香水ほど構えず、でも確実におしゃれ感と癒しをくれる香り名品って?美容ライター遠藤彩乃さんとVERY編集者の太田が、素の自分をそっと底上げしてくれる香りを考察しました。
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追いたいトレンドと逃げられない子どもの行事。“季節のかっこう”をブラッシュアップするには、メイクの力が必要不可欠。そのバランスを探るべく、コスメ溺愛ライターが担当編集と誌上タッチアップ会を開催!
持ち歩けるロールオンの香りコスメって、
おしゃれが心許ない日のメガネみたいな存在!

ヴェルサティル パリ ディモンシュフレンム 15ml ¥9,790(アールオー)

バイレード ロールオンフレグランス ブランシュ 7.5ml ¥13,090(バイレード ジャパン)
遠藤 VERYのYouTube拝見しました!シゲタのエッセンシャルオイルを紹介されてましたね。香らせ方まで奥ゆかしいんだから〜太田さんは。
編集 そ、そうですか?(笑)ありがとうございます。みんな、ハンドクリームとかも含めると一つは香り系がバッグに入ってましたね。人に対してというより、自分の癒しのための香りっていう選択肢が増えている印象です。
遠藤 今や同性からの、「何かいい匂いがする!」が最大の賛辞ですよね。でも聞いたところでそれは香水じゃなくて…高級なシャンプーや毎日替えてるベッドリネン、丁寧に塗り込んだボディクリームが混ざったような、整った生活の積み重ねだったりする。到底真似できない…!という敗北感を味わいそうで結局聞けない。
編集 聞かないんですね(笑)。でもそんなさりげない香りが製品化していたらいいなぁと思うし、エッセンシャルオイルなどよりもう少し長く続いてくれたらなぁなんて。
遠藤 ロールオンのオイルベース香水はどうですか? 丁寧な暮らしをしている風の滲み出るような香りが特徴です。シュッと吹きかける香水はアルコールが含まれていることが多くて、はじめは香りが硬いし、こなれてきたと思ったらわりとすぐ消えちゃう。その点オイルベースだと塗りたてから肌になじむし、今回紹介したロールオンなら出先でもさっと“追い香”できます。香りって素の自分だと心許ないときにかける黒縁メガネのような、一種のシールドみたいなものだと思うんですよね。だから一日の中で自分なりに強弱を調整したい。そんな気分にもマッチします。
編集 バイレードのブランシュは爽やかなのに深みがあって、誰からも好かれる香りですね。ボトルもスリム♡
遠藤 ヴェルサティル パリのこの香りの名は、和訳で“だらだらする日曜日”。本能で選んでました(笑)。
編集 深層心理あらわれちゃってる!
VERY美容ライター
遠藤彩乃
出版社にファッション誌編集者として勤務。ファッションに軸足を置きつつコスメ好きが高じてVERYでは美容の記事も担当。服好きのための美容最適解を探求する41歳、8歳女児の母。
撮影/西原秀岳〈TENT〉 取材・文/遠藤彩乃 編集/太田彩子
*VERY2025年8月号「子育てママのリスタート美容」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のもので、変更になっている場合や商品の販売が終了している場合ございます。