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【ママたちのがん体験談】病気との向き合い方、人生観の変化…リアルな声を聞きました

ママが『がん』になったら?子どもは?仕事は?その先の人生を見つめ直さざるを得ない、大きな病気です。今回は、がん経験のあるママたちに、病気発覚から治療の経緯や生活の変化など、今だから話せる本音を伺いました。

ママががんになったから、伝えたいことがあります

自分をもっと抱きしめよう!

【ヘルシーな生活をしていても、がんになるの?】

努力で回避できないのががん。
だからこそやりたいことを
先延ばしにしない

──読者 会社員、11歳女の子のママ 江 冴子さん

撮影/川原崎宣喜

毎年受けていた人間ドックがきっかけで腎臓がんが見つかり一部摘出しました。運動は週3回するし、酒・たばこもやらない健康が自慢だった私。予防も回避方法もないのががんという病気。本当に〝運〟でしかないんだなと思うと、それはそれでショックで。幸い早期で、担当医から「今までどおりの生活をしていいよ」と言ってもらったのですが、これがもし不幸中の幸いになっていなかったら……と思うと人生やり残したことを先延ばしはやめようと思いました。

その1つが、大型犬を飼うこと。娘が巣立って、自分たちが定年した頃でいいと思っていたんです。元々マンション住まいが好きでしたが、犬が買える一軒家を建てて、ゴールデンレトリバーをお迎えしました。がんは自分の努力ではどうにもできないからこそ、完治はしていますが、転移・再発のチェック、それと年1回の人間ドックは引き続ききちんと受けていこうと思っています。

病気がわかるまで&治療の経緯

2020年1月 人間ドックでグレー判定

2020年2月 再検査、引き続きグレー

2020年4月 再検査、引き続きグレー

2020年5月 大きな病院で再検査、ステージ1と診断される

2020年5月末 入院・手術

2020年6月 オンラインで職場復帰

【ママががんになったらどこで弱音を吐くの?】

甘える自分を良しとして
病気のお母さんでもいい、
と思えたら気持ちが楽になりました

──読者 ヨガ・マインドフルネス講師、
6歳女の子のママ 千葉かつらさん

2021年、友人が30代で子宮頸がんに罹患し、毎年年末に受けていた検診を前倒ししたところ、がんが見つかりました。ステージは1。ステージ3、4の方もいるのだから、私が泣いてはいけない。自分からカッコ良く「乳房は全摘でもいいですよ」と毅然と言おうと思っていたところ、がん細胞に広がりが見られたため「全摘しかありません」と医師から言われたとき、初めて怖くなって病院1階のカフェで大泣きしたんです。

そのとき、自分に泣く許可を出したら、随分心が軽くなりました。ステージにかかわらず落ち込んだって当たり前、と。病気に立ち向かうカッコ良さはなくてもいい、と家族や周囲には弱い自分も見せられるように。今は、何かちょっとストレスを感じたり、忙しくてたまたま外食が続くようなことがあるたびに、再発を気にしていたら精神的に厳しいので、不安に支配されるのは勿体ないという考えで再発は気にしすぎないように。再発しないことが私の人生の目標ではないのです。

乳がんが判明する半年前に福岡を旅したとき。これからも娘の成長を見届けたいし、楽しい思い出を作っていきたい。

病気がわかるまで&治療の経緯

2021年6月 区の健康診断受診

2021年7月 健康診断の結果、しこりがあることを告げられ、近くのクリニックを紹介される

2021年7月 紹介されたクリニックで生検

2021年7月半ば 乳がん告知

2021年8月 大学病院の乳腺外科を受診

その後 遺伝子検査やMRI検査

2021年10月 片胸の全摘、同時再建手術

2022年1月 仕事再開

2022年8月 インプラント再建

現在 ホルモン療法中

撮影/木村 敦 ヘア・メーク/KIKKU 取材・文/嶺村真由子
*VERY2023年11月号「ママががんになったから、伝えたいことがあります 自分をもっと抱きしめよう!」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。

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