気温が上昇する春は、体内を巡るエネルギーも上に上にと上昇しがち。そのため、目の疲れやめまい、肩の張り、頭痛などの上半身の不調が起こりやすくなります。イライラしやすい…のも症状の1つです。解消には香味野菜や薬味、柑橘類やハーブティーなど香りのよいものがおすすめ。「エネルギーの巡りをよくする」ことが大切です。
今回は中華の定番「青椒肉絲」。春におすすめのピーマン一袋を使い切り!油が控えめでさっぱり、たくさん食べても胃がもたれないレシピ。汁気がで出にくいので、お弁当や作り置きメニューにもおすすめです。
「ピーマン使い切り!青椒肉絲」
◉材料(2人分)
・豚ロース薄切り肉 150g
・ピーマン 4~5個
・たけのこ(茹でたもの。水煮でも可) 1/2個(約80g)
・〈A〉 酒 大さじ1
・〈A〉しょうゆ 小さじ2
・片栗粉 小さじ2
・〈B〉 水 大さじ3
・〈B〉 オイスターソース 大さじ1
・〈B〉 きび砂糖 小さじ1
・〈B〉 鶏ガラスープの素(顆粒) 小さじ1/2
・ごま油 大さじ1
◉作り方
①ピーマンは種とわたをとり縦細切りにする。たけのこは茎を4センチ長さの細切りにする。穂先は食べやすい厚さに切る。豚ロース肉は1センチ幅に切る。〈A〉の下味をなじませ片栗粉を混ぜる。〈B〉を合わせる。
②フライパンにごま油を熱し、たけのこを炒める。油がまわったら片側に寄せ、空いたスペースに豚肉を広げる。豚肉の色が変わったら、ピーマンを加える。ピーマンがややしんなりしたら〈B〉を加え、全体にとろみがつくまで炒める。
◉レシピのポイント
・豚肉は牛薄切り肉でもおいしくできます。
・肉にしっかり下味をつけることで、時間がたっても味がぼけません。
・ピーマンはシャキシャキ食感を保つために、炒めすぎないこと。少ししんなりしたらすぐに調味料を入れてください。
・シャキシャキ食感は炒め具合が大切です。火にかけてから手早く作れるよう、合わせ調味料は必ず事前に合わせておきましょう。
◉今回のキー食材
・ピーマン…気の巡りをよくする
◉齋藤菜々子プロフィール
料理家・国際中医薬膳師。IT企業で営業を経験後、料理家のアシスタントを務め独立。日本中医学院にて中医学を学び国際中医薬膳師を取得。「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材のみを使ったつくりやすいレシピにこだわり、家庭で毎日実践できる薬膳を提案している。東京・自由が丘にて料理教室を主宰。教室情報はInstagram@nanako.yakuzenにて。