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今さら聞けない【乳がん検診の基礎知識】頻度は?マンモとエコー両方必要?etc.

ママが『がん』になったら?子どもは?仕事は?完治するケースがずいぶん多くなったけれど、その先の人生を見つめ直さざるを得ない、大きな病気です。乳がん予防はなかなか難しいけれど、早期発見はできるから、検診も、ブレストチェックもちゃんとしたい。今回は、乳腺専門クリニックの医師に「乳がん検診で大切なこと」を聞きました。

ママががんになったから、伝えたいことがあります

自分をもっと抱きしめよう!

乳がん検診の今について
聞いてきました

ピンクリボンブレストケア
クリニック表参道

島田菜穂子先生

女性医師、女性スタッフによる乳腺専門クリニック。土日や、平日も夜8時まで診療してくれる曜日があるのが嬉しい。
住所:東京都渋谷区神宮前4-3-13 2F ☎03-3401-7700 乳がん検診(自費・フルコース) ¥18,000

「VERY世代は人間ドックは
オプションの方が大事です」

私が米国で研修をした20年以上前、驚いたのは米国と日本の一般女性の乳がんに対する関心の違い。現在、ようやく日本でも「ブレスト アウェアネス(胸への関心・気付き)」という言葉が広まりつつありますが、現在もまだ関心は低く、二極化しているようです。きちんと検診を受けている人とそうでない人。間が空くと億劫になるし、怖くなるもの。このペースで受けると決めて、かかりつけ医を作ると前のデータを見ながらお話できるのも利点。人間ドックも良いのですが、多くは働き盛りの男性ターゲットに組まれたもの。30代女性には優先度の低いものも含まれ、婦人科系がオプションになっていることが多いので要チェック。

Q. 検診の頻度は
どれくらいが適切?

A. 1年に1回。自治体の検診は2年に1回ですが、それだと万が一進行が速いタイプのがんだと発見時に進んでいる可能性が。遺伝子検査でがんリスクが高いと診断されたり、女性ホルモン治療をされている方は半年に1回をおすすめしています。

Q. マンモ・エコーどっちも必要?

A. マンモグラフィは微細石灰化、エコーはしこり、それぞれ発見が得意なものが違うんです。高濃度乳房(デンスブレスト)の方はマンモでは見つけ見づらいなど人によって乳房の性質、年齢、出産の有無等でも変わってくるため、最初は自分の乳房について専門医に診てもらうのが良いかと思います。もちろん毎年両方受けておくと安心です。

Q. 何歳から受ければよい?

A. 私は35歳からは必ず受けてほしいと思っています。そして一度受けたから安心ではなく定期的に受けることが大切。

取材・文/嶺村真由子 編集/藤田摩吏子
*VERY2023年11月号「ママががんになったから、伝えたいことがあります 自分をもっと抱きしめよう!」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。

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