1月の最終週は、授乳中のママ必見!母乳の通りをよくする薬膳をご紹介します。食事がおろそかになると母乳の出を左右したり、乳腺炎になりがちだったり…。日々の食事内容には気を遣いたいところですよね。今回の一品はママの身体にやさしくて、冬に食べたいオーブン料理。ぜひお試しください♪
生クリームやタルト型不要!
ほうれん草の豆乳キッシュ
◉材料(グラタン皿1つ分)
ほうれん草 1/2束(100g)
ベーコン 2枚
玉ねぎ 1/4個
〈A〉卵 2個
〈A〉無調整豆乳 1/2カップ
バター 10g
シュレッドチーズ 30g
パイシート 1枚
塩、粗びき黒胡椒 適量
◉作り方
- オーブンは200℃に予熱する。パイシートは袋の表示通りに半解凍し、麺棒で均一にのばす。グラタン皿より少し大きくなったら、皿全面に敷き詰め、飛び出た個所は切り取り、足りない場所にあてる。フォークで全体に穴をあける。キッチンペーパーをかぶせタルト用の重石や耐熱皿で重しをする。200℃で15分焼く。取り出して粗熱をとり、オーブンを再び200℃に予熱する。(焼きたては大変熱いので気を付けてください)
- ほうれん草は3センチ幅に切り10分ほど水にさらし、ザルにあげる。玉ねぎは薄切りにする。ベーコンは1センチ幅に切る。ボウルに〈A〉を合わせよく混ぜる。
- フライパンにバターを熱し、玉ねぎとベーコンを炒める。ほうれん草を加え、全体がしんなりして水分が飛ぶまでしっかり炒める。塩こしょうをして粗熱をとる。
- 〈A〉のボウルに3、シュレッドチーズを加えさっと混ぜる。塩こしょうで味を調える。1に流し入れ、予熱したオーブンで17~20分焼く。竹串を刺して液がつかなければ焼き上がり。
◉今日のポイント
・ベーコンはツナ(1/2缶)に変えてもおいしいです。
・ほうれん草は水にさらし、しっかりと炒めることでシュウ酸のえぐみが和らぎます。
・2回目のオーブンでパイが焦げそうになっていたら、アルミホイルを被せてください。
◉キー食材はこれ!
・豆乳…母乳の通りをよくする
・ほうれん草、卵…血を作る
◎母乳の出をよくするには?
母乳は「血」と「気(体内のエネルギーのもと。押し出す力も含む)」が変化したもの。この両者が不足していると、母乳が生成されずなかなか出にくい状況につながります。そんな血と気どちらも補い、通常たっぷり使う生クリームを豆乳に変えた、身体にも優しい一品です。タルト型も不要の作り方なので、ぜひオーブン料理のおいしい季節にお試しください。
◉齋藤菜々子プロフィール
料理家・国際中医薬膳師。IT企業で営業を経験後、料理家のアシスタントを務め独立。日本中医学院にて中医学を学び国際中医薬膳師を取得。「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材のみを使ったつくりやすいレシピにこだわり、家庭で毎日実践できる薬膳を提案している。東京・自由が丘にて料理教室を主宰。
教室情報はInstagramにて。Instagram@nanako.yakuzen