ぐっち夫婦の「悩みごとなんて料理で解決できる! 」108
SNSの総フォロワー数が100万を超えるなかよし夫婦のお料理ユニット@gucci_fuufu。YouTubeのチャンネル登録数も10万人を突破し、臨場感たっぷりの動画で、楽しく、わかりやすく、たくさんのレシピを発信中。
「冬といえば鍋! 」ですが、今年は野菜の高騰で鍋を楽しむ人も減っているのだとか…。そんななか、今回の「焼き豚汁」レシピは、材料の種類は少なくシンプルにおさえつつ、”焼く”という工程を加えるだけで、新鮮さと満足感がアップ! ごま油で焼くことで、煮込まなくてもコクが出るので時短にも。寒い外から帰ってきた日も頼れるメニューです。
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<今月のお悩み>
家族全員豚汁を愛してやみません。「豚汁とごはんさえあればそれでいい」というほど。なのでもっと食卓に登場させたいのですが、冷蔵庫の余り野菜を入れるといつも同じ感じになってしまいます。メインのおかずにもなり、汁物でもあり、ちょっとお酒のあてにもなる、さらに毎日食べても飽きないような都合のいい豚汁、ありませんか? (36歳・8歳男の子、6歳女の子ママ)
<今回の解決レシピ>
”毎日豚汁派”も納得!
ごま油で炒めて
香ばしくコクのある
焼き豚汁が完成!
【材料(2人分)】
豚バラ薄切り肉…150g
大根…5cm(約150g)
長ねぎ…1本
味噌…大さじ2
だし汁…600ml
塩・こしょう…各少々
ごま油…小さじ1
七味唐辛子(お好みで)…適量
【作り方】
①豚バラ肉は4〜5cm幅に切り、塩・こしょうを振る。大根は5mm幅のいちょう切りにする。長ねぎは斜め切りにする。
②フライパンにごま油を中火で熱し、長ねぎを焼いて取り出す。豚肉を入れ、両面にこんがり焼き色をつける。
③鍋にだし汁を入れ、大根を煮る。火が通ったら、焼いた豚肉を加える。
④一度火を止め、味噌を溶き入れ、長ねぎを戻し入れる。再度火をつけ、ひと煮立ちさせたら火を止める。
⑤器に盛り、お好みで七味唐辛子を振る。
<POINT>
今回の「焼き豚汁」は、シンプルな材料なのに香ばしさとコクがしっかり楽しめるので、いつもの豚汁とはひと味違った一品に仕上がります。メインおかずにもなるボリューム感で、焼いた香ばしさ、長ねぎの甘みが、お酒のアテにもぴったりです。
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<解決するのは…>
ぐっち夫婦
美味しいことはもちろん、20分で完成を目指し、少ない工程で簡単にできちゃう栄養満点のレシピを次々発信するぐっち夫婦は、まさにママの味方! 仲良し夫婦のかけ合い料理動画も話題です。ごはんがすすむ一品料理が得意なTatsuyaさんと、栄養士でもありサラダや副菜の引き出しが多いSHINOさん。
みなさん、ぐっち夫婦の魚レシピが子育て世代にうれしいという噂をキャッチ! 「鮭の胡麻照り焼き」や唐揚げみたいな「ぶりの竜田揚げ」など、味もしみていて骨も気にしなくていい、子どもにも食べさせやすい魚料理が助かる!とのこと。ぜひインスタグラムをチェックしてみてくださいね。
<今回のゆるっとアンサー>
シンプルさのなかに
小技を効かせてプロの味に。
寒い日にぴったりの
お店みたいな焼き豚汁
夫:寒い日の豚汁は最高だよね!
妻:お肉も野菜もたっぷり摂れるし、体も温まるよね。
夫:今回の豚汁は具材がシンプルだよね。
妻:豚バラ、大根、長ねぎと、3つだけだけど、豚肉と長ねぎを一度ごま油でしっかり焼くことで、香ばしくてコクのある豚汁が楽しめるよ。
夫:いつもの豚汁より材料は少ないのに、満足度はしっかりあるよね。お酒のアテにもぴったり!
妻:メインおかずにもなるし、お酒のアテにもなるし、何より材料が少ないから普段の豚汁よりもラクに作れるのもうれしい。
夫:豚汁好きの方には一度作ってみてほしいね。
<ライターワタナベが作ってみた! >
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我が家も豚汁大好きですが、確かに「また豚汁? 」といわれたことも。いつもと変化を出そうとすると、具材を足したり、お味噌を変えたりするしか思いつかなかったのですが、ごま油で炒めてから煮るだけで、こんなにもコクが出るのですね! 今回は深めのフライパンで作ってみました。焼きねぎも香ばしくて甘くてシャキシャキとした食感は残り、大人もちょっとテンションが上がる仕上がりに、心もお腹も大満足でした。
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この企画を担当しているライター・ワタナベは9歳女の子・7歳と3歳の男の子ママ。
数年に一度の大寒波と言われるほど大雪に見舞われた日本海側。私が住んでいる岐阜県の山間部も小学校の校庭の積雪が3ⅿ近くにまで達しています。関東の友人からは太陽が燦燦とふりそそぐビーチの写真が送られてきて、「同じ日本なのか」と思ってしまうほど。
今年になってオンライン英会話を始めたのですが、アジア圏の先生が「日本は四季が4つあるんだっけ? こっちは2つよ。Just sunny and rainy」と言っていて、それは四季でもなくて天気の種類じゃないか? と思いましたが、そのくらい日本の四季は他の国からしたら珍しいのですね。こんな豊かな季節を全身で感じながら、冬を耐え忍び、春を待ちたいと思います。
撮影/須藤敬一(ぐっち夫婦) 取材・文/渡邊里衛 編集/井上智明