「週刊おうち薬膳」6月のテーマは〈湿気を溜めない体をつくる〉、むくみ解消レシピをお届けしています。
本格的な梅雨を迎え、湿気が増えることによる体調不良が起こりがちに。「重だるくてやる気がわかない」「食欲がでない」…それらの症状は、体内に自然と湿気が溜まりがちになっているから。そんなときは、利尿作用のある食材を意識して取りましょう。
今回は夏野菜のとうもろこしを使ったスープ。髭が「玉米髭(ぎょくべいしゅ)」という水が溜まったときの生薬としても使われるほど。実も水分代謝によいとされるので、梅雨のうちからぜひ取り入れたい食材です。
火を使わず簡単!
「とうもろこしのスープ」
◉材料(2人分)
・とうもろこし 2本
・無調整豆乳 1カップ
・塩、オリーブ油 各適量
◉作り方
①とうもろこしは皮のままラップでくるみ、600Wのレンジで2分加熱する。ラップを外し粗熱を取る。
②とうもろこしの長さを3等分する。実と芯の付け根に包丁を入れ、刃を上下させながら、かつら剥きのように実をそぎ落とす。(飾り用に数粒とっておいてもよい)
③2と豆乳を合わせ、ミキサーまたはハンドブレンダーでなめらかになるまで攪拌する。塩で味を調える。冷蔵庫で1時間以上冷やし、器に盛り、飾り用の粒をのせオリーブ油をかける。
◉レシピのポイント
・温かく飲みたいときは、豆乳の分離を防ぐため、沸騰させないように注意してください。
◉本日のキー食材
・とうもろこし…利尿作用でむくみ改善
◉齋藤菜々子プロフィール
料理家・国際中医薬膳師。IT企業で営業を経験後、料理家のアシスタントを務め独立。日本中医学院にて中医学を学び国際中医薬膳師を取得。「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材のみを使ったつくりやすいレシピにこだわり、家庭で毎日実践できる薬膳を提案している。東京・自由が丘にて料理教室を主宰。教室情報はInstagram@nanako.yakuzenにて。