一人目の妊娠・出産で、人生初の80キロ台を突破。そこから20キロの減量に成功するまで……。家事・育児・仕事に追われ、余裕なんてゼロ。 大型ジムに入会するもたった2回通って挫折。そんな“36歳・1児の母・会社員兼ライター”のリアルな産後ダイエットの記録です。
ダイエット後の今の様子はこちらから
“体重82キロ”になった妊婦生活
初めての妊娠。幸いにも、つわりは軽く、体調も比較的安定していた私は、「よく食べて、よく休む妊婦」でした。不妊治療を経ての第1子妊娠だったため、妊娠中の過ごし方は「安全第一」!激しい運動は絶対しない、歩くのさえも必要最低限、と、妊娠中の運動量はほぼゼロ。臨月になり、担当医に「出産のためにも歩いてね」と言われるまでは、本当に動かない妊娠生活でした。先に出産を終えた友人と「妊娠後期は空気を食べるだけで太るらしいよ」と笑い事のように話していたのですが、その後、体重は健診のたびに増えていきました。出産直前に記録されたのは「82.1キロ」。身長167センチと身長は高めなので70キロ後半には突入するだろうな、と構えていたのですが、それを超えていました……。

出産前最後の健診で、「82.1キロ」に……!
痩せない産後…夫の服を借りるように
産後は「授乳すれば自然と痩せるらしい」という説に、私も希望を託していました。出産で2キロ減。その後授乳しながらの数カ月で5〜6キロほどスルスルと落ちたものの、それ以降は停滞。いつの間にか写真は、加工アプリで“整えた”ものしか残していない状態に……。選ぶ洋服も体のラインを拾わないオーバーサイズ一択。徐々にレディースサイズでは窮屈になり、メンズのXLサイズを重宝する日々。産前に着ていた洋服は当然のごとく入らず、ダウンコートなど、新調すると値が張るアイテムは、同じくがっしり体型の夫の物を借りて乗り越えました。

産後しばらく、写真は加工アプリでしか撮影を許さなかった時期。“いい感じ”に整えられた写真で脳をだましていました。