忙しママにとって睡眠不足は日常だけれど、ふと鏡を見るとターンオーバーの乱れのせいで、どんよりとしたお疲れ顔にガッカリすることも。今回は、皮膚科医・内科医の友利 新先生に、正しい知識を活かした〝寝る前ケア〟を取材。美に精通する友利先生ならではのメソッドが必見です!
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お肌の睡眠不足は
〝寝る前ケア〟で回避できる!
睡眠不足が重なると、肌のバリア機能が低下し、ターンオーバーが乱れることで、くすみや乾燥、ツヤの低下……と、もっちり肌とは程遠い状態に。寝具メーカーの研究では「睡眠不足でプラス3歳~7歳老ける」と出ているほど。とはいえ、たっぷりの睡眠時間は確保できなくても、もっちり肌ではありたいですよね。そのためには、夜の2軸ケアを意識するのがおすすめです。
キャミソール¥5,720(ジェラート ピケ/gelato pique ルミネエスト新宿店)
落としすぎない
〝補う〟クレンジング洗顔
ひとつはクレンジング。夏の間は普段以上に落とすケアに注力している人も多いと思いますが、まずはW洗顔不要なクレンジングに切り替えてみるのも手。特にこの秋の新作は、不要なものをきちんと落としながら、保湿も同時にできるという優れものが多いんです。私のお気に入りはクレ・ド・ポーのオイルクレンジング。肌がヌルッとするのが気になるという人は、実はこれは必要な潤いだと考えを刷新して。落としすぎて与えるひと手間をかけるよりも、落とす段階で潤いを補給するのが効率的です。
寝ながら守る
ラッピングクリーム美容
ふたつめは高機能クリーム。ツヤやもっちり感を底上げするのはクリームにしかできない! 肌を明るく見せるには水分補給が欠かせませんが、バリア機能を強固にしながら、肌を柔らかくしてくれるのは油分なんです。また「一番有効成分を入れやすい=クリーム形状」なので、各メーカーがしのぎを削ってくるアイテムでもあります。VERY世代にとっては、〝クリームで蓋をする〟のではなく、〝クリームで入れる〟のが鍵。栄養を与える感覚で使ってほしいですね。
今季はエビデンスもしっかり取れている凄腕がズラリ。ディオールの「プレステージ ラ クレーム N」はエイジリバースを目指せるし、エピステームの「ステムサイエンスリフトクリームb」は、頰を高く見せることに着目した技術も素晴らしい。重点的にケアしたい人はSENSAIの「センサイ コンフォーティング バリアマスク」でクリームマスクもおすすめ。忙しくても続けられる夜の2軸ケアで、この秋もっちり肌を手に入れてくださいね。
友利 新先生
皮膚科医・内科医。都内2カ所のクリニックに勤務する傍ら、雑誌やTVなど各メディアでも活躍中。YouTubeチャンネルも大人気。
撮影/田形千紘 ヘア・メーク/KIKKU スタイリング/山本有紀 モデル/原田夏希 取材・文/矢﨑 彩、髙丘美沙紀 編集/太田彩子
*VERY2022年10月号「朗報! ズボラ美容でももっちり肌になれる」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。