撮影現場のロケ弁でも人気のケータリングやさんに教えてもらう、おもてなし料理。冷めても美味しい&オシャレ見えのアイデアは、ママ友たちを招くホムパでも活躍するはずです。
Vol. 3 幸也飯
連投で揚げれば簡単にできる♪ 〝揚げ物盛り〟がメインディッシュ
VERY9月号ではイケメン料理人が腕をふるう「幸也飯」が、ガツンと一皿「揚げ物盛り」を披露。茶色一色の揚げ物も、具材を工夫して半分に切った断面を彩りよくすることで、おもてなし料理に昇華させるのがポイントです。
■ビーツと海老の春巻き
春巻きの具がピンクと白のマーブル!?その秘密は、〝ビーツ〟を混ぜているから。
春巻きのタネは、海老とはんぺんを合わせるだけなので、見た目ほど手が込んでいないのが嬉しい!はんぺんのふんわり食感も、美味しいアクセントに。
<材料>4人分
春巻きの皮…4枚 海老…8尾 はんぺん…200g 大葉…4枚 ビーツ…20g レモン汁(市販のレモンエキスで可)…適量
【A】出汁醤油…小さじ1 ナンプラー…小さじ1 みりん…小さじ1
<作り方>
❶海老は背ワタを取り、大きめにぶつ切りにしてから軽く叩く。
❷ビーツ液を作る。ビーツは皮をむいて約1cm角にしておく。沸騰したお湯150ml(材料外)にレモン汁を入れ、再び沸騰したらビーツを入れ、すぐに火を止める。
❸叩いた海老、はんぺんに【A】を入れて混ぜ、はんぺんがねっとりするまで手でしっかり混ぜ合わせたらビーツ液の中からビーツの身だけを取り出し、ふんわりと混ぜ合わせ白とピンクのマーブルにする。
❹春巻きの皮に大葉をしき、タネを載せ巻いて、200度の油で3分半ほど揚げれば完成。
★残ったビーツ液は瓶などに入れて保存可能。大根やカブなどを漬け置きすれば、ビーツ色に染めることもできる。ポテトサラダの色付けなどにも使えます。
★トップ画面の写真にあるピンク色のドリンクは、スパークリングウォーターにビーツ液をちょこっと垂らし色づけしたものです!
ビーツ液の作り方を動画でチェック!
⬛︎野菜の肉巻きフライ
赤いパプリカとグリーンのオクラでカラフルに。オクラの☆型もオシャレアクセントに!シャキっとした触感の野菜を具にすれば、冷めても美味しさが続きます。
<材料>4人分
薄切り豚ロース肉…8枚 オクラ…4本 赤パプリカ…1/4個 黄パプリカ…1/4個 片栗粉…適量 生卵…1個 パン粉…適量 塩胡椒 …適量
<作り方>
❶パプリカはタネを取り5mm幅で縦に4本切る。
❷豚ロース肉2枚を広げ、オクラ、2種のパプリカをのせて、塩胡椒をふり、転がすように包む。
❸片栗粉、卵、パン粉の順番でつけ180度の油で5分ほど揚げれば完成。
肉巻きの上手な巻き方を動画でチェック!
⬛︎醤油麹漬けから揚げ
鶏肉をしょう油麹入りのタレに一晩に漬け込むことで、肉がしっとりやわらかく、味もしみこんで美味しさアップ!お弁当のおかずにもおすすめ。
<材料>4人分
鶏モモ肉…1枚 片栗粉、米粉…各適量
【A】醤油麹(市販のもので可)…45ml すりおろしにんにく…1片 すりおろししょうが…大さじ1 みりん…大さじ1 酒…大さじ1
<作り方>
❶鶏モモ肉を皮付きのまま8等分にする。
❷ボウルに鶏モモ肉と<A>を入れて揉み込み、冷蔵庫で半日〜丸1日寝かせる。
❸寝かせたお肉に片栗粉と米粉を1:1で混ぜたものをまぶし180度の油で約6分揚げれば完成。
★片栗粉と米粉をブレンドするのは、冷めてもカラッと感がキープしやすくなるからです。
<POINT>
〝揚げ物盛り〟は同じ油で、春巻き→肉巻→唐揚げの順番に一気に揚げていきます。サラダ油、オリーブオイル、ごま油をブレンドすると、香ばしくて軽やかに揚がります。
●料理研究家 寺井幸也
寿司職人だった祖父の影響で、幼少期から〝美味しいもの〟がそばにあった。上京後、有名レストランでサービスの経験を積み「食がその人の1日を素敵にする」ことを実感。毎週休日に友人に振る舞っていた料理が評判を呼び、3 年前「幸也飯」を立ち上げる。コンセプトは「幸せを届ける」こと。
HP:yukiyamesi.com
Instagram:@yukiya.terai