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子ども目線で考える すくすく伸びる「モンテッソーリな家づくり」

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子育て世代の家づくりで大切にしたいのは、子どもが自ら育つ力=「子育ち」を育む家であるということ。今回は、子どもが感性豊かに自立する力を信じるモンテッソーリ教育の教師・あきえ先生と一緒に、積水ハウスのモデルハウス「小林さんち。」においての〝子育ちポイント〟を紐解いてみました。
子ども目線1

子どもが安心して遊べて、
家族の時間も充実する「LDK」

キッチンからLDKまで間仕切りのない大空間「ファミリースイート」は、家族の存在をいつも〝ゆるやかに〟感じられます。家事をしながら、子どもの「見て〜!」にもすぐに視線を向けられる ので、子どもも親も安心できる大きなポイントです。
床を一段下げた通称「ピットリビング」は、子どもの様子を見ながら親もくつろげるおおらかな居どころ。寝返り→つかまり立ち→歩行と、段階的な発達を助けるつくりになっているのもひとつのアイデア。ベンチの下は、子どもがひとりで片づけができるコーナーに!

自分のテリトリーという安心感がある

あきえ先生Check!

自分のテリトリーという安心感がある

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「ピットリビング」のように、開かれていながらゆるやかに囲われた居場所は、家族の心の安定に繋がります。「これ見て!」の声にすぐに答えられることで、つい「あとでね」と言ってしまう罪悪感が必然的に減るんですよね。子どもが自分で片付けができる空間になっていれば、主体性も育まれます。(あきえ先生)

子ども目線2

〝自分でできる〟力が育つ
一人前いちにんまえスペース」

LDK内に小さなワークスペースを設けるのも◎。ダイニングとは別にデスクスペースがあれば、家族のタイムスケジュールで宿題やお絵描きが中断されることもありません。壁は自由に描ける黒板に! 描いて伝え合うことがポジティブな習慣になります。
子ども部屋には、目線の高さにこうした飾り棚を配してみるのはどうでしょう? 好きなものや飾りたいものを自ら選んで飾れたら、もっと部屋に愛着が湧いてくる! すすんで片付けや掃除をする意識も芽生えます。

興味の幅が広がるワクワクスペース

あきえ先生Check!

興味の幅が広がるワクワクスペース

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興味関心の向かう先がわかる「本」。学ぶ楽しさや知る喜びを感じられるライブラリーに家族それぞれの本を集めて置くことで、自然と興味の幅が広がります。人はインプットしたものからしかアウトプットはできません。家庭内での〝出会い〟も大切なんです。(あきえ先生)

子ども目線3

家事だって家族みんなで。
すすんでお手伝いしたくなるのは?

家族が囲んで調理できるアイランドキッチン。広い調理台で料理を一緒にしたり、お手伝いをしてもらうことは、おままごと以上に食への関心を高めます。どんなに小さくても、「家事に参加できた!」という本物の体験は、喜びとして子どもの記憶に残るはず。
玄関=身支度スペース。玄関そばに手洗いスペースとファミリークローゼットを配して、一時的に踏み台も設置すれば、帰ってきたら、一人で手を洗い、服をかける習慣が身に付きます。ママに手伝ってもらわなくても大丈夫。

一緒にできた!が叶う場所

あきえ先生Check!

一緒にできた!が叶う場所

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キッチンはつい「危ないから入って来ないでね」という空間になりがちです。けれど火の元を別の台にしておけば、安心して子どもと一緒にキッチンに立てますよね。作業台が広いから、家族が並んでも安心して料理ができます。家事に貢献できた成功体験の積み重ねは、自立に繋がる第一歩なんです。(あきえ先生)

対談!
積水ハウス初体験!
咲和希さん×モンテッソーリ教師・あきえ先生

〝子育ち〟がうまくいく
家って?

親子でゴロゴロ、洗濯ものは一緒に。2階にも家族の居どころがあるって最高!
深夜2、3時間ごとに起きることになる産後。寝室でミルクセットが完結したら楽すぎる

「どうぞ」と言ってあげられるキッチンは理想的!

