春は気温の変化と共に、体内のエネルギーも上昇しがち。その為、目の疲れやめまい、肩の張り、頭痛など上半身の不調が出やすい季節なんです。気持ちがイライラしやすいのも、その症状のひとつと言われています。4月はそんなイライラや緊張を解消するレシピをお届けします。
今回は、旬の甘くておいしい新玉ねぎをたっぷりと使ったレシピ。今だけのおいしさをたっぷりと味わえる具沢山スープです。新玉ねぎは収穫された後すぐに出荷されるので、普通の玉ねぎよりも瑞々しく甘みがあります。玉ねぎがちょっと苦手…という子どもにもおすすめです。鍋1つで出来る簡単レシピなので、朝食や昼食におすすめの一品です。
「ごろごろ新玉ねぎとアスパラガスのスープ」
◉材料(3~4人分)
・新玉ねぎ 1個
・アスパラガス 1束(4~6本)
・ベーコン 2枚(ハーフなら4枚)
・水 2カップ
・コンソメ(顆粒) 小さじ1と1/2
・タイム 2~3枝
・オリーブ油 大さじ1/2
・塩、粗びき黒こしょう 適量
◉作り方
①新玉ねぎは皮を剥き、根元を残したまま6等分のくし形に切る。アスパラガスは根元の固い部分4~5センチを切り、下半分はピーラーで皮を剥く。3等分の斜め切りにする。ベーコンは2センチ幅に切る。
②鍋にオリーブ油を熱し、ベーコンを炒める。軽く縮んだら玉ねぎを入れる。全体に油がまわったら水2カップとコンソメ、タイムを入れる。沸いたら蓋をして弱火で15分煮る。アスパラガスを入れ、追加で3分煮る。塩、黒こしょうで味を調える。
◉レシピのポイント
・瑞々しい新玉ねぎは、根元の部分も煮込めば柔らかく食べられます。崩しながら召し上がって下さい。
◉今回のキー食材
・玉ねぎ…気の巡りをよくする
◉齋藤菜々子プロフィール
料理家・国際中医薬膳師。IT企業で営業を経験後、料理家のアシスタントを務め独立。日本中医学院にて中医学を学び国際中医薬膳師を取得。「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材のみを使ったつくりやすいレシピにこだわり、家庭で毎日実践できる薬膳を提案している。東京・自由が丘にて料理教室を主宰。教室情報はInstagram@nanako.yakuzenにて。