撮影現場やイベントなどで人気のケータリングやさんのレシピを紹介!今回はフードクリエイターの松島さんが、前菜からメインまでを一皿に盛ったワンプレートご飯を提案。ロゼワインと一緒に楽しみたいエスニックメニューがテーマです。
少し湿気を帯びた暑さが近づいてきた今、ハーブやスパイスを使ったエスニック風味な料理が気分に。前菜には爽やかな「ミント・春雨・ライムのサラダ」、箸休めに「にんじんとパプリカのクミン和え」、メインは中華風の「油淋鶏 黒酢ライチ添え」、そしてご飯ものは、もち米をブレンドした「しょうがの炊き込みご飯おにぎり」を、1人分ずつワンプレートに盛り合わせて。
【ミント・春雨・ライムのサラダ】
<材料>
春雨……30g
きゅうり……1/2本
くるみ……40g
ミント……適量
(A) 乾燥唐辛子……大さじ1
(A) ごま油……小さじ1/2
(A) 砂糖……小さじ1/2
(A) ナンプラー……小さじ1
(A) ライム汁……小さじ1
(A) 塩……ひとつまみ
<作り方>
①鍋にお湯を沸かして、春雨を入れる。菜箸で混ぜ、中火で約2分茹で戻し、しっかり水を切る。
②乾燥唐辛子の種を取り出し、キッチンばさみで輪切りにする。(A)をすべて混ぜ合わせタレを作る。
③きゅうりは長いまま、スライサーでスライスする。
④ ❶、❷、❸をよく和える。
⑤皿に盛り、細かく砕いたくるみ、ミントの葉を飾る。
【にんじんとパプリカのクミン和え】
<材料>
にんじん……1本
パプリカ……1/2個
クミンシード……小さじ1/4
ごま油……大さじ1
レモン汁……大さじ1/2
砂糖……小さじ1/2
ナンプラー……小さじ1/2
塩……3つまみ
<作り方>
①にんじんはスライサーで薄く、パプリカも薄切りにする。
②ごま油をフライパンで熱し、クミンシードを入れ香りを出す。
③にんじんを加え、火が通ったらパプリカを入れて炒める。生の食感が残るくらいが目安。
④砂糖、塩を入れ混ぜる。全体に行き渡ったら、ナンプラー、レモン汁を入れ和える。
⑤火を止め、余熱で置いておく。
【油淋鶏 黒酢ライチ添え】
〈材料〉
鶏モモ肉……250g
アーリーレッド(もしくは普通の玉ねぎ)……1/4個
ライチ……6個
片栗粉……適量
(A) にんにくのすりおろし……小さじ1/2
(A)しょうがのすりおろし……小さじ1/2
(A)酒……大さじ2
(A)砂糖……小さじ1/4
(A)塩……1/4
(B)しょうゆ……大さじ1
(B)黒酢……大さじ1
(B)砂糖……小さじ1
(B)ごま油……大さじ2
<作り方>
①鶏モモ肉を食べやすい大きさに切り、ビニール袋に入れて(A)をよく揉み込み、冷蔵庫で1時間以上寝かせる。
②アーリーレッドは薄くスライスし、ライチは皮をむく。
③Bの調味料をよく混ぜ、②を加え、和える。1時間以上漬け込む。
④ ❶に片栗粉をつけ、170℃の油で揚げる。
⑤ 揚がった❹を❸に入れ、全体に味が行き渡るように和える。
【しょうがの炊き込みご飯おにぎり】
<材料>
米……1.5合
もち米……0.5合
しょうが……1かけ
塩……小さじ1
酒……大さじ1
<作り方>
①米、もち米を研ぎ、1時間ほど浸水させる。
② ❶を炊飯器に入れ、塩と千切りにしたしょうがを米に混ぜる。2合分炊く規程の水量より大さじ1/2少なくし、炊く。炊き上がったら酒を振りかけ、全体に混ぜる。
③温かいうちにおにぎりにする。
フードクリエイター松島由恵
ケータリング「Dora The Food」主宰。雑誌へのレシピ提案、スタイリング、展示会や撮影現場へのケータリングをはじめ、さまざまな分野で活躍。色鮮やかで斬新な料理が心を掴み、撮影現場での女優やモデルからの指名も多い。この仕事に携わる前は建築士という経歴を持つ。
HP:http://www.dorathefood.com/food.htm
Instagram:yoshie_matsushima
撮影/在本彌生 取材/藤井そのこ