あきえ先生(以下、敬称略)、和希さん(以下、敬称略)
あきえ
娘さんは1歳9カ月。ママのいるキッチンに興味のある頃じゃないですか?
和希
まさにです!危ないからつい「待っててね。あとでね」と、キッチンから追い出そうとしてしまうんですけど。バレンタインにクロワッサンを焼こうと並んでキッチンに立ってみましたが、ハサミとかコンロとかいろんなことに興味を持ってきたから危なくて。このキッチンなら、おおらかに食育ができそうだなって思いました。
あきえ
おっしゃる通り、このキッチンは「待っててね」じゃなくて「どうぞ」と子どもに言ってあげられる場所になっていると思います。危険が排除されている環境で、子どもにここで思いっきりやっていいよ、という場所を作ってあげられることが大切なんですよね。こうしたキッチンがないご家庭でも、子ども用の作業台と椅子を置いてあげることで、子どもの「できた!」の機会を作ってあげられればいいんです。
和希
いいアイデア! 「待っててね」を繰り返してしまった日は、つい罪悪感でいっぱいになってしまうから、逆に「一緒にできた!」という体験ができたら、毎日私自身の心の満足感も増しそうです。

安全を担保しながら生活の中で着実に経験できる

和希
このピットリビング、子どもの成長をずっと見守れるなって思いました。寝返りして、ずり這いして、ハイハイして、伝い歩きをして……。
あきえ
おっしゃる通りだと思います。今の家、とくにマンションだと段差が家の中からどんどん排除されているんです。だから家の中で段差を超えることがほとんどなくなっていて。ここは、安全を担保しながら生活の中で着実に経験できるところがいいですよね。それに、座ってみると、すごく安心しません?
和希
わかります!(笑)
あきえ
なんでもどうぞじゃなくて、〝範囲が決まったどうぞ〟は私たち大人でも安心できると改めて思いました。ここは日当たりも最高だし、寝っ転がっちゃいたい(笑)。よく「子どもの遊びに付き合うのが辛いです」って相談を受けるのですが、エンドレスにそれを楽しめる大人はそうそういないと思います。でもこの空間なら、自然と「場」を共有できるのがいいなと。大人も居心地がいいから、リラックスして寄り添えるんですよね。
和希
子ども目線の居心地のよさを叶えられたら親として理想的。でも大人がリラックスできることも諦めたくないのが正直な気持ちです。娘が何回も同じことを繰り返して見せてくれるのは最高に可愛いけれど(笑)、同じ空間にいながら私も自分の時間を過ごせたら、子育てに向き合う気持ちがもっと前向きになれそうです。
あえて壁で仕切らずに大らかな空間にすることで、家族のコミュニケーションがオープンになり、子どもの自立を促します。安全を確保しつつ、〝自分の好きなようにしていいよ〟という環境を設けることが、子どもの創造力を刺激するようです。
INFORMATION

モンテッソーリな家づくり
子どもがのびのび、自分らしく育ってくれるヒント満載の、積水ハウスの「モンテッソーリな家づくり」についてもっと詳しく知りたくなってきた人は、こちらをチェックしてみて!

撮影/川原崎宣喜 モデル/咲 和希 スタイリング/宮本祐希 ヘア・メーク/KIKKU〈Chrysanthemum〉 取材・文/藤井そのこ
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サテントップス¥19,800パンツ¥14,300カーディガン¥13,200(すべてアルページュストーリー)ピアス¥14,300ネックレス¥13,200バングル¥22,000(すべてjouete)その他/スタイリスト私物
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トップス¥6,500(バナナ・リパブリック)パンツ¥28,600〈アッパーハイツ〉腰に巻いたシャツ¥15,950〈ルミノア〉(ともにゲストリスト)ピアス¥291,500(エネイ/エネイ松屋銀座)エプロン/スタイリスト私物
【対談】
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