© Pushpamala N
シャネル・ネクサス・ホールが20周年を迎え、さらにパワーアップ! 世界屈指の文化都市・京都を舞台に開催される、日本でも数少ない国際的な写真祭「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」が今年も開幕。2025年最初の展覧会では、インド出身のアーティスト、プシュパマラ N (Pushpamala N)を紹介。
今年の注目アーティストは、プシュパマラ N
プシュパマラ Nは、インドのバンガロール(現ベンガルール)を拠点に活動するアーティスト。彼女の作品は、美術史、アーカイブ資料、大衆文化から引き出された象徴的なイメージや原型を再現し、女性像の構築や国家の枠組みを探求しています。
プシュパマラ Nの作品は、アナログで演劇のように構成された演出が特徴。その作為的なものをあえて強調することで、作品の根底にある概念的な枠組みに意識を向けさせます。視覚的言語を通して文化的・国家的記憶がどのように形成されるかを鋭く考察し、観る者に「真実とは何か」を問いかけます。
KYOTOGRAPHIEそして銀座のシャネル・ネクサス・ホールの2会場で、それぞれ異なる作品シリーズを展示予定。この機会にぜひ、彼女の作品に触れ、新たな美の価値観を発見してください。
歴史的イメージを再構築! プシュパマラ Nが紡ぐ3つの物語
KYOTOGRAPHIE 2025では、プシュパマラ Nの主要な3つの作品シリーズが展示されます。歴史的な絵画を自ら再現し、男性の主役に扮した〈The Arrival of Vasco da Gama〉、インドの国家形成を遊び心を交えながら問いかける〈Mother India〉、そして叙事詩「ラーマーヤナ」をフェミニスト的視点で再解釈した〈Avega~The Passion〉。これらの作品は、綿密な歴史研究と政治的論評を、一部想像上のイメージの視覚化と組み合わせ、歴史、写真、映画、演劇、大衆文化の慣れ親しんだ物語について絶えず問いを持つことを促して、私たちに新たな視点を与えてくれます。
ぜひこれらの作品からインスピレーションを得て、自分らしいスタイルや思考を深めてみて!
■KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭■
展覧会名:Dressing Up: Pushpamala N presented by CHANEL Nexus Hall
会期:2025年4月12日(土)〜5月11日(日)
開館時間:10:00〜19:00
休館:4月14日(月)、4月21日(月) 、5月7日(水)
料金:1200円
会場: 京都文化博物館 別館
主催:シャネル・ネクサス・ホール
KYOTOGRAPHIEでの展示につづき、6月27日から東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホールではシネマトグラフィーをテーマにした3つの作品シリーズを展示。プシュパマラがフォト・パフォーマンスを手掛けた最初のシリーズ〈Phantom Lady or Kismet〉や、インド美学における9つの感情「ラサ」を主題に、緻密な演出が組まれたセルフ・ポートレイト作品<The Navarasa Suite>など、すべてが日本国内初展示作品!
展覧会名:Dressing Up: Pushpamala N
会期:2025年6月27日(金)〜8月17日(日)
開館時間:11:00〜19:00(最終入場18:30)
入場料:無料 *予約不要
会場:シャネル・ネクサス・ホール(東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4F)
主催:シャネル・ネクサス・ホール
PR・お問合わせ先/KYOTOGRAPHIE事務局
075 708 7108
https://www.kyotographie.jp/