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VERY June/July 2020
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June/July 2020

2020年5月7日発売

890円(税込)

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SHELLYさんが提案「自粛中の今こそママを褒めて!」

『VERY』の巻頭エッセイ「これってママギャップ?」でも話題のSHELLYさん。ステイホームの今、ママたちに向けたスペシャルエッセイを寄稿してくれました。

SHELLYさんが提案「自粛中の今こそママを褒めて!」

 

 

新型コロナをどこまで恐れるか、警戒するかは人によって様々ですよね。私は、最初は中立的な立場のつもりだったんです。でも元医療従事者の姉の影響で、今はかなり気にしているほうに入るかもしれません。スーパーに行ったら、買ってきたものをすべて除菌剤で拭いているし、むき出しの状態で置いてある野菜や果物は中性洗剤で洗ってから冷蔵庫にしまっています。

 

ママ友とLINEで話していても、学校を早く再開してほしいというママもいれば、危ないからまだまだっていう人もいる。ママ友のグループラインではいろんな声があって、(えっ、遊具で遊んでるの!? スーパー家族で行くの!?)とか、声にならなくても感覚の違いが透けて見えるときがあります。我が家の娘たちは姉妹で一緒に遊んでいてくれるから、そこまでストレスではないし、ありがたいことにリモートで仕事も続けられています。でもこのコロナ禍では、家にいるのに何ひとつやってくれないのに、昼ご飯時になるとやおらリビングにやってくる夫を見て、コロナ離婚が頭をかすめる人たちもいると思います。(えっ、私が仕事をしながら子どもの面倒を見ているのに、さらに料理までしろと?)となっている方はたくさんいらっしゃるはず。平時なら保育園に行っていたはずの低年齢児を抱えて、仕事しなければいけない方も多い。コロナ禍で生活がピンチに陥る方もいる。

 

 

いまは、本当に家庭の状況が様々すぎて、またその変化の具合も想像を超えていて、新型コロナへの感覚も千差万別。腹を割って話しにくくなっているというか、新型コロナのせいで、人間関係が見えないところでちょっとギクシャクしているのかなぁと。でも、誰かに主張するためじゃなくて、ただスッキリするためにLINEで発言しているママもいるんですよね。だから、もし意見が違っても、それにいちいち反論しなくてもいい。今だけのルールとして、ママ友との距離感は、特殊に考えたほうがいいのかなと思っています。

 

 

それに今無理して、結婚とは?夫婦関係とは!?って問わなくてもいいと思うんです。この状況下で相手の人間性が見えてダメになることもあるかもしれないけど、今は「やり過ごす」のも大事なのかな、と。今はやっぱり緊急事態、みんなどこかで平常心を失っているのではないでしょうか。だから、ママたちも、夫に「21時からZoom飲みだからよろしくね」「Netflix観るからよろしくね」って自分の時間を無理やり作っちゃうのがいいと思う。これまでの習慣で、なんとなく自分が我慢して乗り越えようとしているママも多いと思うのですが、優先的に自分のスケジュールを入れることも大事なんじゃないかな、と。子どもを安全なところにいさせて自分が観たいテレビをつけたり、SNSをすることがあってもいい。結果的に、心が潤うならそれでいいと思うんですね。わがままと言われようと、「私にこの時間がないと、明日同じように活動できない」と割り切って、自分を保つことを大事に考えてほしいと思います。

 

 

あとは、ママ自身も褒めてもらうとすごくうれしいんだなと実感したことがあったんです。長女は今4歳。園でやっているようなアルファベットの書き取りなども、この自粛生活のなかでは全然できていなくて、ただひたすら遊んでいるばかり。それに対して、まだ4歳なんだから元気に遊んでいるだけで十分と思う一方、これで大丈夫なのかな?って、不安に思うこともあったんですね。そんななかで長女の園の先生と電話して、「今は、一緒に遊んでいる時間もすべて学び。いずれ勉強にもつながっていくから、後れを取るとか意識しなくてもいい」「園でも礼儀正しいし、お母さんがきちんと教えているんだなと思っていました」と褒めてもらって。なんだか泣きそうなくらい嬉しかったんです。人って褒めてもらうのってすごく大事なんだなって。正解のない育児のなかで、さらに正解のない新型コロナ対応という考えられないハードルを与えられて、将来のことを考えているママたち。褒めてもらえていないママのほうが多いと思うけれど、私でも褒められたぐらいだから、きっとみんな褒められるべきだと思う。皆さん、本当に偉い!

 

 

お母さんがハッピーであるっていうのは本当に大事なんだなと、コロナ禍で余計に、思い知らされた気がします。

 

 

撮影/須藤敬一  ヘア・メーク/高橋純子 スタイリング/松本ま生 取材・文/有馬美穂

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