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アートとデザインが交差するモダンなラウンジチェア「PK4」

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フリッツ・ハンセンが展開するポール・ケアホルムのラウンジチェアのコレクションに加わった「PK4」。ひとつのパーツに溶接された7本のスチールパイプと、背もたれと座面に使用した1本のフラッグハリヤード(麻ひも)で構成されたシンプルで美しい佇まいは、実現するのが技術的に難しいアイデアを美しく機能的なオブジェに落とし込むケアホルムの手腕を見事にとらえています。ケアホルムの作品は、建築物であると同時にアートとデザインを融合した家具でもあるのです。
「PK4」は、デンマーク美術工芸学校を卒業したばかりのケアホルムが手がけた最初の作品のひとつ。今回登場した「PK4」には、全体的な構造の改良に加えて、座り心地のよいシートクッションが用意されています。1952年に発表されたデザインに敬意を払いつつ、より快適な座り心地を実現したエレガントで軽やかなチェアです。
また、この夏ポール・ケアホルムのコレクションを集めた展覧会が開催されます。北欧モダンデザインの名匠と謳われたケアホルムの世界をぜひ体感してみてください。
織田コレクション 北欧モダンデザインの名匠

ポール・ケアホルム展
時代を超えたミニマリズム

会期:2024年6月29日(土)~9月16日(月・祝)
会場:パナソニック汐留美術館(東京都港区東新橋1-5-1-4階)
開館時間:午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
休館日:水曜日(夏期休業あり)
主催:パナソニック汐留美術館
学術協力:織田憲嗣(東海大学名誉教授)
会場設計:田根剛(ATTA)
公式web:https://panasonic.co.jp/ew/museum/exhibition/24/240629/pre.html

ポール・ケアホルム(1929〜1980年)

デンマークモダニズムのニューウェーブとも言うべきミニマルな表現を象徴する存在、ケアホルムは、建築素材に強い関心を持ち、なかでもスチールに好奇心を掻き立てられました。1951年、デンマーク美術工芸学校の卒業制作としてデザインしたPK25チェアがフリッツ・ハンセン社の創業者の孫ソーレン・ハンセンの目に留まり、フリッツ・ハンセン社に招かれます。その後、家具メーカーのアイヴィン・コル・クリステンセン社とタッグを組み、パートナー関係は晩年まで続きました。ケアホルムが世を去った後、遺族は「ケアホルム・コレクション」の製造と販売をフリッツ・ハンセン社に委ねました。このコレクションは1951年から1967年にデザインした作品を揃えたもの。今ではアイコンとして知られるPK25のように、フリッツ・ハンセン社とのコラボレーションのきっかけとなった作品も含まれます。

PR・お問合わせ先/フリッツ・ハンセン 東京
☎03-3400-3107

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