ごちそう続きだったお正月が過ぎて、仕事や学校が始まった今週。体にやさしい食事で調子を整えていきたいですね。
1月は食べ疲れ、消化を助ける薬膳レシピをお届けしています。2週目の今回は、旬の野菜を使った手軽な1品です。冬が旬のかぶは、食べ疲れを解消してくれる強い味方。豆苗も体内の老廃物や毒素を除くデトックス作用があり、今の時期にはぴったりです。火を使わずに簡単に作れるのでぜひお試しください。
◎火なしで簡単常備菜
かぶと豆苗のナムル
◉材料(作りやすい分量)
かぶ 小3個(約180g)
豆苗 1/3株
塩 適量
ごま油 大さじ1
白いりごま 小さじ2
◉つくり方
- かぶは葉を落とし皮をむき、2~3ミリ幅のいちょう切りにする。塩ふたつまみで揉んで10分置き、水気をよく絞る。豆苗は根を落とし、長さを3等分にする。
- すべての材料をさっと和える。塩で味を調える。
◉このレシピのポイント
・かぶは塩もみして余分な水気を出すことで、食べやすく、味がぼやけにくくなります。
◉キー食材はこれ!
・かぶ…消化を助ける
・豆苗…デトックス
◎食べ過ぎてしまったとき ―消化を助け巡りのよい体に!
年末のパーティーや新年の集まりなどでごちそうが多く、1月はなんだか体の重い方も多いのではないでしょうか。今月はそんな「食べ疲れ」を解消するレシピをご紹介します。
◎食べ過ぎるとどうなる?
パワーの源である「食事」は、摂りすぎてしまうと体の中で余分な「熱」または「湿」に変わります。摂ったもののさばききれなかったものが体に停滞するのです。なので、食べ過ぎたあとは吹き出物(熱の表れ)やむくみ(湿の表れ)が多くみられます。
ついつい食べ過ぎてしまった…そんなときは、体を少しクールダウンさせ巡りをよくするような食材を中心にとりましょう。味の濃いものや油ものは熱がこもるので禁物です。
◉齋藤菜々子プロフィール
料理家・国際中医薬膳師。IT企業で営業を経験後、料理家のアシスタントを務め独立。日本中医学院にて中医学を学び国際中医薬膳師を取得。「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材のみを使ったつくりやすいレシピにこだわり、家庭で毎日実践できる薬膳を提案している。東京・自由が丘にて料理教室を主宰。
教室情報はInstagramにて。Instagram@nanako.yakuzen