おうちごはんの回数が急激に増え、料理のレパートリーに悩んでいるママは多いはず。そんなときは、普段使いの食器を新調して“見た目”から変えてみるのも手。そこで、オシャレな人は、どんな目線で、どんなものを選んでいるのか、オシャレセンスに定評のある4名のスタメン皿を伺いました。
今回は、アパレルブランドSEAのディレクター・RIEさん。食卓に温かみを添える、選りすぐりの土物をご紹介します。
手がけるブランドも
ライフスタイルも自然体なRIEさん
スタメン皿は…
手触りの優しい温かみのある土物
●パスタの日
和から洋まで対応できるシンプルなデザイン。久野靖史氏作。
●カレーの日
S-STOREで購入した器。茶色がお皿の多くを占めるカレーは、白米とカレーのバランスを美味しく見せてくれる薄いベージュで。馬渡新平氏作。
●大皿の日
少し大きめの煮物の器もS-STOREで購入。お正月など人が集まる場面でも活躍します。小泊 良氏作。
●丼ものの日
丼ものは深さを変えていくつかを所有。全般的に余白を取れる大きめの器が好きです。尾形アツシ氏作。
手作りご飯の温もりが
伝わる「土」の食器
機械的に作られていない自然のものが好きなことは公私ともに共通していて、ブランド名の「SEA」も大好きな自然からネーミングし、家族のご飯も丁寧にお出汁をとることからスタート。それは趣味の器選びにも言えることで、土の表情が出ている個性的なものが好きです。素焼きの段階で陶磁器の表面に塗る釉薬(ゆうやく)という薬品を使わず、器そのものを高温で焼き上げる「焼き締め」に魅了されてから、そればかり集めています。焼かれる途中の経過で自然と器にかかる灰が自然釉になり、土の表情がより豊かになることで個性的になる。深い工程を考えると、食事作りも丁寧になり美味しさも増します。
◉RIEさん
SEAディレクター/2歳の女の子のママ
アパレルブランドSEAのディレクションをはじめ、セレクトショップのコーディネートなど幅広く活躍。インスタは@rie_sea。センスのいいリエさん撮影の写真が並びます。
撮影/谷口大輔 フードスタイリング/竹中紘子〈CONDIMENT〉 撮影協力/UTUWA 取材・文/井田理恵 編集/太田彩子
*VERY2019年7月号「普段の器にこそセンスが表れてる オシャレもおうちもハンサムな人の毎日使いのスタメン皿」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。