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申真衣さん「世間の母親像ではなく、『うちの場合は』が子育ての軸!」

申真衣さんがVERYに登場して約5年。さまざまな新しい角度からの物事の見方を披露してくれ、家族のためにと奮闘しがちなママたちも自分軸で生きていい、無理して頑張って、世間の考える〝理想の母親〟になろうとしなくていい、ということを教えてくれました。卒業の節目に、あらためてママたちに伝えたいこととは?

世の中に
合わせることなんかないし、
あれもやってこれもやる
必要なんてない
「うちの場合は」で、生きています

編集部(以下、)読者モデル時代から5年、ファッション企画から実例企画、インタビューなど多岐にわたりご活躍いただきました。読み物企画にも多く出演してもらいましたが、私たちが衝撃を受けたのは、効率的な時間の使い方や物事の取捨選択の潔さ。

 どうやって時間のやりくりをしているんですか? と質問されることは確かに多いのですが、私、自分のこともですが、いわゆる〝ママっぽいこと〟とか〝子どものため〟と言って使う時間の諦めっぷりがすごいかも。私の中では〝無理をしてやること〟は避けたい。USJに連れていった経験から、ディズニーランドに連れていくのは諦めました(笑)。動物園へ行ったのも2回くらい。子どもたちは近所の公園と、たまに行くゲームセンターで十分楽しそう。無理して遠出して、高い入場料を払ったのに、最後は疲れて子どもたちはグズグズ、ママパパはイライラになるより、家族皆が疲れずハッピーなのが一番だって思っているから。

他にも、平日は週3日くらい仕事関係の夜の会食が入ることもありますし、子どもたちのお迎えはシッターさんに依頼。夏休みなど給食がない期間は、お弁当屋さんに手配しています。こう並べると割り切りすぎだと聞こえるかもしれませんが、もちろん家族が一番大事。でも長い時間一緒にいることだけが相手への思いやりだとは思っていないんです。

[申さん]トップス¥49,500 パンツ¥53,900(ともにドゥロワー/ドゥロワー 二子玉川店)ピアス¥2,323,200 ペンダント¥1,386,000 リング¥1,953,600(すべてヴァン クリーフ&アーペル/ヴァン クリーフ&アーペル ル デスク)[子ども]本人私物

 でも、シンマイちゃんは、夜に会食がある日も、一旦お家に帰って、必ず手作りで夕飯を作ってから出かけていますよね? その手をかけること、かけないことの取捨選択の基準とは?

 何でもかんでも簡易にして効率化すべきと思っているわけじゃなくて、やって意味があると私自身が納得できることなら、家族にはやってあげたいなと。子どもたちには「世の中には16、17時終わりが定時のお仕事もある。でもお母さんは今のこのお仕事が面白いんだ」ということはよく伝えています。その上で「お母さん、夕方に一旦帰って来られるけど、また出かけることになると、もっと寂しくなっちゃう? どっちがいい?」と聞いたり、お迎えは月1回なら無理せず行けるから約束したり。家族と相談しながら「うちの場合は」できること、できないことを決めている感じです。

 忙しそうなシンマイちゃんが8時間睡眠を目指していることに、多くの反響がありました。

 睡眠時間っていくらでも削れる気がするけど、心や体を壊したら仕事も成功しないし、楽しく過ごすこともできない。親が無理をして帳尻を合わせるのではなく、家族全員が健やかでいられる持続可能な方法を見つけたいですよね。

 そんなふうに手放すことができるようになったのはいつ頃から?

 第一子出産後に職場復帰したときは私もなんでも完璧にやりたい派でした。外資系証券会社に産後3カ月で復職し、会社の保育所が近くに完備されていたから、仕事の合間に日に5、6回搾乳して母乳を届ける毎日。母乳で育てたいというより、キャリアも諦めないし、子育てだって抜かりなくできるっていうことを証明したかったのかも。誰に対してかわからないけど(笑)。離乳食もきっちり、育児本に書いてあるとおりに頑張っていましたね。でも振り返ってみて〝それって本当に必要だったの?〟っていうことが多くて。一般的に良きと言われている子育て方法もママ像も、自分のライフスタイルや考え方に合っているのか、いちいち疑ってみるのも面白いなと思ったきっかけです。よって、次女は、ほとんど自己流(笑)。

 シンマイちゃんは、いつも一貫して〝いろいろなママがいて自由でいい〟と言っていました。

 3年前、VERYでモデルやってみませんか? と声をかけてもらい、それを快諾した理由も、一般的なママ像とは違う私を通じて、そんなことをお伝えできたらという想いからでした。ただ、いざ表に出る立場になってみると、私流の生き方だけを勧めているように見えてしまっていないか? 今の時代はワーキングマザーこそがカッコいいと提言しているように捉えられていないか?と心配することはありました。これからも、ワーママも専業ママもそれ以外のライフスタイルの人も、インスパイアし合い、励まし合う交差点のような場所がVERYであったらいいなと思うし、もっといろんなママの姿をVERYで見ていきたいです。

ジャケット¥79,200(カオス/カオス丸の内)オールインワン¥72,600(ブリル/ブリル新宿)ピアス¥1,042,800 リング¥2,191,200(ともにブシュロン/ブシュロンクライアントサービス)

撮影/渡辺謙太郎 ヘア・メーク/シバタロウ〈P-cott〉 スタイリング/池田 敬 取材・文/嶺村真由子 編集/城田繭子
*VERY2024年3月号「「ママが全部頑張らなくていい」ってことを、シンマイちゃんが教えてくれた」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。

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