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笹川友里さんが改めて気づいた「パリはスポーツ観戦が根付く街」

先日閉会したパリオリンピックに、夫の仕事で帯同していた笹川友里さん。前回のコラムは、7カ月の赤ちゃん連れに便利だったアイテムをご紹介してくれましたが、今回は、オリンピック期間中のパリの街の様子を教えてくれました。

パリの街の中で開催するオリンピック」がコンセプトの今回。多くの会場でまさにその雰囲気を感じることができました。

フェンシングの試合会場だったグランパレは、1900年のパリ万博のために作られたガラス張りの屋根が印象的な建物。パリの名所の一つでもあるこの建物を舞台にした試合は壮観でした! 夏は21時でもまだ明るいパリ。日中も夜も選手が眩しくないように、ガラス張りの屋根に幕を張って、景観を崩さずに上手く工夫をしつつ既存の建物を生かして会場にするアイデアが素晴らしかったです。

 

そのほか、先端がゴールドのコンセプチュアルな塔が中央にそびえ立つコンコルド広場にはアーバンスポーツが集まっていて、スケートボードやBMX、ブレイキンなどの次世代スポーツを観戦する場に様変わりしていました。
素晴らしいアスリート同士の試合とパリの美しい景観が同時に見られるのはまさに今回のオリンピックの醍醐味。それぞれの競技性を活かしながらの会場設計の裏にはたくさんの議論や知恵が生かされているのだろうと街を歩きながら感動してしまいました。

 

そして、街中にも無料で楽しめる子どもがスポーツに触れられる取り組みがたくさん。8区にあるモンソー公園を歩いていると、テニスやフェンシングが体験できるコーナーを発見しました。

パリのシンボルのひとつ、オベリスクの足元やルーブル美術館にも五輪マークが登場し、エッフェル塔には五輪マークがかかるなど、街中がオリンピックムードで特別な景色になっていました。

今回のオリンピックを通して驚いたことがいくつかあったのですが、そのうちの一つが「パリの人たちのスポーツへの熱量」。フランス戦の声援の大きさや応援し慣れていたり声を出し慣れている様子を見て、子どもの頃からスポーツに慣れ親しんでいる文化だということを知りました。街中でもカフェに人が群がっていて、何かあったのかなと思って回り込んでみると、みんなで立ち止まって小さなモニターを見ながら観戦していました。食文化、カフェ文化、ファッションなどの印象が強いフランスですが、スポーツ文化も根強いことを知った今回の滞在でした。

撮影・文/笹川友里

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