事・のじまなみです。

 

人って、興味がないものって、目や耳に入ってこないですよね。

逆に、はまっている恋愛ドラマや美容情報、子育て情報、家事の時短術なんかはどんどん目や耳に入ってきて、気づけば何時間もネットを見てしまう。こんな大人のあるある現象は、子どもたちにも起こり得ること。

今の時代、子どもたちの周りには興味をそそる楽しいゲームやネット情報が溢れています。睡眠不足にならないか、視力は下がらないか、依存しすぎないか。ママたちはきっと、子どもが熱中するゲームやネットの世界に対し心配事も絶えませんよね。その中でも、『わが子がアダルトコンテンツを見ていた時、親はどうしたらいいのか』問題は切実なお悩みだと思います。

 

テレビをつければYouTubeに接続でき、スマホやiPad、ゲームさえもネットに繋がる時代。今子どもたちの周りには、簡単にアダルトコンテンツへ辿り着くネット環境が備わっています。

さらに【小中学生に1人1台PCを!】と、文部科学省がGIGAスクール構想をスタートさせており、小学校1年生からパソコンやiPadを使いこなす子どもたちが今後どんどん増えていく、そんな先進的な時代にもなりました。

その上、YouTubeには子どもに人気のアニメを違法にパロディー化し、服を脱がせたり、主人公同士に性的な行為をさせるような動画も混在しており、意図しなくても閲覧可能というのが現状。自分で調べたわけではなくても、流れてきたら興味はわくものです。子どもたちは本能的に【命】にかかわることも【裸】を連想させるものも大好きですから。

私がたくさんのママたちから聞いたところでは、早い子で2歳、小学校の低学年では2~3割、中学年では4割、高学年では7割以上がアダルトコンテンツにアクセスした、またはお友だち経由で見聞きした経験を持っています。

『うちの子はまだ幼いから……』と思っているママたち。普段子どもたちに使わせているデジタル機器の履歴を覗いてみてください。案外アダルトコンテンツの履歴が残っているかもしれませんよ!

今日はそんな対応の一例をお伝えしていきますね。

 

Q:小学校低学年の娘が、気づかないうちに家のPCでアダルトコンテンツを見ていたことを履歴で知ってショックです。大人が観るものだと言って叱るべきでしょうか?

 

A:叱るのはNG。まずはママたちも見てみた上で子どもと話しましょう。

まずはどんなコンテンツを閲覧していたのか、実際にママたちも見てみることをおすすめします。中には暴力的なものや、見るに堪えないものも多くありますので、その手のものをいくつも見たり検索している場合は、子どもの偏りつつある概念を正していく必要があります。なかには、アダルトコンテンツが教科書のようになってしまう子もいます。

閲覧履歴を見つけたこと、その内容を確認したことを子どもに話してみましょう。その際に叱ったりするのはNGです。なぜなら、子どもたちは『ばれたら怒られる!』と思った瞬間から本音を隠すようになるからです。

次に大切なのは、理由を確認すること。もしかしたら、お友だちに調べろと言われたのかもしれないし、たまたま見つけただけかもしれません。本気で見たかったとしても、何かしらの【理由】があるはずです。見てしまったことより、なぜ今見たいと思ったのか、その理由にフォーカスしてあげてください。

基本的には、子どもたちにアダルトコンテンツの内容の良し悪しの判断はできません。『小学生のうちはまだ見てほしくない』という親の気持ちを、素直に伝えていくのがマストです。

 

話し方のポイントはやさしく、明るく!

『この前ママのパソコンでこんなサイトを見ている履歴が残っていたんだけど、これを見ていたのは◯◯ちゃんかな?』
『ママも子どもの頃に興味を持ったことがあるけど、これを見てどう思った?』
『こういうサイトには、暴力などの怖いことや、◯◯ちゃんにはまだ見てほしくないことがたくさん含まれているの。どれが良くて、どれが悪いかわからない小学生のうちは見てほしくないな。もっとお姉さんになるまで待ってほしいと思うんだけど、どう思う?』

 

ほんの一例ですが、こんな感じで、子どもの気持ちを確認した上で、ママたちの本音も添えて話し合ってみてくださいね。

見てしまったことより、なぜ今見たいと思ったのか。親が素直な気持ちになれば子どもも素直な気持ちで話してくれます。

性教育に大切なのは、とにかく親子で語り合うこと。それがいずれ一人で自立を迎える子どもたちの、大きな財産になっていきますからね。

 

イラスト/おぐらなおみ 出典:『お母さん! 学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!』(辰巳出版)

 

 

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【性教育】わが子を性犯罪の加害者にしないためにできること

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性教育アドバイザー のじまなみさん

◉のじまなみさん

性教育アドバイザー。防衛医科大学校高等看護学院卒業後、看護師としてのキャリアを経て、2016年「とにかく明るい性教育【パンツの教室】」を設立。夫と3人の娘の5人家族。著書『お母さん! 学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!』(辰巳出版)『男子は、みんな宇宙人! 世界一わかりやすい男の子の性教育』(日本能率協会マネジメントセンター)がヒット中。

『お母さん! 学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!』のじまなみ/著 おぐらなおみ/イラスト(辰巳出版)¥1,400

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