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東原亜希さんの“夫婦観”「形だけでも一緒にいる、という選択肢はありません」

20代からモデル、結婚、出産、育児、起業、と「生き急いでる」とまで言われた東原亜希さん。40代を迎え、半ば子育てもふくめてすべて軌道に乗せた感さえします。そんな東原さんが読者からの相談にアドバイス。今回は、夫婦関係に関するお悩みに、自身の“夫婦観”も踏まえて答えてもらいました。
(過去の好評インタビュー「ドンマイ人生」はこちらのリンクから読めます!)

\亜希ちゃんに相談/

私たちは30代をどう生きるか!

◎夫への執着心はないけど、
離婚するつもりもない

夫と結婚して10年以上、子ども一人。気は合うのだと思います。ただ夫に対して嫉妬や執着心がまったくありません。もしも夫に恋人がいたら、むしろよかったね、と思うかもしれない。でも、夫が嫌いになったわけではありません。私自身、アプリなどに手を出してはいませんが、そういう展開を想像することはあります。でも、離婚するつもりはまったくありません。(35歳)

形だけでも一緒にいるという
選択肢は私にはありません

どこの夫婦も、多かれ少なかれ、そんなところはあるのでは。私の場合は経済的に自立できているというのがあるから、形だけでも一緒にいるということは、選ばないと思います。子どものために続けないと……という発想もしないかも。でも、なかなかそうはいかないのが現実なのもわかります。

  子どもがいると、離婚できない?

イギリスにいたとき、仲良くしてくださった現地のご家族が4家族くらいいらしたんですが、4家族とも再婚カップルだったんですよ。みんなめっちゃ仲良くて、子どもたちも週末になると、前のパパのところに「行ってくるね」「チュッ」みたいな感じで、みんなハッピー。日本でも、そんな光景が当たり前になったら素敵なのに。経済的理由で我慢するしかないという状況を克服できる制度が整って、嫌いならもちろん、愛がないなら離婚できる選択肢が、女性にも男性にもあればと思います。

  離婚もできる。

そう、一緒にいたいから一緒にいるだけ。将来、子どもたちにも、そうできる経済力を身につけてほしいなって思います。

Aki runs around!

Hawaii

今見返すと、夫なしでよく4人も連れて行ったなぁと自分でも思います。ハワイは小さな子連れで行きやすいし、パスポートをなくしたこともありますが、楽しい思い出ばかり。

profile

東原亜希さん

1982年、神奈川県生まれ。2003年、アサヒビールのキャンペーンガールに。2008年に柔道家 井上康生氏と結婚。翌年に夫とともにスコットランドのエディンバラに留学、現地で長女を出産。2010年に長男を出産、2015年7月に二女・三女となる双子を出産。4人の子育てをしながら、30歳で設立した「家族みんなで楽しめるライフスタイルを提案する」(株)Motherを回し、東京五輪で柔道史上最多のメダル獲得を男子監督として成し遂げた夫を裏から支えた。

イラスト/フクハラミワ
*VERY2024年2月号「東原亜希のドンマイ人生相談!」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。

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