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【性教育】わが子を性犯罪の加害者にしないためにできること

こんばんは! とにかく明るい性教育【パンツの教室】協会代表理事・のじまなみです。

 

このシリーズの中でも何度か出てきた性犯罪のお話。性犯罪は被害にあうことばかりではなく、気づけばわが子が加害者になっているパターンも。

男の子を持つママたちが、子どもを性被害の加害者にしないために、まず話しておいてほしいことを今回はお届けいたしますね。

 

私のところにくる質問を一例に説明をしていきます。

 

【質問】5歳の息子が私の胸をいつまでも触ってきます。安心感も大きいようで、いつかはやめさせようと思いますが何歳まで触らせていいですか?

 

――さて、皆さんはこの問いにどんな感想を抱くでしょうか?

男の子のママの多くは、嫌がったら可哀想だし、可愛いし、ちょっとくらいいいのでは?と思う方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれませんが、基本的に4歳以降であれば「ダメなものはダメ」と注意をするべきです。なぜならそれは、ママの『水着ゾーン』だから。

 

「水着ゾーン」とは「口・胸・性器・おしり」の4つを指し、人に見せても触らせてもいけない自分だけの大切な場所であって、誰であってもその場所は触れてはいけません。

なので、もし4歳以降になっても触ってくる時は、きっぱり断っていきましょう! 安心感はハグや握手、マッサージなどでも十分与えることが可能ですので!

 

人には触れてはいけない場所がある。そのルールを初めて学ぶ場が実はママ。大好きなママであっても、触ってはいけない場所があることを初めて学習することで、マナーやモラルが育ちます。

 

ちょっとくらいいいのでは?と思うかもしれませんが、ママの胸をいつまでも触っている子は幼稚園の先生や保育園の先生の胸を平気で触ってしまいがち。先生自身も嫌な思いをしていることが多く、なかなか保護者の方に説明できないパターンもあります。

また、遊びの中でおしりを触る、スカートめくりをする、カンチョウなどなど、お友だちの体を悪気なく触ってしまい、触られたことで傷ついてしまっている子どもも実はたくさんいて、この手の相談が年々増えているのが現状です。

 

今、性犯罪の加害者の9割が男性という現実を考えると、男の子に小さなころからマナーやルール、モラルを教えておくことはとっても有意義で、子どもたちの将来を守るうえでも大切だということをご理解いただけるかと思います。

未就学児の男の子の場合、ルールを知らないがために悪気なくやってしまう「うっかり加害者」になってしまうことからまずは防いでいきましょう!

 

4歳になれば、子どもたちも親の言葉をしっかり理解します。『水着ゾーン』の説明を何度も繰り返し、自分にも大切な場所があるように、相手にも大切な場所があること、誰であっても勝手に触ることはNGな行為だとママからしっかり伝えてくださいね。

水着ゾーンに触れることはいけないことだとしっかり教えましょう。イラスト/おぐらなおみ 出典:『お母さん! 学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!』(辰巳出版)

 

▶︎あわせて読みたい

【性教育】は3歳から!小学生からではもう遅い理由

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性教育アドバイザー のじまなみさん

◉のじまなみさん

性教育アドバイザー。防衛医科大学校高等看護学院卒業後、看護師としてのキャリアを経て、2016年「とにかく明るい性教育【パンツの教室】」を設立。夫と3人の娘の5人家族。著書『お母さん! 学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!』(辰巳出版)『男子は、みんな宇宙人! 世界一わかりやすい男の子の性教育』(日本能率協会マネジメントセンター)がヒット中。

『お母さん! 学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!』のじまなみ/著 おぐらなおみ/イラスト(辰巳出版)¥1,400

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