敦子さんのたどり着いた「人生を“ママだから”で終わらせない」生き方

2019.10.06

シングルマザーとして5人の子どもを育てながら、助産師という目標に向かって勉強を始めた敦子さん。その理由は「自分の人生を〝ママだから〟で終わらせない」ためでした。ママだから家族が最優先で自分のことは後回し。ママだから自分がやりたいことはできなくても当たり前。と、無意識に自分にブレーキをかけていることはありませんか?ママだから、女だから、男だから……こうあるべき、という思い込みに縛られず、自分自身や子どもと向き合うヒントを伺いました。

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いち「大人」としてお手本になるような生き方をしたい

助産師の勉強を始めたのは、長男に「勉強しなさい」と口で言うだけでなく「ママも勉強するから、一緒にやろう」と言いたかったのも理由のひとつ。子どもだけど親の思い通りにはいかない一個人として歩み始めた彼を見て、子育ての仕方も自分の中の母親像も変わりました。小さい頃は一緒にいる時間を大切にしていたけれど、少し距離をおいて〝どう育てるか〟から〝どう育っていってほしいか〟を考えるようになりました。子どもたちには、どんな場面でも幸せや楽しさを見つけられるようになってほしい。自分の人生に責任を持って楽しんでほしい。そう思った時に、〝ママだから〟といって子どもの成長だけを楽しみに、『子どもの幸せが自分の幸せ』という母親のままでいてはいけない。子どもに「ああしなさい、こうしなさい」と言うのではなく、私自身が自立して自分の人生を楽しむ姿を見せなくては、と思ったんです。5人の母親である私が助産師を目指すことで、子どもたちが大人になった時にも、「~だから」という思い込みで諦めずにどんな状況でもやりたいことをやろうと思えるようになるのではないかと思って。

学校に通うというのは大掛かりですが、小さなことでも、ママが母親をしながらやりたいことをする、そういう背中を見せることが大切だと思っています。今は大変ですが、すべて好きでやっていることなので辛くはありません。子どもたちにも「頑張っているママっていちばん楽しそうだったよね」と思ってもらいたいですね。

子育てはすべてを母親一人で成立させる必要はない

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長男の試験前は「一緒に勉強しよ」と誘って隣に座って勉強しています。普段のレポートは一日の終わりに机に向かうのは覚悟がいるので、都内と行き来する電車の中でスマホで作成。でも、成績はかなり良いほうです(笑)。

30代前半は「ママだから…」家のことは一人でできて当たり前、と自分を追い込んでしまっていた時期もありましたが、4人目を産んで諦めの境地に至ったことで肩の力が抜けました。すべて一人で回そうとしても到底叶わないので、今は割り切って、できる人ができることをやる、という共同生活スタイルをとっています。学校に通い始め、私一人の手では回らなくなったことで、子どもたちのほうから家のことをやってくれるようになりました。夕方、私が帰宅してから洗濯物を取り込むと濡れたり湿ってしまっていてがっかりする姿を見て、早く帰った子が洗濯物を取り込んでくれるようになったり。最近はご飯が炊けていないと「ご飯炊いておこうか?」と電話をくれるようになりました。5歳の末っ子はいちばん時間に余裕があるのでゴミ出しをするなど、それぞれにできること・得意なことをやっています。

もちろん最初からすべてができるわけではないので段階的に教えていくことも大切。次男は野球のユニフォームを自分で洗っているのですが、一人でできるようになるまでは1年かかりました。まずは帰って来たら風呂場に直行させるところからスタートして、ユニフォームをウタマロ石けんで下洗いする、洗濯機に入れる。次は洗濯機のボタンを押す、洗い終わったら干す、と徐々に教えました。たまに下洗いをしないで汚れがきちんと落ちていなかったりすると「ほらね」と、サボると自分に返ってくることを教えています。

子どもたちが疲れてできない日もありますが、私だってできない時はお願いすることもあるのでお互い様。私がサポートすることもありますが、食器洗いなら長男ができない日は次男や三男がやったりと兄弟間でうまく回しているようです。アメとムチではないですが、すべてに手が回らなくても「きちんと見ているよ」と伝えることも大事だと思っています。次男が初めてユニフォームを一人で洗えるようになった時はありがとうの気持ちをこめて好物のメロンパンを作ったり。ヒットやホームランを打つとオムライスを作ってあげるのですが、本人もそれを楽しみに頑張っているようです。

あつこ 1978年生まれ、鎌倉市在住。大学生の時JJでモデルデビューし、26歳で結婚・出産後、VERYモデルとして復帰。現在はCMや広告などでも活躍中。中3の長男、小6の次男、小4の男女の双子、5歳の四男の5児の母。長男の中学校入学&四男の入園をきっかけに、助産師を目指して看護学校に通い始める。

撮影/花盛友里 ヘア・メーク/サユリ<nude.> 取材・原文/増田奈津子 編集/湯本紘子

*VERY2019年9月号「5歳から15歳まで5人を育てつつ、自分の夢である助産師目指して学生に! 敦子さんの脱“ママだから”論」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。

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