ぐっち夫婦の「悩みごとなんて料理で解決できる! 」114
SNSの総フォロワー数が100万を超えるなかよし夫婦のお料理ユニット@gucci_fuufu。YouTubeのチャンネル登録数も10万人を突破し、臨場感たっぷりの動画で、楽しく、わかりやすく、たくさんのレシピを発信中。
今回は、沖縄の家庭料理「かちゅー湯」です。かつお節+味噌+お湯だけの、究極のシンプル味噌汁。かつお節の香りがふわっと広がって、ほっと落ち着くやさしい味わいです。お好みで青ねぎを加えれば、風味も彩りもアップ! おすすめのアレンジレシピも掲載しているので参考にしてみてくださいね♪
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<今月のお悩み>
「だし」にちょっとだけこだわりがある私。顆粒だしにはちょっと抵抗があり、それなのにだしを取るのが面倒です。正直言うと、だしパックを煮出す時間すら短縮したい。具材からもだしが出て、だしいらずのお味噌汁ってないですか? 「味噌汁食堂」でおなじみのぐっち夫婦なら、きっといろいろご存じでしょうからぜひ教えていただきたいです! (39歳・9歳、6歳男の子ママ)
<今回の解決レシピ>
たっぷりのかつお節の
香りと旨味が凝縮!
優しくカラダに染み渡る
簡単かちゅー湯
【材料と作りかた】
お椀にかつお節(ひとつかみ)と味噌(小さじ1〜1と1/2)を入れ、熱湯(150mlほど)を注いでよく混ぜるだけ!
お好みで青ねぎをプラスして。
具材を加えた、アレンジかちゅー湯もおすすめ! どちらもササッと作れるレシピです。
<アレンジその①>
「豆腐とわかめ入り、かちゅー湯」
【材料(1杯分)】
かつお節…ひとつかみ
味噌…小さじ1と1/2
絹ごし豆腐(小さめの角切り)…適量
乾燥わかめ(そのままでOK)…少々
熱湯…約150〜180ml
【作りかた】
具材をお椀にすべて入れて熱湯を注ぎ、混ぜるだけ。ポンと入れられる具材を使えば、洗い物も最小限ですみますよ。やわらかな豆腐と、わかめの磯の香りがアクセント。するんと口当たりの良い豆腐が加わるだけで、満足感がアップします♪
<アレンジその②>
「とろろ昆布と梅入り、かちゅー湯風」
【材料(1杯分)】
かつお節…ひとつかみ
味噌…小さじ1
とろろ昆布…ひとつまみ
梅干し(たたくか種を取る)…1個
熱湯…約150ml
作りかたはアレンジ①と同じです。
とろろのとろみと梅干しの酸味がクセになる…! 食欲がない朝や疲れた夜にぴったりの、さっぱり味です。だし要らずなのに深みがあって、〆の一杯にも◎。
<POINT>
だしを取る必要がなく、シンプルな味わいがおいしい沖縄の「かちゅー湯」がおすすめ! 昔から沖縄の家庭で親しまれていて、食欲がないときや忙しい朝にもぴったりなんです。とろろ昆布や梅干し、豆腐、乾燥わかめなどを足せば、立派な即席味噌汁になりますよ♪

<解決するのは…>
ぐっち夫婦
美味しいことはもちろん、20分で完成を目指し、少ない工程で簡単にできちゃう栄養満点のレシピを次々発信するぐっち夫婦は、まさにママの味方! なかよし夫婦のかけ合い料理動画も話題です。ごはんがすすむ一品料理が得意なTatsuyaさんと、栄養士でもありサラダや副菜の引き出しが多いSHINOさん。
献立を考えるのが億劫な方必見! ぐっち夫婦のインスタグラムには、主菜と副菜の2品を同時に紹介してくれる「今日の2品献立」シリーズが登場。主菜に気を取られて、副菜を忘れて献立がちぐはぐに…なんてこともなく、そのままマネできるのがうれしい! 彩りや栄養も考えられていて、とっても便利です。
<今回のゆるっとアンサー>
お椀だけで作る
即席”かちゅー湯”は
アレンジしだいで
深みも発見も無限大
夫:味噌汁のだしは重要だよね。時間がないときは顆粒だしやだしパックで済ませるけど、ちゃんとひいただしで作る味噌汁は最高だよね。
妻:おいしいけれど、毎日しっかり作るのはなかなか難しいよね。
夫:そんなときは沖縄の「かちゅー湯」がいいね! かつお節+味噌にお湯を注ぐだけのシンプルなレシピだけど、心がほぐれるんだよね。
妻:鍋もいらないから忙しい朝にもぴったりだよね。
夫:食欲がないときにもこれなら飲めるし、体に染みわたる感じがするよね。
妻:とろろ昆布とか梅干しとか、家にあるものでアレンジするのもおすすめ!
夫:いろいろな食材を入れるとさらにだしが出て、味に深みが増すから試してみてほしいね。
<ライターワタナベが作ってみた! >


今回「かちゅー湯」という料理をはじめて知りました。北陸の道の駅で購入したドライのお味噌汁の具があることを思い出し、わかめや白えび、とろろ昆布などを加えて作ってみたら、とっても豪華なお味噌汁になりました。次はこのためにちょっと高級なかつお節を購入したい! と思ったくらい。自分のためだけに鍋を出してグツグツに出すのはけっこう億劫で。これからはこの方法でおひとりさま味噌汁も楽しみに実践したいと思います。

この企画を担当しているライター・ワタナベは10歳女の子・8歳と4歳の男の子ママ。今年も畑の季節がやってきました。これでもかというほど採れるきゅうりやトマト、なすやピーマンを、カットしてオリーブオイルで焼き、チーズをのせて、直前に美味しいお塩を少々振りかけて食べるのが、ものすごく美味しくて、「早くあれがまた食べたい♡」とニヤニヤしながら、苗を植えました。子どもたちはミミズを集め、それで釣りをするのだと、意気揚々と出かけていきました。
撮影/須藤敬一(ぐっち夫婦) 取材・文/渡邊里衛 編集/井上智明