服とコスメをこよなく愛するママライター・遠藤彩乃さんが、〝時短〟と〝洒落見え〟を軸に導き出したコスメ最適解。第8回は、与えられた自由なナイトタイムに“ながら”で仕込んで、翌朝から気分が上がる気負わないセルフネイルのお話です。
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自爪が盛れて
ハゲても目立ちにくい
おうち派なら透けネイル
AYANO’s POINT
☑︎ はみ出しやムラを気にせず、手軽に塗れる
☑︎ 主張控えめで着る服やシーンを選ばない!
☑︎ 塗り直しが1週間後でもOKな透明感
寝落ちから生還できた夜って、
母にとってのロスタイムみたいだと思いませんか?
PM11:10ーーなかなか寝付かないこどもの横で寝たふりをしていたら一緒になって熟睡してしまったけれど、リビングに残してきた家事が無意識下で騒ぎ出し頬をつねられたかのように覚醒する時間(だいたい)。目を瞑れば夢に戻れるのに起きた私、えらい!ということで、与えられた残りの時間はとことん自分のために過ごすことにしています。最近は娘が夜中に起きることも減って、深夜が絶好のネイルタイムに。韓国ドラマの胸熱シーンを見返しながら、好きな色を選んで爪にのせる。ちょっとしたことだけれど、一日を自分の選択で締めくくれる喜びは何ものにも代え難いですよね。
マットやラメ、セルフジェルなど世の中は美しいネイルグッズで溢れていてあれもこれもと買い集めましたが、結局不器用でせっかちな私に使いこなせたのは下地やトップコートが要らず、ノンアセトンリムーバーでオフできるポリッシュ。自爪が透けるタイプは色の濃いものと比べてサラッと乾きやすく、重ねて塗れば数日はうるうるした爪になってキーボードを叩くたびに良い気分。多少ハゲても気にならず、いざとなれば自分でオフできる、そんな気楽さも気に入っています。以前通っていたネイリストさんに、塗った後は指先を冷やすと気泡ができにくいと伺ったのでキンキンに冷えたビールを携えて。それだけじゃ胃に悪いのでスナックも。整った爪と引き換えに翌朝むくみますが、それもまた自由な女の勲章。もし試してみようという方がいらしたら、はじめに缶のプルタブと袋を開けておくことを強くおすすめします。
❝ズボラで不器用、メイク時間10分でも、
オシャレな顔になりたい!❞
週1でデパコスパト!
月のコスメ予算は2万円
ライター遠藤彩乃
出版社にファッション誌編集者として勤務。出産後VERY STOREのECを経てフリーライターに。母となり7年、ドタキャン謝罪電話をする未来を恐れて予約系のサロンやジムからすっかり足が遠のいてしまった40歳。セルフネイル派に転向したものの、こどものような小爪に不器用さもあいまってエナメル選びも困難を極めている。
撮影/西原秀岳〈TENT〉 取材・文/遠藤彩乃 編集/翁長瑠璃子
*VERY2024年4月号「“Automaticコスメ”」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。